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肺がん(4段階)について
70歳の義理父が7月に肺がんと診断されました。 その時点で、癌のステージは、4段階で、また、脳に転移をしているとのことでした。そこで、まず、脳の癌の治療をするために、別の病院に入院して、ガンマナイフの治療を受けました。 そして、もとの病院(医大)に戻ったのですが、主治医に今の時点で、肺の手術は不可能と言われました。 現在2週間の予定で、点滴治療のため入院しています。退院後は、外来で治療をするとのことです。 父の様子は、食欲が無く、咳もしていて、声もかすれ気味です。身体が痛かったり、下痢をしたりとそういう症状です。 このような状態で、退院をして、外来で何とかなるものでしょうか? 家族の中では、ホスピスのある病院についても選択肢の一つに入れている状態です。父にもホスピスについては話をしています。納得しているかどうかは別ですが。 癌の進行については、人によって様々であると思いますが、父はこれからどのようになっていくのでしょうか?教えてください。
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ご心配のことと思います。 私の父も8年前に肺癌で亡くなりました。私は医療関係者ではありませんので、あくまでも「私の父の場合は」ということで、お読み下さい。 父の肺癌も、同じく脳に転移し、部位が悪かったため手術ができませんでした。また、放射線の治療も源発部(そこから発生した癌)ではないので、老齢の父の負担になるだけだから、という理由でしませんでした。 その時の医師の説明によると ・肺癌にも色々な種類があって、父の癌は治りにくい(事実上治らない)けれど、一度は抗ガン剤が劇的に効くタイプ ・老齢の癌は、進行が遅いので、若い人のように急激に悪くなることは無い ・転移した脳の部位によって、運動機能や言語機能などに障害が出る可能性がある とのことでした。 父は、医師の説明通り、抗ガン剤の治療で約4ヶ月後に一度退院しました (もちろん、頭髪は抜け落ちてしまいましたが)。自宅療養だったのですが、医師の説明通り、自宅では本当に元気になり旅行にも出かけられるほどでした。この期間が約4ヶ月。 ある日、突然足が動かなくなり、転倒してそのまま再入院しました。転移した癌が、足の神経を圧迫して動かなくなった、との説明でした。一度だけ、墓参りのために、車椅子で日帰り退院しました。 その後は病院暮らしだったのですが、肺癌は死ぬ直前まで意識がしっかりしているようです。死ぬ一週間前に「外の空気を吸いたい」ということで、私が車椅子で玄関まで父を連れて行ったことを記憶しています。その時の会話は一生忘れません。 食欲が亡くなり、苦痛を訴えるようになったのが死ぬ3日前。その時点で医師は、家族に対して「苦痛を感じないように眠らせて良いですか」と尋ねました。後から考えるとモルヒネを使ったのではないかと思います。了解すると、父はその日から死ぬまで一度も目を覚ますことがありませんでした。 再入院から、約一ヶ月半で父は亡くなりました。結局最初に入院してから父が死ぬまで10ヶ月くらいだったでしょうか。最初の医師の話よりも、6ヶ月くらい長生きをしてくれた(医師は見通しはシビアに話すらしい)こと、あまり苦痛を訴えずにいてくれたことが家族としては救いでした。 こういう言い方は不遜かもしれませんが、看病をした家族の気持ちとしては、近い将来死ぬことがはっきりしている分、全力で看病できるということはあります。実は、私の祖母は長生きだったのですが、最後はボケて介護が大変でした。いつ終わるか分からないサポートは、周囲にとっては精神的にとても辛いものがあります。 父の場合は、私達家族も、全力で看病ができたのではと思っています。
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- TAKEUSA
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肺癌stageIVに関する治療・予後ならネットでたくさん有ります。国立がんセンターも詳しいですよ。厳しいのが現状です。 確かに保険給付を通じて入院期間短縮の傾向に有ると思います。特に大学は多くの患者さんが待っておられるので厳格にせざるを得ません。 しかし本当に入院が必要なほど体調が悪いのでしょうか。 現在化学療法をされていると言うことですね。で、その段階で体調が「入院」が必要なほど悪いとは通常考えられません。その様な場合、化学治療は延期されるべきです。だから医療側の判断としては治療に耐えうる体調であり、今回はケモ導入目的及び病気に対して理解を深める目的の入院では無いでしょうか。 「外来だけの治療では難しい」と感じる問題は何でしょうか? 確かに大学なら外来通院・ケモも一苦労でしょう。しかし、病院に何を求めるのでしょうか?化学治療でしょうか、補助治療でしょうか、緩和治療でしょうか。或いは仕事の都合等、介助者問題で社会的要素が強い入院をご希望でしょうか?ホスピスを考えると有りますが、緩和すべきコントロール不良の癌性疼痛や精神問題を抱えておられるのでしょうか?少なくとも化学治療後の選択です。不安のあまり漠然と「入院」に安堵感を求めておられるのでなりませんか。限られた時間を何にさくかと言う重要な場面と思います。 問題を共有できなければ主治医もきっと対策が打ち出せないと思いますし、初めから理解している人なんていません。希望や問題を整理したうえで主治医と相談する事をお勧めします。
お礼
専門的なご意見ありがとうございます。 あれから、義理父の容態も変化し、2週間の入院予定が、 引き続き、経過観察となっているようです。 今のところ退院の予定はありません。 3週間前と比べて確実に、弱ってきている父を見て、 家族としてどうすれべきか、 しっかりと考えなくてはいけないと思いました。 ありがとうございました。
- riffy13
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こんにちは。呼吸器内科医です。 以前は肺癌を主に診療していました。 通常、遠隔転移(肺以外の離れた臓器に転移)している場合は、手術適応となりません。 肺を切ったからといって、転移しているものはどうにもなりませんし、却って体力を奪ってしまうだけです。 肺癌で手術できるのは、少数です。 診療報酬制度がかわり、国の方針もころころかわり、長期入院は病院側にとって収入を減らす要因となるようになりました。 お父様のように、あきらかに体調が悪く、点滴などが必要であっても、退院させなければならないのがいまの病院のシステムです。 療養型の病院を探すか、ホスピスを探すか、というのも選択肢の一つです。 また、在宅で看病しながら、訪問診療してくれる病院を探すというのもあるでしょう。 わたくしは、在宅で過ごされているがん患者さんを週に2~3回見回り、痛みに対するケアをしたり、点滴をしたりして、最後まで看取るというケースを何度も経験しています。家族の負担も大きいので、それなりの覚悟は必要でしょうが。 お父様のケースでは、脳に転移しているということですから、一度γナイフで切っても、また再発する可能性が高いと思います。 いまの病院と、今後の方針についてよく相談された方がよいでしょう。
お礼
ありがとうございました。 専門の先生のお話を聞く事ができてよかったです。 「診療報酬制度がかわり、国の方針もころころかわり、長期入院は病院側にとって収入を減らす要因となるようになりました。お父様のように、あきらかに体調が悪く、点滴などが必要であっても、退院させなければならないのがいまの病院のシステムです。」 外来にするということの意味を理解しました。 なかなか今の日本は厳しいですね。 今の父の状態を見ていると、外来だけの治療は難しいと思います。 ホスピスの方向で考えて生きたいと思います。 ありがとうございました。
お礼
早速ありがとうございました。 お父様の闘病生活を詳しく教えてくださりありがとうございました。 肺がんにもいろいろな種類があり、また症状も一人ひとり違うのだなということが、よく分かりました。 hukuponlogさんのように、全力で看病をしていかなければならないと、 思いました。 肺がんは最後はなかり苦しいと聞いていました。苦しい思いはさせたくない、というのが今の気持ちです。 ありがとうございました。