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鳩山首相が「抑止力ない」と考えた根拠はなんだったのでしょうか。

鳩山首相が「抑止力ない」と考えた根拠はなんだったのでしょうか。 (正確には沖縄に海兵隊が駐留する根拠にはならない。) 鳩山首相は海兵隊は必ずしも沖縄に必要ない (=なぜならほとんど抑止力ないから)と思っていたそうですが、 訪問先の沖縄で海兵隊が重要な抑止力を担っていることを認められたようです。 日本の安全保障上。 ご本人は勉強不足だったと言われておりますが、 彼の認識の、どの部分がどのように変化したのでしょうか? たとえば国会答弁ではどのような論理を展開していたのでしょうか? 要約していただけると助かります。 よろしくお願い致します。

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  • mk57pvls
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回答No.3

こんにちは 自民党時代の鳩山さんの日米安保に関する見識は預かりしりませんが、 自民党を離党し、新党さきがけを経て、民主党(旧 民主党です)を結党 してほどなく、確か菅さん達と一緒に沖縄に訪問した97年当時。 「現時点で沖縄から第3海兵師団をグアム、ハワイに移転してもアジア 太平洋の安保は守れる」と述べ、さらに「憲法の枠内で協力し得ること を考えるが、海兵隊が沖縄に常時駐留する必要性はない」と述べ、同党 が掲げる「常駐なき安保」を実現する上でも、協力できる範囲の線引き、 明確化が必要」と述べていました。 この(有名な)"常駐無き日米安保"構想(?)では、在沖海兵隊の抑止力に ついて否定する、というよりは「常駐せずとも(運用やらを工夫すれば) 抑止力は保持されるのでは?」と考えていたようにも思われます。 ただ、この発言も その約半年程前に(当時の)太田沖縄県知事が、ほぼ 同じ主旨の発言をしていましたので、完全なる"持論"ということでも無さ そうですが・・・。(苦笑 その後 民主党の旧マニフェスト(2005年当時)、沖縄ビジョン(2008年) などの党の政策方針でも、また国会での答弁や記者会見などでも、沖縄の 基地負担の軽減(いわゆる県外移転)については都度発言しているものの、 抑止力そのものについての言及は記憶がありません。 むしろ、昨年の12月のとあるメディアとのインタビューでは、普天間の 移設先について「現実の中で考えれば、抑止力の観点から見てグアムに 普天間のすべてを移設させることは無理がある」と述べるなど、むしろ 抑止力を認めていると思わしき発言をしていました。 さて、先日の(沖縄での)記者会見では 「その当時、海兵隊の存在というもの、そのものを取り上げれば、必ず しも抑止力として、沖縄に存在しなければならない理由にはならないと 思っていました。ただ、このことを学べば学ぶにつけて、全体の中での 海兵隊の役割というものを考えたときに、それがすべて連携をしている と、その中での抑止力というものが維持できるんだという思いに至った ところでございます。 それを浅かったと言われれば、あるいは、その通りかもしれませんが」 って答えており、確かその後(本件に関する)記者とのやりとりもあまり なく、例によって"単語だけがひとり歩きしてしまった"感もなくはありません。 前述の様なこれまでの発言からすると、在沖海兵隊には抑止力が無い、 というよりは・・・ 「海兵隊という どちらかと言えば"防御よりも攻撃"に特化している戦力 を、我が国の防衛を主たる目的として、現在及び今後も沖縄に駐留させて おく、という選択が はたして我が国にとっての最適解であるとは思って いなかった」と言いたかったようにも思います。 まぁかなり好意的過ぎる解釈かもしれまんせが・・・ (^^ゞ ただ仮にそうであったとしても、それが一般人の発言でしたら頷けますが、 仮にも一国の首相ですし、今までの日米交渉や合意の内容をまったく知ら ない、かの如くの発言は非常に問題の多いものだと思います。 さらに困ったのは、その考え方を是とするのであれば、"現実的かつ 有効な対案を提示する"という基本的な事をしなければならないのに、 ほとんどやっていない、または真剣に検討した形跡が見られない、という ことでしょうね。 移転先の事のみを声高に叫ぶばかりで、一時的にでも生じる戦力ギャップ をどうカバーするのか? とか・・・。 「このことを学べば学ぶにつけて・・・」と言うのは、ようやく真剣に 検討作業を開始したら・・・(それがいつの時点かは はっきりしませんが) ということだと解釈しています。 まぁいずれにしても「浅はか」と言われても仕方ないでしょうね。

nes_
質問者

お礼

なるほど理路整然とされていて勉強になりました。 >まぁかなり好意的過ぎる解釈かもしれまんせが・・・ そうだとしても論理的で好感の持てるご回答でした。 貴重なお時間をありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • himana77
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回答No.4

海兵隊は攻撃部隊だから抑止力に貢献するものではない、とでも考えたのでしょうか、信じられませんが。 もし上のような認識だったのなら、攻撃は最大の防御であり、攻撃するふりを見せることが最大の防御になるとご存じなかったのでしょう。がっぽりと母親から政治資金をもらっておいて秘書がやっていたことで自分は何も知らなかった程度の人ですから。 鳩山さんは早く政治家を辞めて、細川さんのように土こねを趣味に余生を生きるとか、拾ってくれるところがあれば大学教授になることが残された道だと思います。そうしないと、自ら生きているのが辛くなるのではないかと、懸念しています。 鳩山さんのお母さんへ・・・こんなアホ息子に投資する金があるなら沖縄振興策のために、若い人を雇って会社を作ってください。 スミマセン、道がそれまして。

nes_
質問者

お礼

お礼が遅くなりましてすみません。 実際鳩山さん、辞任された跡ですが・・ 特殊な精神構造の人だったというのが私の印象でした。 ありがとうございました。

回答No.2

つまりは鳩山は、反米活動を一時中断しました… という事。 鳩山家の伝統に乗って反米思想を貫いたが、これ以上の反米活動の継続は日米同盟を危うくする。と鳩山は怯えた。 米国のマスコミ界では、日米同盟の破棄→米中同盟の構築 論が出始めてきていますし、米国政府要人からも同盟破棄まで匂わされたかも知れない。 そもそも普天間問題で日米政府間の全体的な協議が滞っていた。 中でも普天間問題の交渉を米国側が原則拒否を継続してきた状況での、日米同盟の実質的具体的な協議は難しく、日米同盟が機能してない。 中国軍演習部隊の西太平洋においての自衛隊機撃墜の準備行動を取り、日中偶発戦争の▼勃発実験▼を行い、日本側の抗議に対しては西太平洋の中国覇権化宣言で切り返す。 更に東シナ海の日本権益海域での日本側調査活動を始めて本格妨害した。 鳩山の馬鹿に寄れば、「東シナ海は友愛の海」だったはず。中国首脳に対し、そう言った筈だった…のですがね。 韓国は竹島占領の実効化に余念が無く、基地施設の重層化や周辺海域の入念調査を予定。 これに対する日本側の抗議に対してもケンモホロロ。 もし日米同盟の解消、弱体化となれば、必然的に韓国は日本の仮想敵国化する。世界一強固な米韓同盟を背景に、韓国の日本武力攻撃の可能性が高まる。 対する日本には日米同盟が、無い。 日米同盟の破棄、弱体化は、この局面によって、日本は米国を敵に回す事となります。 韓国を介在させる事により、日本と米国は敵国同士となる。 米国を仮想敵国とした場合、日本の安全保障手段は、1に日本の核武装。2に中国との軍事同盟の構築。どちらかを取らざるを得ないが、2を取ってもあと20年間は中国軍事力に大きな期待は出来ない。 更に、北朝鮮。 北朝鮮は核武装し(と言うか、核爆弾を所持し)、日本を仮想敵とし、今また韓国軍艦艇を魚雷?によって撃沈?させたという武勲?の噂がある。 この北朝鮮に対するには、米国・韓国と共同して(と言うか、米国・韓国前に立てて自分は隠れて)当たらなければならない。 沖縄海兵隊の主目的は、韓国防衛のため。その韓国防衛目的の海兵隊の移転先がいつまでたっても定まらなければ、前面に立たせる予定の韓国の支援にはならない。(ま、この点、韓国支援が正しいのかどうなのかは考え物ですけど) こうやって極東情勢を考えれば、日本の採るべき道は日米同盟の安定維持以外に有りえない。 ところが鳩山は、無定見願望的な妄想によって普天間基地問題で迷走し、反米気分を自己満足させていたが、考えてみれば自分は首相だった…と。 首相としての自分が何をやるべきかを熟慮してみれば、この際日米同盟の継続が好ましい。。。。なので普天間問題の決着。 参議院選挙後に首相を辞める気ではいたが、だからいい加減なこともやれたが、もう飽きた… 鳩山にとって移転先は、県外でも国外でも沖縄内でもどーでも良い。反米だったら何でも良かっただけだ、と。 そのいい加減気分のツヅキでもって、県内決着の理由を【【【 抑止力 】】】に決めた! 多分鳩山は上記のような気分の転換の原因を、「自分は抑止力を理解した!」と思ってるんでしょう。 ちなみに、私自身の考える沖縄海兵隊の持つ「抑止力」とは、 対テロ抑止力。敵の陸上部隊の上陸を拒む抑止力。敵の沖縄を領有する計画に対しての抑止力。 こういうものですね。 更に沖縄に位置する空軍力・海軍力を地上から支援・護衛する任務が沖縄地上部隊には課せられています。

nes_
質問者

お礼

5月決着、ほぼ不可能になりましたね。 鳩山首相の「変化」の背景に最近の中国・韓国の動向があると私も思います。 >これ以上の反米活動の継続は日米同盟を危うくする。と鳩山は怯えた。 日米同盟(抑止力)の重要性を誰よりも「深く」認識しているのは鳩山氏かもしれませんね。 ところで、 >米国のマスコミ界では、日米同盟の破棄→米中同盟の構築 論が出始めてきていますし この辺りの実相をもう少し知りたいですね。 >米国を仮想敵国とした場合、日本の安全保障手段は、1に日本の核武装。2に中国との軍事同盟の構築。どちらかを取らざるを得ないが、2を取ってもあと20年間は中国軍事力に大きな期待は出来ない。 米韓同盟がそれほど強固なものだとは知りませんでした。 ごめんなさい、中国の軍事力に期待できないとは、沖縄海兵隊のような実戦レベルとして役に立たないという意味でしょうか。 >ちなみに、私自身の考える沖縄海兵隊の持つ「抑止力」とは、 対テロ抑止力。敵の陸上部隊の上陸を拒む抑止力。敵の沖縄を領有する計画に対しての抑止力。 なるほど。沖縄に海兵隊がいることの意味を、その賛否はともかく、より具体的に理解しておかねばならないと思いましたね。 貴重なお時間ありがとうございました。

回答No.1

精神異常者や精神薄弱者の思考過程を正確に検証する事は、甚だしく難しいです。 精神異常者や精神薄弱者の思考過程は表に表れず、従って言葉として発せられる発音を観察してその一連の時系列性を分析するより他にありません。 鳩山の発音を時系列的に分析していきますと、 米国海兵隊は敵地に上陸して陸上戦闘を行う侵略軍であるから、日本や沖縄の防衛面では大きく役に立たない。。。。という、考え方だったんじゃないでしょうかね。 海兵隊はアメリカの国家エゴを他国に押し付けるためのヤバイ軍隊だ…と。 それが急転直下、沖縄海兵隊は抑止力である…という考え方に変化したのは、 最近の韓国・中国の動向がある。 日本政府と日本官僚機構は、韓国に対し、中国に対し、抗議活動を行った。しかし韓国・中国はケンモホロロで逆に日本側が逆襲された。 この2国との紛争。険悪化すれば両国との武力紛争も起こりえる。 そうなった場合、鳩山は自衛隊最高指揮官であり、同時に日本政府の最高意志決定者であります。 鳩山は両国軍隊に対し攻撃命令を自衛隊に発令しなければならない。 または、政治的権力を行使し、両国に対する政治的威圧行動を取るべき責務がある。 ↑ 鳩山はココから逃げた。 米国に任せる。米軍に戦争を任せる。米軍がいれば戦争が起こったら米軍に任せられる。 ↑ これが鳩山の欲する抑止力?です。 海兵隊は陸上部隊。米国空軍は空軍。米国海軍は海軍。陸・空・海揃って任せられる。複合的に何でも米軍にさせておける。自分は夫婦揃って韓国人俳優と官邸で会食を楽しみ、ファッションショーに夫婦揃って出演したり、観桜会でゴタク並べられたりも出来る。 家に帰って預金通帳眺めながら、子供手当てを楽しめる…と。 なんでも人任せだから、安全保障も人任せ。米軍に任せる。 そして鳩山はそれを抑止力と言う。 ちなみに、もし日米安保が破棄されたら、韓国は日本の仮想敵国化します。 韓国は米韓同盟の下で日本に対し武力行使をしてくると見ておいたほうがよろしい。

nes_
質問者

お礼

>言葉として発せられる発音を観察してその一連の時系列性を分析するより他にありません 政治思想云々より、一人間の「心の問題」として考えると、整理しやすい面がありますね。 ご回答が「鳩山の真実」だとすると、このようなある意味「純粋」な政治家は他に知りません。 ことがこう単純でかつ根深い(心の問題なだけに)となると、どうしたものかと頭を抱えますね。 どうもありがとうございました。

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