アポトーシスは不必要になった細胞やガンになったりウイルスに侵された細胞が免疫の刺激や自発的な要素によって自壊することです。細胞内の加水分解酵素によって周囲に迷惑をかけないように細かく断片化しながら崩壊していきます。
残骸は体外に排出されたり大食細胞によって食べられたりします。
ネクローシスは外部からの衝撃や熱、毒、栄養や酸素不足などによって細胞が死んだり物理的に壊れることです。細胞はだいたいの場合、膨張して内部物質をまきちらしながら崩壊していきます。結果、周りに細胞内の酵素をばらまいたりして周りの細胞に被害を出します。
生物の死、とは、個体を維持している生命活動が不可逆的に停止することです。
ぶっちゃけアポトーシスはあんまり関係ないです。
ネクローシスは、個体が死ねば細胞の生命を維持するシステムもなくなるので、死んだ個体の残った細胞はネクローシスすると言えるでしょうね。
人間であれば、脳機能が停止すればほぼ死んだと言っていいでしょう。
細胞レベルで培養できなくもないですが、それを生きていると言えるかは科学というよりは哲学か政治の問題ですね。
基本的には呼吸と心臓が停止すれば全身の細胞に酸素と栄養が行きわたらなくなり、細胞はネクローシスを起こすでしょう
ただ、これはネクローシスのせいで死んだというよりは、死んだからネクローシスが起こった、というべきですね。
アポトーシスもネクローシスも細胞レベルの死であって、個体の死とは別問題ですので、これらを一般的な死の原因と絡めるのは無理があると思います。
まあ、アポトーシスがきちんと起きないせいで癌になって死んだとかネクローシスのせいで炎症が起きて死に至った、とかならあるかもしれませんが。
お礼
解決しました 詳しい回答、本当にありがとうございますー