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普天間基地問題に関して質問です。
普天間基地問題に関して質問です。 てっきり周辺住民は迷惑しているのかと思っていたのですが、米兵がお金を落としてくれないと周辺住民は食べていけないらしく、一概に迷惑がっているわけでもないようですね。 では鳩山首相はどうして移設を言い出したのか、政治に疎い自分は分かりません。 Wikipediaを見ても難解で分かりませんでした。お分かりの方、分かりやすく教えて下さい。 宜しくお願い致します。
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こんにちは 普天間の移設(移転)を決めたのは、時の自民党政権 橋本首相ですね。 その後移転先は辺野古(キャンプシュワブ)沿岸に決まったのですが、 先の政権交代により、鳩山首相はその「移転先を県外に変更したい」と 言い出したのです。 もっと正確に言えば政権与党になる以前に、民主党が打ち出した沖縄政策 「沖縄ビジョン」の最新版(2008年発表)にて、既にそのことを公約として いました。 県外に、とした理由は 2001年頃から米軍が着手している"全地球規模での 戦力見直し(Transformation)"により、日本及びアジア極東地区の戦略 環境(米軍の配備など)もガラリと変わるので、沖縄という特定地域に 膨大な戦力の常駐はいらないだろう、との判断に基づくものと思われます。 それは大枠ではその通りなのですが、(県外に)移転させた場合の軍事的 合理性の検討や移転先地元との事前調整など、計画を現実のものとする べく必要な様々な細かな対応が、あまりにもお粗末だったので今のような 「迷走状態」になってしまったのです。 > てっきり周辺住民は迷惑しているのかと思っていたのですが、米兵 > がお金を落としてくれないと周辺住民は食べていけないらしく、 > 一概に迷惑がっているわけでもないようですね。 米軍もだんだんと景気が悪くなってきているので、米兵が落とすお金は 今やごく僅かですね。 今では"基地使用料"という名目で地主さんに支払う賃貸料と、"周辺整備費" と称する地元自治体への補助金が、いわゆる"地元に落ちるお金"です。 もちろん 基地で働く日本人従業員への給与、というのもありますが・・・。 いずれにせよ(ほとんどと言っていいほど)全て"我が国の税金から拠出" されているものばかりです。 ですんで 名目上は確かに"基地ありき"が前提とはなっているものの、米国 (米軍)が 直接地元に落とすお金は以前ほど多くはありません。 地元からしてみれば、米軍に居て欲しいのでは無く、お金を落としてくれる "何か"が必要なのです。 ただ(前述の)"民主党 沖縄ビジョン"では 「従来型の補助金や優遇措置に依存する活性化ではなく、沖縄本来の魅力 や特性を最大限活用することとする」と うたわれておりますので、今まで のような"国からの施しはもう無いよ"とも言っています。 基地の周辺で(騒音などの)直接被害を受けている人はさておき、それ 以外の多くの住民からすれば「県外移転、大いに結構だが、その後どう なるのさ?」「自分たちの生活は成り立つのかな?」と思っているでしょう 「ご安心ください、沖縄ビジョンに基づいた 振興策を実施します」といくら 民主党が叫んでも、今の政府(総理)の言葉を信じる人って どれだけいる でしょうね? 多分 ほとんどいないでしょう。
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- kusirosi
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鳩山首相は 移設など言い出してませんよ。 ずっと前から決まっていたことです 普天間基地は 狭い、民家に近すぎ、事故多発 で、「移転ねがいます」と住民に言われ、 米軍・国・当時の知事・当時の名護市長の合意で 沖縄本島北部の名護市の辺野古の米軍基地を増改築して 移転すると決定が自民公明政権時代に なされていました。 民主党社民党は、選挙の時に、その合意をとりやめて、県外に移転させよ と公約出したので、鳩山首相も困っているのです
お礼
ありがとうございます。よく分かりました。
お礼
非常に詳しいご説明、誠にありがとうございます。大変勉強になりました。