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高力ボルトを引張接合で使用しているのですが
高力ボルトを引張接合で使用しているのですが 屋外設置構造物により雨天時の施工があります。 上記の環境の場合、ボルトに関して施工を行えばよいのでしょうか。 雨によってトルク管理が出来ないと聞いています。 雨によりトルク値などを補正するのでしょうか? 補正する計算式などがあれば教えていただきたいと思います
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私も締め付けトルクの設定では、悩んだことがあり、調べてみました。 この締め付けトルク、調べれば調べるほど素人には難解な公式が出てきます。 JISでは、ナットとねじのはめ合わせ面の摩擦係数、ナットのあたり面の摩擦係数なども設定しなければなりません。 どの数値を使用すれば良いかも分かりませんし、これでは難解なので、ユンカーという方が推奨する締め付け係数というのを使用しました。 これによるとトルクレンチ使用時に、潤滑油有りで1.4、潤滑油無しで1.8となっています。 これらの差は、潤滑油有りは、無しの0.778倍です。 当初の締め付けトルク設定時の計算が、潤滑油無しで計算されていれば、この数値を掛けて低目(ちょっと弱くなりすぎる気もしますが)にして良い事になります。 しかし当初が、潤滑油有りで設定されていた場合、今までの締め付けが間違っていた事になります。 この締め付けトルクでの管理は、最近では当たり前でどこでもうるさく言われますが、実は締め付け時のトルク値にかなり幅があり、確実なものではないそうです。 レンチの締め付けスピードによっても、摩擦係数が大幅に変わってしまう事が問題のようです。 加えて、中には締め付け確認といって規定トルクで締めた後、もう一度規定トルクで締める人もいます。 実はこれ、締め付け過ぎとなり、本当は良くないそうです。 きっちりやるなら、少し手前のトルクで締め、その後規定トルクで増し締めする方法が良いようです。 一応、私の知る範囲で説明しましたが、あまり気を使いすぎると作業員を混乱させます。 私の場合は、天候問わず当初の設定値を使用した事を付け加えさせてもらいます。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 この梅雨の時期に入り雨が降るが工程も伸ばせない。 四苦八苦した状態ですがいただいた回答などを参考に なんとかして行きます。 ありがとうございました