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容量百分率の定義
アルコール等の水溶液の濃度を表すのに、容量百分率が多用されます。単位表記としては、Vol%やv/v%ですが、実際に実験をされている方にその定義を確認すると、例えば50Vol%は(温度は一定とすると)、 1.混合前の容積比であるから、アルコール50mlに水50mlを加えたもの(混合後の溶液体積は100mlより少なくなる)。 2.溶液中の物質の体積含量であるから、アルコール50mlに水を加え混合後の溶液体積を100mlとしたもの。 の2通りの回答がありました。 中学や高校の化学の教科書には、容量百分率の定義は載っていませんし、化学便覧にもその定義は無かったように思います。 容量百分率の正しい定義を教えて下さい。
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化学用語辞典では2の方法が書かれているそうです。 参考URLでは1の方法は○:○で、2の方法は%での表記を提案しています。
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- kikero
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kikeroです。 #1のbokewoさんのコメントへ >「私の解釈」とありますが、これは何かの”文献”等の「定義」に対する「解釈」でしょうか? 私の周りの人に聞いても、1の人は結構居ます。kikeroさんの周りの方々はいかがでしょう? 普通の人々は、異種化合物を混合すると元の体積の合計にならない事に思い至らないので、単純に考えるのだと思います。 化学屋だと、混合後の体積を考えないと後の操作の辻褄が合わなくなるので、身に染み付いてしまった常識なのでしょう。 私の周りで1と言う人は皆無だと思います。 【メスフラスコが、この常識を広めた】
お礼
返答ありがとうございます。 私の周りの人は、残念ながら普通の人々ではなく化学実験関係者です。こういう基礎的なことを、他の人に聞いて確認することはほとんどないので、勘違いしている人もいると思います。中学、高校ではっきり教えればと思うのですが、、、。
- rei00
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既に回答がありますが,未だ指摘されていない様ですので簡単に追加します。 > アルコール等の水溶液の濃度を表すのに、 「水溶液の濃度を表すのに」って事を忘れてられませんか。「化学辞典」(東京化学同人)によると,「濃度」とは『物質中にある成分が存在する割合』です。今の場合,では次の様になるでしょう。 物 質:水溶液 ある成分:アルコール等 割 合:ある成分の量(体積)/物質の量(体積) いかがですか,1では「濃度」になりませんね。他の方と同じく,私も2だと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 「濃度」の定義から解釈すれば、確かに仰るとおりですね。混乱の原因は、やはり「v/v」という表示でしょうか。また、濃度表示には「w/v」と言うものもありますが、これは「濃度」の定義からは解釈は難しいと思います。やはり「v/v」[w/v」「w/w」個々の”定義”と”手順”の併記が望ましいのではないでしょうか。 それと、実際の実験では質量%よりも容量%の方を主に用いると思うのですが、何故、中学や高校の教科書にその定義がきちんと載っていないのでしょうか? 私は、中学の時に1を”定義”として習いました。#2の参考URLをみても相当数の人が1ではないでしょうか。 また、私の周りは1が7人、2が1人です(化学実験関係者)。これって問題ですよね。 また、この定義は世界共通なんでしょうか、地震のマグニチュードみたいに日本だけ違っているとか?
- kikero
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私の解釈では、2です。 実験の操作を考えると解かります。 何かを一定量量り採って、或る体積まで溶媒で希釈するのが、一般的なやり方です。 1のやりかただと、体積%ではなく、(1+2)という風に、混ぜる前の体積の比率で表します。 よく出て来るのが、「 (1+2)硫酸 」などです。 これは、(1:2)と表記する場合も有ります。
お礼
回答ありがとうございます。 「私の解釈」とありますが、これは何かの”文献”等の「定義」に対する「解釈」でしょうか?”文献名が分かればありがたいのですが、、、。 また、中学、高校ではどのように習いましたか?私は中学の時に、1で習いました。教科書には載っていませんが、参考書の中には、参考知識として容量百分率の事が載っているものがあり、本によってまちまちでした。 私の周りの人に聞いても、1の人は結構居ます。kikeroさんの周りの方々はいかがでしょう?
お礼
回答ありがとうございます。 紹介頂いた参考URLは、正に私の抱いていた問題点そのものです。 「化学用語辞典」に”定義”が載っているのですね。 混乱の原因は、v/v%の「/」を「:」の意味で、また分母のvを「溶液量」ではなく「水の量」と解釈している人が多いと言う事でしょうか。”定義”のみならず”手順”の併記が必要ですね。でも、中学、高校の教科書に載っていないのは何故なんでしょう?