>例えば土地測量などは工業用なのでしょうか?ラボ用計測器なのでしょうか?
測地関係は基本的に計測器に分類しないですね。基本的に角度を測るのが本来の測量だから?
暇だから基礎知識を書いておきます。
世界のプラント(プロセス系、化学工業や発電所等)の計測、制御システムは以下の6社がシェア10%以上(金額ベース)であり、この6社を「ビッグ6(シックス)」といいます。この6社で世界の85%のシェアを握っています。この業界に就職したいのなら要暗記です。ちなみにプラントの建設そのものは日揮等の別の企業です。企業の業績が世界経済の状態に大きな影響を受けるのが特徴です。
ABB(スイス)
ハネウェル(Honeywell)(米国)
インベンシス(Invensys)(英国)
エマソン(Emerson)(米国)
シーメンス(Siemens )(独国)
横河電機(日本)
工場萌え!
ソフトウェアを武器に世界の舞台で活躍したいのであれば現状はこのビッグ6に就職しない限り無理!どの企業にも日本人のエンジニアがいますから、能力と熱意があればどこでも就職可能でしょう。
それで、現在の話題は
ソフトウェアセンサー
です。これは、複数の計測器の計測値と化学のモデリングから「実際に測定していない物質」の生産量とかをソフトウェアでリアルタイムで算出するシステムの事で高度なテクノロジーが要求されます。化学モデルの正確さ、計測データの正確さ、ソフトウェアの演算の正確さの3つが揃っていないと実現できません。
>ラボ用計測器に興味があるような気がします。
ラボ用の計測器は、上記のようなプラント系企業とまったく異なり、中小のメーカーがひしめいています。日本では島津製作所とか有名ですよね。ニッチな分野も多いので、従業員が30人程度で世界シェア50%以上だったりします。電子計測は比較的大きな企業が多く、アジレント、テクトロニクス等が有名です。
こういう業界に就職するためには、パソコンの前に座っていても駄目なのでとにかく展示会へ行くことです。
フォーマ(食品機械工業展)は終わってしまったので、秋の計測展(大阪)、分析展、科学機器展にでもいってみることをお勧めします。小さい企業が「こんなの計るの?」みたいな感じでいっぱい出展していますから、興味があれば話を聞いて名刺を置いてくればいいのです。学生だと言えば、会社案内ももらえるでしょう。名刺はケント紙を買ってきて、インクジェットプリンタで好きなようにつくればOKです、学生だから。
お礼
詳しい回答ありがとうございました。 とても参考になりました。 計測展とかに行ってみます。