つづりは"Riddermark"、意味は字幕のとおり"騎士国"(あるいは騎士王国)でローハンのあだ名です。アメリカをアンクルサム(略するとUS)というようなものなんでしょうか?
参考URLのか行をごらんください。原作にでてくる言葉です。
良質の馬を多く産出し、馬をほとんど兄弟と同じように扱うというローハンならではの言い方なのだと思います。
RidderはRideだと思います。この単語は~に乗る、という意味ですが、昔乗り物といえば馬しかなかった時代のために英語では今でもRideだけで騎乗する、という意味があります。ブラックライダーでBlack rider、黒の乗り手、黒の騎手という意味があるのと同じです。
それの訛りでRidderだと思います。英語だとしたら。
でも、ここからは私の想像なのですが・・・。じつはこれ、英語っぽく見せているけれどドイツ語がもとではないかと思うんです。
なぜかというとmarkです。これは英語にはとてもたくさんの意味がある言葉ですが、国を意味する訳語はない(少なくとも私のジーニアス他3冊には載っていない)のではと思います。
そこでドイツ語です。ドイツ語ではmarkは辺境地という意味があるのです。同じつづりで骨髄を指す言葉もあるけど。
そして、ドイツ語で騎士のことをRitterとつづるんですね。ドイツ語なので、発音はムリヤリかたかなになおすと「リター」という感じです。RitterとRidder、つづりも似ているでしょう?それにリターとリダー。発音も似ています。
加えて、トールキンは指輪物語中の数国は欧州数国からモデルを取ったらしいと言われています。質実剛健を旨とするドイツはローハンのモデルだったそうです。映画中のエオメルやエオウィンに、デザイナーがなんらかの根拠があってあの服にしたのならやっぱりモデルはドイツだと思います。
そういうわけで、ドイツ語を寄せ集めて作ったトールキン教授の造語ではないでしょうか?
お礼
す、すごい。。ありがとうございました。なるほど。。 ブラックライダー、ストライダー。riderから来てるってかなり納得です。 あとドイツ語がもと。っていうのもさらに納得ですっ!。 ridderとmarkでリダーマークってことですね。深いです。 KINGBIRDさんずいぶん博識ですな。URLもみました。