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日本の借金が800兆以上ということがよく言われていますが、この前朝まで
日本の借金が800兆以上ということがよく言われていますが、この前朝まで生テレビで、負債は確かに800兆だが、政府もマスコミも資産の額について語られておらず、実質の借金は300兆ぐらいというようなことが論じられていました。 これはほんとうなのでしょうか? 何故政府やマスコミは正確な数値をださないのでしょうか?
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補足します。 > 明らかに貸借対照表の負債の部だけ捉えた説明はおかしいと思うのですが、専門家ですら資産についての言及をせずに、この数字を前提に論を展開するのが未だに不思議でしょうがありません。 政府の資産の大部分は固定資産、つまり道路などであって、換金可能性はほとんどありません。例えば今年3月末時点では、資産総額246兆円のうち、161兆円が有形固定資産です。 また他の資産についても、換金可能性などに乏しいか、或いは使うことが適当ではない(例えば外貨準備金など)ものが少なくなく、国債・公債の総額で議論するほうがまだ誤解が少ない、という考え方はそれほどおかしなものではありません。 もう一つ付け加えれば、企業が倒産した時などは負債総額のみが示されます。これは、結局のところ倒産した場合に、他社に対する影響力は負債の大きさで大体は分かるからです。国に対しても同じような感覚なのかもしれませんね。 いずれにせよ、問題の大部分は800兆円という額ではなく、そこに対して支払わなければならない利子です。例えば全部が利子ゼロであれば、800兆円の数倍であっても、財政的な問題はほとんどありませんが、100兆円でも歳入を超える額の利子支払いをしなければならないとすればそれは大問題になります。 この意味でいえば、資産の裏付けがあるかどうかについてはそれほど問題ではありません。 もっとも、テレビのコメンテーター氏がどのような考えで資産について考慮していないかについては、全く分かりません。案外不勉強というのが近いように思います。
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- 織田 信長(@id_system)
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もう定説化してしまっているからでしょう。 事実であろうと間違っていようと、定説化してしまうと大多数の人にとっては それが事実となって、そこから先は思考停止状態になります。 多くのマスコミ人が債務の額だけを見て驚き、あとは思考停止してその債務を積み上げた人は誰だと犯人探しをして、それをやった方が商売が上手く回るという流れでしょう。マスコミや世間というのはそういうものです。 例えばバブル崩壊後失われた10年などといわれていましたが、1992年時点で宮沢喜一などは早期の不良債権処理が必要として金融機関への公的資金注入を発言しています、が、その時はマスコミを中心に「銀行だけを国民の税金をつかって救済するなど言語道断」といった大バッシングが起こり、結果金融機関への公的資金注入はタブーになってしまいました。その後、金融危機へと至った98年まで早期の資金注入による金融機関の健全化というのは行われない事態となり、日本経済の傷は深いものとなりました。 まぁ結果論ですが。マスコミや国民の多数派論や定説がとんでもない間違いを言っている事は よくある事 という話ですね。 人間そんなに合理的じゃないし、集団心理からの熱狂や感情論はよく間違いを吹聴するという事です。
お礼
おっしゃる通りです。 だから私もこの話を聞いた時は、おどろきました。 田原宗一郎もおどろいてました(w まあ、驚いたフリでしょうが) まさにマスコミの言う数字を鵜呑みにして、思考停止していた事に驚愕したのです。 800兆でも300兆でも大変なのは変わらないから、いちいち前提の数字の説明は必要ないということなのか… にしても、この話を聞いてから、「国の借金800兆、どうなるニッポン」みたいな番組がいまだに平然と放送されているのを見ると、内容の確証自体に疑問を感じるし、全ての政治経済についてこのようなことがまかり通っている可能性を考えると、私みたいなメディアから情報を得るしかない一般人は、何を信用したらいいのか… 正直、それぐらいガッカリしてます。
- at9_am
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> これはほんとうなのでしょうか? 本当です。 今のところ今年3月末時点は政府のみしかできておらず、連結したものはまだ出されていませんが、昨年3月末時点での連結財務諸表を見ることができます。 http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/fstop.htm 財務諸表のうち、貸借対照表の右側、負債の部の下が純資産であり、一昨年度末で262兆円のマイナスということになります。政府単体ということであれば、昨年度末で349兆円、一昨年度末で335兆円のマイナスです。 > 何故政府やマスコミは正確な数値をださないのでしょうか? データの出所は財務省ですから、政府は出しています。 マスコミは、不勉強なのか出さないほうが売れるのか、その辺はよくわかりません。
お礼
有難うございました。 昨今ギリシャの財政不安で、有識者が日本の財政状態との比較を説明する番組もありますが、いずれも前提となる数値はやはり800兆です。 明らかに貸借対照表の負債の部だけ捉えた説明はおかしいと思うのですが、専門家ですら資産についての言及をせずに、この数字を前提に論を展開するのが未だに不思議でしょうがありません。
- askaaska
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普通に公開されています。 http://www.mof.go.jp/1c020.htm
- t_nojiri
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>何故政府やマスコミは正確な数値をださないのでしょうか? 日々変化している、予算、決算で変化するから。 ちなみに、 http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/syukei.htm で、予算、決算は発表されてるので数値は出てるんじゃないの?
お礼
補足有難うございました。 確かに道路などの資産は、割合が高いが換金可能性は低いでしょうが、外貨準備などは国家財政が破綻するかどうかの瀬戸際では議論の余地があると思います。 というように、財政の議論では資産における議論もあるべきですよね。 一般人の殆どは800兆という数字だけにおののいて、厭世的になっている様な気がします。 抽象的ですが、これってすごく国にとってマイナスな状況だと思います。 私はこうした皆さんの意見を聞けただけでもよかったですが。