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通貨の発行
通貨の発行 適当にばら撒いてるわけじゃないとは思いますが、一体どんな仕組みで発行されているのでしょうか 紙幣、硬貨それぞれについて教えてください
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- DDRSDRAM
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別に街頭で配っているわけではありません。w 基本的に銀行預金を下ろすときに現金として引き出されます。現金は日銀に保管されており、必要に応じて各銀行に配り銀行から現金で支払われます。もちろん、その分は各銀行の日銀口座の残高から差し引かれます。 円の流通高 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%86_%28%E9%80%9A%E8%B2%A8%29 円の流通高は2009年3月末現在において現金ベースで81兆4,215億円であり、このうち日本銀行が発行する紙幣が76兆8,977億円、財務省が発行する硬貨が4兆5,237億円である。円の通貨流通高とは、現金の総額と捉えることもできる。紙幣は国立印刷局が印刷・製造しており、製品そのものは市中に出回っている紙幣以外に日本銀行の金庫内にも保管されており、必要に応じて発行される。個人や企業への支払に使う紙幣を調達するために、金融機関が日本銀行に保有している当座預金から資金を引き出して、日本銀行の窓口で紙幣を受け取ることによって日本銀行券は発行される。 じゃあ、その預金はどこから来るのという話の前に、マネーサプライ(通貨供給量)の話をします。普通、会社や国の支払いは基本的に銀行間の振込みで行われ現金で支払うことはありません。預金は基本的にいつでも下ろせるものだし、国債などもいつでも売って現金に換えることができます。このような現金またはそれに順ずるものとして、現金+預金の合計をマネーサプライ(通貨供給量)と言い、お金の流通量という場合はこのマネーサプライを使うことが多いです。このマネーサプライは流動性ということもあります。それから、土地等のようにすぐ売れるかどうかわからないものはマネーサプライには含めません。 このマネーサプライを増やすためには、国債を発行して売った代金で何かを買う(政府が行う)や、金利を下げたり日銀にある各銀行の口座の残高を増やして、銀行から現金が出て行きやすいように仕向ける(日銀が行う)等の方法で「残高」を増やし、それに沿って銀行から引き出される現金が増えると言う形になります。減らす場合はその逆です。 現金+預金で約500兆円、広義流動性で1千400兆円ですね。 http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/ms/ms1002.pdf http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%81%E5%8B%95%E6%80%A7_%28%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%AD%A6%29
- Willyt
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#4です。少し舌足らずな回答だったので補足しておきます。通常は日銀に入ったお札は焼却処分になりますが、利子として入った部分は先の説明のように使うこともできますし、内部留保としてとっておくこともできます。つまり、普通の会社の営業収入と全く同じ扱いをしていいのです。 それがどこから湧いたのかというと、先の例で説明すると、Bは米の代金プラス利子分を稼がないと借金を返せませんからその分を散髪代として請求します。するとAは利子分が不足しますから、その分は日銀から借りて払わなければなりません。このように誰かが借りた分が回り回ってその利子分が日銀へ入って来るのです。
- Willyt
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>日銀も利息は取ると思いますが、その分の通貨はどこから湧いてくるんでしょうか それは日銀の営業収入になりますから、所員の給料を払ったり備品を買ったりできます。つまり可処分所得となるのです。日銀も株式会社ですからそのような収入も必要なのです。
- Willyt
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>国内に出回ってる通貨の総量は、市中銀行の日銀に対する債務の総額に等しいということでしょうか そのとおりです。これは理屈では分かっていてもホンマかいなと私自身も自信が持てなかったので当地の銀行の支店長に確かめてみました。その支店長はちょっと考えていましたが、そのとおりだと答えたので確かだと思います。 >個々の銀行への貸付額はどのように決まるのですか これが日銀総裁の腕の見せ所なのです。総裁およぎそのブレーンが景気の動向などを見ながら判断するのです。先の例だと散髪をするBが果たしてAから料金を取って散髪をやる腕があるのかどうか、またその意欲があるのかどうかなどを判断して貸し付けるかどうかを決定するのです。もし判断を誤るとお金が市中をさまようことになり、インフレ、つまり通貨の信用が失墜するのです。逆の判断で貸し付けないときには今度は通貨不足となりデフレが起きてしまうのです。
補足
日銀も利息は取ると思いますが、その分の通貨はどこから湧いてくるんでしょうか
- Willyt
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紙幣は日本銀行、貨幣は財務省造幣局が造っています。貨幣は造られたものはすべて日本銀行へ持ち込まれます。したがって発行するのは紙幣、貨幣ともに日本銀行ということになります。そして日銀は一般銀行に対し、貸し付けという形で発行するのです。つまり日本国中のお金はすべて日銀が貸し出したものなのです。 これはちょっとわかりづらいので世界がA、Bという二人Bはお金を持っていません。そこで日銀に頼んでお金を借り出します。そしてそのお金でお米を買います。Aは得たお金でBに散髪をしてもらいました。Bはそのお金を日銀に返してめでたしめでたしです。こういう取引きを多くの人によって無数に行われているのです。
補足
国内に出回ってる通貨の総量は、市中銀行の日銀に対する債務の総額に等しいということでしょうか 個々の銀行への貸付額はどのように決まるのですか あと、硬貨は紙幣と異なり、日銀へ持ち込まれた時点で発行済みだと思いますけど、これも政府から日銀への貸付という形になっているのでしょうか
- ri-san
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お金の発行高、紙幣は日本銀行が決めているので、金融政策決定会合という場で決まります。 日銀総裁、副総裁、学者や会社の経営者から選ばれた六人の審議委員の合わせて9人の話し合いによってインフレ、デフレにならないよう決めるのです。 過去の流通量、発行量は↓の下のほうにpdfファイルがありますのでご参照下さい。 http://www.boj.or.jp/whatsmoney/index.htm 硬貨は財務省が決めます。
補足
貸した通貨の返済利子分の通貨もまた日銀が貸し出し、その返済利子分の通貨もまた日銀が貸し出し、と、まるでサラ金地獄のように延々と続いていくとすると、利率がマイナスにならない以上、日銀の貸し出し総額、すなわち通貨供給量は増える一方ということでしょうか また、利子分は日銀の収入になるというお話ですが、それだと、独占事業である以上、利率を高く設定すればするほど日銀は儲かるということになるのでしょうか