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魚雷について
魚雷について 最近韓国の哨戒艇が魚雷で沈んだということが話題になっていますが、 魚雷について、疑問な点があります。 昔の戦艦は、同クラスの戦艦の主砲でも打ちぬけない装甲を持つように設計されていたと聞いています。 主砲は1トンクラスの弾丸がマッハのスピードで当たります。 その威力で打ち抜けない装甲が、1.5トンくらいあるにせよせいぜい40ノットくらいのスピードの魚雷で打ち抜かれるとは、思えません。 なぜ、スピードの遅い魚雷で装甲を打ち抜けたのでしょうか?
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こんにちは > 昔の戦艦は、同クラスの戦艦の主砲でも打ちぬけない装甲を持つよう > に設計されていたと聞いています。 > なぜ、スピードの遅い魚雷で装甲を打ち抜けたのでしょうか? えっと、"昔の戦艦"ってことですが、あんまり大昔の話は解らないんで、 (^^ゞ WWII当時の魚雷や戦艦、という前提にて回答いたします。 で、答えは「流石にWWII当時の戦艦クラスのフネには、魚雷でもそう 簡単には、その装甲は打ち抜けないでしょう」と、なりましょうか。 空気中で爆発する爆弾とは違い、魚雷(機雷)は、水中で爆発しますの で、装甲を打ち抜く源はその爆発による衝撃波(圧力波)のみ、となり ます。(破片効果とかは ほとんど期待できません) これは今も昔も変わりません。 ただ、WWII当時の魚雷は"触発信管"方式がほとんどでしたので、発射後、 水上艦艇の喫水下の主に舷側外装に接触し、そこではじめて起爆する、 というシーケンスであったと思われます。 その衝撃波により強烈な力が外装に加わり、その装甲版に一時的に"たわ み、歪み"が生じます。 その歪みが小さいうちはまだしも、度重なる被雷により、その範囲が大 きく広範囲になってきた場合には、必ずどこかに"破口"が生じ、そこ から"浸水"が始まります。 当然水中ですから圧力は常時かかっていますし、ましてや戦闘行動中で 高速に機動している場合は尚のことその被害が大きくなりがちです。 さて、戦艦の場合は、船体喫水下の外装の外側にさらにバルジという出っ 張り部分を設けたり、船体内の水密区画を細かく仕切ったりと、いわゆる "水中防御"が他のフネに比べて、かなりしっかりと作っているのが特長 です。従って前述のような浸水にも(他のフネに比べると)はるかに耐性 が高いとはいうものの、流石にフネ全体を均一に防御するまでには至らず (あまり全体にわたってやり過ぎると、とてつもなく"クソ重たい"フネに なってしまうので・・・) 艦の機関や戦闘を司る重要部(バイタルパート)以外では、どうしても 防御力の弱い部分が生まれてしまいます。 はじめは その"弱い"部分から浸水が始まり、暫くはなんとか耐えている ものの、そのうち他の攻撃(爆撃など)により、艦の各部に衝撃が加わり はじめると、前述のような たわみ、歪みが 重要部にも浸食しだし、ある 時点でそれが破綻すると、重要区画への浸水が一挙に進み、艦の運命が 決まってしまうのでは、と思われます。 WWII当時の戦艦などの大型艦は、このような経緯で撃沈に至るケースが 多いかったのではないでしょうか。
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- char2nd
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まず、今回の件については本当に魚雷かどうかはまだはっきりしていませんが、仮にそうだったとしても魚雷が艦船の装甲を打ち破ってその内部で爆発したわけではないです。 今の魚雷は艦船の近くで近接信管により起爆します。そのとき発生する衝撃波(バブルパルス)により船の船底部を破壊します。場所によっては竜骨とよばれるいわば船の背骨に当たる部分を破壊することもあり、そうなると船は自重を支えることが出来なくなって、あっという間に船体が折れ曲がってしまいます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%AB%E3%82%B9 もちろん、直撃してもそれなりの破壊力はあります。ミサイルや砲弾などと違って、搭載される火薬の量が多いからです。
お礼
ありがとうございました。
- 雪中庵(@psytex)
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1.魚雷は、速度で貫通するのではなく、爆発で破壊します。 (磁気感知で、艦底を通過しただけで爆発する信管もある。 ちなみに砲弾にも、おっしゃるような徹甲弾もあれば、 爆発で破壊する榴弾もあります) 2.哨戒艇や駆逐艦は、速度が命であり、艦体全部を装甲して 深い喫水でトロトロ航行するのでは意味がない。 (いわば軽装甲で高速性を優先した消耗品)
お礼
ありがとうございました。
- nebnab
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現在の軍艦は昔の戦艦と違って、装甲はありません。ブリキ缶みたいなものです。 哨戒艇クラスの軍艦にいたっては、昔から装甲はありません。 なので、魚雷が当たれば沈むのは当然です。 なお、昔の戦艦でも、装甲が分厚かったのは喫水線より上だけです。 喫水線より下は水中であり、水が防弾の役割を果たすので分厚い装甲は施されませんでした。 なので戦艦大和も武蔵も魚雷で沈没しています。
補足
ありがとうございました。 戦艦「土佐」の実験で水中弾の威力があることがわかったので、 当然、水中も強力な装甲が施してあると思っていました。
お礼
ありがとうございました。