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捕鯨問題の課題が学校から出たのですが、捕鯨問題についての知識が

捕鯨問題の課題が学校から出たのですが、捕鯨問題についての知識が 全くと言ってありません。捕鯨問題について詳しく分かりやすく教えて もらえると嬉しいです。

質問者が選んだベストアンサー

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  • makocyan
  • ベストアンサー率39% (1039/2623)
回答No.3

大雑把に。  昔、鯨は世界中の海にいっぱいいたのですが、主に欧米の鯨油(だけ)目的の乱獲が原因で、種類によっては絶滅の危機も考えられるほどに減ってきました。そこで「鯨を資源としてきちんと管理し、有効に利用しましょう」という目的でIWCという団体が作られました。  日本は昔から捕鯨を行っていましたが、鯨資源が減ってきたことは事実ですので、IWCの目的に賛同して加盟し、ここで決められたルールに則って捕鯨を行ってきました。  ところが、近年になって主に欧米を中心に「絶滅するから獲るな」「鯨は頭がいいのだから殺すな」「かわいそうだから殺すな」という人が急に増え、IWCの中で大きな力を持つようになりました。そのうちに商業捕鯨が原則禁止され、日本は仕方無しに調査捕鯨という名目で捕鯨を行うようになりました。最近では、欧米を中心とする一部の勢力は、その調査捕鯨もいけないといいはじめています。  日本が今獲っている鯨の多くはミンク鯨で、総生息数は百万頭を超えるともいい、現在認められている捕獲枠(とっていい数)であれば絶滅の心配はありません。そもそも、この生息数そのものも、日本がきちんと調査捕鯨を行ってきたからこそわかってきたことです。一方アメリカは「先住民保護のため」という名目で絶滅危惧種であるホッキョククジラの捕獲を認めさせています。  また「頭がいいから」「かわいそうだから」という理由については、「頭の悪い動物ならいいのか」「どこで線引きをするのだ」「牛や豚はかわいそうではないのか」といった論もあり、誰もが納得できる合理的な理由とはなりえません。  そういった経過を経て、現在は捕鯨禁止を迫る反捕鯨国と、継続を希望する捕鯨継続国とで論争をおこなっているところです。日本としては、将来的にも鯨は貴重なタンパク源となりうる資源であり、またいったんやめると捕鯨技術自体が絶えてしまう危険性もありますので、ここで簡単にやめるわけにはいきません。   なお「調査捕鯨とはいいつつ実質は商業捕鯨だ」という批判がありますが、前述したミンククジラの生息数や、これまでオキアミ類を食べていると思われていた鯨が大量の魚を食べている(人間の漁獲高の数倍?)ということも調査捕鯨の結果わかったことです。またIWCの規則でも「捕獲した鯨は有効に活用しなければならない」とされていますので、それを販売することはおかしなことではありません。

ayacham0530
質問者

お礼

ありがとうございます! とても分かりやすく説明 ありがとうございました(^ω^) 参考にさせて頂きます。

その他の回答 (2)

  • ryuzin
  • ベストアンサー率44% (255/570)
回答No.2

fedotovさんの言っている事も合ってますが、それ以外の問題点としては、 ・『調査捕鯨』と銘打ってはいるものの、実体は『商業捕鯨』である。 ・『調査捕鯨』で確保・調査された鯨肉が一般に流通する『商品』として売られている。 ・『調査捕鯨』で確保・調査された鯨肉が流通分以外の物まで取引されている(お土産問題)。 ・『調査捕鯨』であるが故に新式の捕鯨方法が確立出来ない(捕鯨技術の発展を目的としてないが故)。 ・鯨の全体としての詳しい頭数が分からないので『調査捕鯨』しすぎてるのかどうかすら不明。 等の点も上げられると思います(まだ他にもあるかも)。  日本等の大きな国の場合、少数民族の伝統捕鯨の様に民族全体ではなく、 それを行っている一つの街等の単位で、サイクルがほぼ完成していると言えるのですが、 逆に言うと捕鯨を辞めるという事はそのサイクルを止めるという事になり、 それだけの人数が路頭に迷うだけでは済まなくなってしまう。という大問題に発展します。 捕鯨に携わって来た人々はほぼそれぞれの部門での専門職ですからそれ以外の職での受け手がない。 例え受け手があったとしてもその分どっかではみ出る人が出てしまう・・・ だから止めようにも止められない。というのも捕鯨問題の一つとして考えられると思います。 

ayacham0530
質問者

お礼

回答ありがとうございます! 是非参考にしたいと思います。

  • fedotov
  • ベストアンサー率48% (710/1461)
回答No.1

牛は食べても、鯨を食ない国の人たちが、 鯨を食べるのは残酷で野蛮と非難。 捕鯨をやめさせようと、捕鯨国の団体だった 国際捕鯨委員会IWCに反捕鯨国が大量に加盟。 多数決の暴力で捕鯨禁止を議決した。 少数民族の伝統捕鯨はいいけど、商業捕鯨は禁止。 その後、日本はIWC脱退をちらつかせて、 生態系調査の名目で、少しだけ調査捕鯨で再開。 環境テロリストのシー・シェパードは、欧米船を 攻撃したら世界のマスコミから非難されるが、 欧米には旧敵国の日本に対する反日意識があるので、 日本の捕鯨船なら攻撃しても欧米は許すと思い、 日本の調査捕鯨船を狙って攻撃。 鯨漁のシーズンオフにはマグロ船を攻撃すると予告。

ayacham0530
質問者

お礼

シーシェパードの事にも 触れていただき、ありがとうございます! 参考にしたいと思います。

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