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転職を考える23歳男性の求職条件と福祉への視野
- 23歳男性の学習塾講師が転職を考える中、販売職に興味を持ち、さらに福祉の仕事も視野に入れる。
- 福祉の仕事には大卒、教員免許、運転免許の3つの資格が必要であり、経験も少ない。
- 求職条件は正社員として働きながら生活できる収入を得ることと、経験を積みながら資格試験に挑戦すること。
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以前、福祉施設で事務員として働いた経験のある者です。 >(1) いきなり『正社員』『手取り20万』は難しいでしょうか。 (求人を見る限り難しそうですね。。) 介護保険が始まってからずっと、 介護保険から、福祉や介護の事業所に支払われる給付金が、 厚生労働省の「介護保険は赤字だから、しょうがない」 という理由で、毎年毎年どんどん減らされてきました。 そのため、結果的に、赤字になる福祉や介護の事業所が多く、 「従業員の給料を上げたり、従業員を増やそうとすると、倒産してしまうから無理」 といった理由で、 従業員の給料を、そのまま据え置き&新規採用減にしている事業所が多いです。 そのため、職員募集は、非正規が多く、正社員は少ないです。 去年(2009年)の4月に、厚生労働省の 「介護職員の月給を2~3万円ずつ上げる」 という名目のもとで、 介護保険が始まって初めて、 給付金が、わずかにアップしたのですが、 ・事業所の赤字の補填 ・厚生労働省が、2012年にホームヘルパー1級資格を完全廃止すると発表したため、 それにかわる「介護職員基礎研修修了資格」を取得する職員への補助金 ※ヘルパー2級については、1級完全廃止後も、新人の基礎資格として、残すようです。 などに回され、 緊急アンケートでは、 福祉や介護の事業所の50%が、給料アップまでには至らなかった という結果が出ています。 例えば、私が働いていた施設の場合、介護保険からの給付金が、 9年前は、1か月に280万振り込まれていましたが、 おととしは、1か月に135万の振り込みとなり、ここ7年間で、収入が半減しました。 (ご利用者の、のべ人数は、お亡くなりになったり、新しい方が来たりと、 いろいろありましたが、9年前とほぼ同じ人数を保っていました。) そのため、施設の昔の貯金を取り崩しつつ、どうにかこうにかやりくりしていたのですが、 どうにもならず、とうとう倒産してしまいました。 倒産してしまい、ヘルパーも、私のような事務員も、お給料は出なくなりました。 しかし、だからといって、寝たきりの入居者をほったらかしにするわけにもいかず、 最後の入居者が出ていく日まで、 ヘルパーさんが毎日来て、おむつ交換など最低限の介護をしていました。 今、私は、再就職先を探して、求職中ですが、 次の会社は、介護とは関係ない会社にしようかな などと考え中です。 以上のことから、簡単にまとめますと、 私が働いていた施設の場合、「即戦力」になる方しか採用出来なかった・・・というのが現状です。 例を挙げますと、 a)福祉や介護の資格は何もない、未経験、パソコンは触ったことなし、正社員希望。 →採用率0%。 このような方を採用して、0から育てていく余裕はとてもありませんでした。 b)介護福祉士あり、介護の勤務経験5年あり、 パソコンは少し触った程度、非正規希望。 →採用率40%。 介護で働いたことのある方の場合、 「前の会社では、こんな場合はこうしていたのよ。この会社では、こんな風にするの?この会社のやり方はかわってるのね」 といった意見が出され、先輩ヘルパーと衝突する ・・・といったいざこざやごたごたが起こることもあり、 本人も先輩も慣れてもらうまでちょっと大変だそうです。 c)ヘルパー2級のみ、介護福祉士なし、未経験、 パソコンは触ったことなし、非正規希望。 →採用率70%。 初めて介護で働く方の場合、2級の講習で勉強した基礎以外、何もわからないので、 先輩ヘルパーの言うこともすんなり聞いてくださるため、とても指導しやすいそうです。
お礼
具体的なお話をありがとうございます。 厳しい世界ですね。。 ありがとうございました。