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アフガンでアメリカ軍はなぜ勝利できないのでしょうか。
アフガンでアメリカ軍はなぜ勝利できないのでしょうか。 アフガンでのアメリカ軍の戦闘は９，１１の報復のためでありもうすぐ１０年になります。 素人から見ればベトナムと違って樹木の無い山岳地帯なので、衛星や無人偵察機で敵を発見し、ミサイル攻撃すれば簡単に勝てると思うのですが。
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戦争が人的な問題で片が付くのなら、敵の軍だけではなく敵の国家そのものを物理的に滅ぼせば済みます。だからこそ歴史的に往々にしてジェノサイドが起こっているのでしょうね。 しかし現代ではその方法はまず不可能です。アメリカでさえそんな乱暴な非人間的な戦争犯罪はもう起こせないでしょうね。 近代の戦争における終焉の形は、まず敵の領土を完全に占領すること。敵の組織的な軍事的行動を完全に封じ込めること。さらに敵国家の政治体制を完全に壊滅させること、などが考えられます。 ではアフガンはどうでしょうか？ アフガンの国土は実質的には大昔より、システマティック、かつ政治的に管理されたことのない、「部族」という旧態依然とした国家？体制を大昔からとり続けていましたので、アフガン人にとって（というよりアフガン人という人種は存在しませんが）アメリカがどれほどアフガンの大地を占領しても、国土を制圧されたという概念は今までもこれからも持つことはありません。 では軍事的な行動制圧するのはどうでしょうか？ これもアフガンでは幾つものの人種や部族が、それぞれに独立した軍隊を所有しており、国連や連合軍などが必死に武装解除を模索していますが、なかなか進展はしていないのが現状です。軍隊といってもそれほど規模や規律がしっかりしたものではありません。しかし逆説的にはだからこそ簡単に幾らでもそのような武装勢力が出来上がるということで、まったくのいたちごっこといっても良い状況です。 では最後の政治的な勝利はどうでしょうか？ アフガンはソビエト侵攻以前はなんとか王国として暫くは安定していましたが、その後ソビエト傀儡政権から群雄割拠に時代に移り、現在のアメリカ傀儡政権に変化しています。つまりアフガンの人々にとって政府というものは実質的に何の意味も持たないものであって、その政府が今後どうなろうとも何の関心もありません。つまりこの政府を手中に収めているアメリカにとって、アフガンの制圧には何の役目も持たないということになります。 結論的にはいかに軍事行動における戦術的な勝利をアメリカを始めとする連合軍が収めようとも、個々の部族やアフガン人そのものを屈服させることは難しいでしょう。ということで今後アフガンでの戦争（とは言いたくはないのですが）がアメリカの希望する形で終わることは不可能に近く、結局旧ソビエトのように尻尾を巻いてアフガンから撤退し、その後三度アフガンは群雄割拠の混沌とした状況を迎えることになると思います。
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- n-i-e
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歴史に「もし」はありませんが、仮にアメリカが最初から９１１の報復に目標を絞って行動していれば、こんなことにはならなかったと思います。 かつてソ連がアフガン侵攻していた時代に裏で散々暗躍したアメリカ情報機関を総動員すれば、タリバン政権とアルカイダを切り離して、アルカイダのみを殲滅する絵を描く余地はあっただろうにと思うのです。あわよくばビンラディン、それが無理でもナンバー２、３級のアルカイダ幹部の首を取って、アメリカも振り上げた拳を下ろす。綺麗事ではありませんが、もし実現すれば、今よりはマシな結果になっていたと思います。 ところが現実には、B-52爆撃機まで投入してタリバン政権を吹き飛ばしたものの、その後できたカルザイ政権は、アフガンの統治をうまくできていません。 今となっては、カルザイ政権が崩壊してアフガンが再び無政府化する悪夢のシナリオを阻止するのがアフガン米軍の最優先の戦略目標になってしまい、とてもアルカイダにまで手が回らないというのが、たぶん実態に近いのではないかと。
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回答ありがとうございます。
- ２０１１年 ２月変更（@wwbc）
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アメリカは海と切り離されると弱いんです。海洋型軍隊だから。 一方アフガンは根っからの山岳民族。アラブは世界最強の民族と言われていますが、その中で最も意志強固な民族がアフガン。 海の男と山の男が山の中で戦ったら、どっちが勝ちますかね… 国土は山岳地帯であちこちに洞窟もある。洞窟内は先端技術でも探査できない。 また、ゲリラは一般市民の中に混じれば、即座に一般市民に変装できる。 しかも隣国との行き来がほぼ自由。避難先にも物資補給にも使える。 国内では麻薬栽培が盛んで資金源になる。 アラブ全土に支援勢力がある。 こういう状況でアフガン側がゲリラ化すれば、どの国も勝てません。 正規軍同士の戦いを戦争と言うのであって、ゲリラと戦うのはそもそも戦争とは言いません。正規軍側は正常な戦闘手段がありません。 そしてアフガンゲリラは最後の一兵まで戦うつもり。それが彼らの文化であり伝統であり、仕事なんです。 歴史の証明する通り、アフガンを制圧した国は無し。 もし米国が勝つ方法があるとしたら、数十年がかりで洗脳を行うこと。 彼らの文化を変え、彼らの伝統を変更させ、人畜無害化する。 そういう方法を取らずに正面から武装攻撃しても、勝つ見込みはありません。これでまた、アフガンの武勇が歴史に刻まれましたね。 アフガン攻略の失敗した国がまた一つ。と。
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回答ありがとうございます。
- to9311mu
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正規軍 vs 正規軍の戦いではないから。ベトナムでも同じです。開戦のきっかけはともかく、テロとの戦いでは敵味方の識別は困難ですし、本拠地も不明、一般市民に紛れ込む可能性も高く、泥沼化してしまいました。
お礼
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- kannzou001
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いろいろな要因はありますが、大きいのはパキスタンの存在があります。 以前も今も、アフガニスタンで掃討作戦をしても、すぐにテロリストはパキスタンに逃げてしまい、アメリカ軍はパキスタンには侵攻できませんので、指をくわえてみているしかありません。 パキスタンも、アメリカにはそれなりに協力的ではありますが、アフガニスタンとはあまりにも広い陸続きの国境なので、封鎖が不可能なため、事実上テロリストがパキスタンに逃れるのを見ているしかありません。国内に来てしまえばもう見つけることは不可能です。 一時期、イラク戦争が話題になった時は、アフガンの話題はなく終結していた時期もありました。しかしそれはパキスタンに非難していただけで、今またアフガンに集まってきています。 それでまた、オバマ大統領が撤退計画を発表したので、そのときまでテロリストの中枢組織はパキスタンに非難しているところだそうです。そして、アメリカ軍が撤退したら、またアフガンに戻ってくる。その繰り返しです。
お礼
回答ありがとうございます。
アフガニスタンに住んでいる人がアメリカの敵か味方であるかの名札を付けていないからです。 なので、 敵と味方を見境なく攻撃するのでしょうね。 なので、住民の怒りを買うのでしょう。 だから、偽の情報を信じて爆撃したら民間人の結婚式だったとかになる。
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- rurubonpp
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アメリカがアフガンを攻撃するには、他国の領空を通過しないといけないので、なかなか不便であるということ。 隣国のパキスタンやイランにタリバンを支援する勢力があるということ。 地の利がタリバン側にあるということ。 ソ連を追い返した自信。 絶対に屈服しないという民族性。 以上のような理由が上げられるのではないでしょうか。 また、米軍の士気が低いということあります。 命を捨てて戦う相手には勝てないですね。 普通、死にたくないから降伏するわけですし、最初から命を捨てて神風攻撃をする相手には勝てません。
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回答ありがとうございます。
- mk57pvls
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こんにちは > アフガンでアメリカ軍はなぜ勝利できないのでしょうか。 1) 敵がいわゆるゲリラ組織で、「正規軍」との戦いでは無く 2) また 敵の中心（戦略重心）が どこにあるかが不明だから。 でしょうか。 1)については これまで米軍が蓄積してきた戦闘ノウハウがあまり役に立た ず、戦闘が効率的に進められない。 2)については、どこがどうなれば敵の継戦能力が大幅に落ちるのか？また 継戦意思が削がれるのか？ が まったく判らないから。 ですね。 > 樹木の無い山岳地帯なので、衛星や無人偵察機で敵を発見し、ミサイル > 攻撃すれば簡単に勝てると思うのですが。 はい、無人機による攻撃は タリバン（アフガンゲリラ）側に大きな脅威と なっているようです。今までタリバンの幹部を複数殺傷している、と言われ ており、特に現在展開中の無人機は"非常に音が静か"なので、接近して いることがほとんど判らず、効果的な防御方法が今のところは無いよう です。 でも、そんなハイテク兵器をどんどん投入しても・・・、上記のような状況 を劇的に変えるには至っていないですね。難しいものです。
お礼
回答ありがとうございます。
- tunami19740601
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戦争が長引けば長引くほど、得する連中は誰なのかがわかれば答えは簡単でしょう。 ベトナム戦争しかりですね。
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回答ありがとうございます。
- oska
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＞アフガンでアメリカ軍はなぜ勝利できないのでしょうか。 戦争は、敵・味方がはっきりしないと戦う事が出来ません。 一般市民を装っても、実はゲリラという事が多々あります。 米軍兵士が「お前は敵か味方か？」と尋問しても、「味方だ」と答えればそれまでです。 誰も、敵か味方かを判断する事が出来ません。 敵か味方か分からないので、誤爆という事故も生じる訳です。 そうなると、遺族は「アメリカは敵だ」と敵対心を持つのです。 ベトナムでも、ベトコンは一般市民を装って活動を行なっていました。 ですから、多くの非戦闘員が米軍・韓国軍に虐殺され婦女の暴行事件が起きています。 （ベトナム政府の発表では、約２５０００人もの韓国人混血無国籍孤児が存在。韓国政府は、未だに謝罪・賠償を行なっていません。一切認めていませんからね） 憎しみが憎しみを生む、悪い循環が続くのです。 ベトナム戦争は、アメリカ軍は世論に負けて軍隊を撤収したに過ぎません。 アフガンでも、誰も勝利はしません。勝利するのは、アメリカの政財界だけです。 穿った見方をすれば・・・。 ９．１１事件では、ブッシュ大統領を始めとして多くの政府高官が暴利を得ています。 ９月０４日。イスラエル系企業の多くが、貿易センタービルから引越。 ９月０７日。ブッシュ大統領の弟であるフロリダ州知事は、緊急事態を宣言し州兵の出動を命令。 ９月１０日。連邦緊急事態管理局の救命士に対してマンハッタン集合命令。 ブッシュ一族・国防省と関係の深いモルガン・スタンレー（貿易センタービル最大のテナント会社）社員は、４０００人が助かっている。 同様に、９月１１日までに多くの政府高官・資産家が借金をしてまで航空会社の株を購入し、事件後に莫大な利益を得ている。（プットオプション取引） ブッシュもビンラディンも、同様に莫大な利益を得ています。 （ビンラディンは、ソ連がアフガンに侵攻した頃にＣＩＡからタリバンの一員として軍事訓練を受けています。タリバンは、ＣＩＡが対ソ連軍への抵抗勢力として組織した集団なんです。） アフガンでも、戦争が長引けば長引く程「莫大な利益を得ている（戦争を止めたくない）軍需産業・政治家」が居るのでしよう。
お礼
回答ありがとうございます。
山を要塞化とか、崖に穴掘って陣営とか色々戦略あるし。対民間攻撃で人質取引みたいな低能な戦略には限界というものがあるでしょね。宗教戦争になった場合ムジャヒディンがアフガニスタンに押し寄せ、貴重な武力、労働力を提供するんだろうし。
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補足
ゲリラ戦に対しては一般市民を含む大量殺戮しか有効な手段がなく、現在ではその方法は取れないといということですね。 戦争技術も日進月歩なので、ゲリラ戦に有効な方法が開発されることを期待します。