こんにちは。
私もベランダでハーブを育てています。
トマトなど実物は「待って待って待って・・・食べるのは一瞬」なので今のところちょっと躊躇しています・・
その点ハーブは美しいベランダも演出してくれますし、育てて大満足です。
私の場合、質問者様の条件プラス「多年草」を基準にチョイスしています。
翌年の採種→種まき→間引き→本植え替えが面倒なので^^
そこで私のお勧めは・・・
スパイスとして:
・ローズマリー
様々な種類がありますが、私は料理用として香りがよいと言われるトスカナ・ブルー、マリン・ブルー、ベネンデン・ブルーを育てていますが、正直それほどの違いは感じられません(笑)。
花の色や姿(立性・匍匐性)で選ぶとよいと思います。
・タイム
これも花色と姿が様々ですが、香りも多様です。
オーソドックスなコモンタイムはいかにも“薬草”という香りですが(スパイスとして売られている香り)、特におすすめなのがレモンの香りと葉が美しいレモンタイムのゴールデンクイーンという品種です。
それと、オレンジバルサム・タイム。
これらはハーブティーも最高です。
・スイートマジョラム
私のイチオシのハーブです。
オレガノの近種ですが、オレガノより香り高い感じです。ピザに最高。姿も花も地味ですが、とにかく丈夫です。
水枯れ・剪定・植え替えにへこたれません。
どれも、1株あると十分な量の収穫が楽しめますし、何より乾燥が好きなハーブなので水やりもたまにでいいし、アブラムシもつかず栽培はかなり楽です。
ハーブティーとして:
・ミント
これも多くの種類があります。そして丈夫を通り越して“頑丈”です。
誰に聞いても「初心者向き」。すべて枯れてしまったように見えても、10センチほどの枝を水に挿しておけば根と芽が出ます。
いくつか育てていますが、アップルミントとスペアミントが特に成長旺盛です。
個人的にお勧めの品種は、香りが大好きなオレンジミントか、花粉症にもよいと言われるブラックペパーミントです。
ケンタッキーカーネルミントも、うちの近くの店では売っていないのですが、香りが素晴らしいようです。
地下茎が伸びやすいので、寄せ植えはNG。交雑しやすいとよく書いていますが、種が飛ぶ前に花を摘めば複数栽培もOKです。
・レモンバーム
リラックス効果のあるティーとしては最高です。
レモンバームの薬効は乾燥すると減少するので、自家栽培は貴重です。
冬は若干勢いが落ちますが、関東では戸外でも枯れませんし、春からの成長はすさまじいです。
ともに「乾燥に弱い」と書いてある本もありますが、「土が乾いてから水やり」という普通の育て方で問題ありません。
どちらも病気と虫に悩みません。
サラダとして:
・サラダバーネット
これもとにかく丈夫です。葉と花がかわいいので観賞用としてもよいかと。
株分けで増えます。虫・病気ともに強いし、乾燥が好きなので初心者向きです。
・ルッコラ
大好きな香味野菜です。よくある「ロケット・サラダ」(白い花)は一年草ですが、「ロケット・セルバチコ(またはロケット・ワイルド)」(黄色い花)は多年草です。
「サラダ」より香りと辛みが強いですが、少量でサラダがピリッとしまります。
ただ、アブラムシは若干つきます。それでもセルバチコは若干少ないような気がします。
それと、アブラナ科ですのでモンシロチョウは要注意です。(私は見つけたらキャベツに移して育ててしまいます)※基本的にアブラナ科の野菜は虫は大好きみたいです。
・クレソン
これも、水枯れさえ気をつければワサワサ増えますが、アブラムシがつきやすいのが玉に傷です。葉の形状上、アブラムシの一掃は難しいので、食べる時に洗い流すことにしています(ぬるま湯だと落ちやすい)。
・スイスチャード
赤、ピンク、黄、オレンジなど軸がカラフルな“ホウレンソウ”でベランダが楽しくなります。
菜ものの割には虫がつきにくいです。葉が固くなった場合は茹でて利用しています。
フレンチのソースやハーブバターorチーズの風味として:
どれも少量で香り高い香味野菜で4種を合わせたものがフィーヌゼルブとして有名です。
・イタリアンパセリ
この中で一番初心者向き。虫も少なく収穫してもどんどん葉が伸びます。2年草。
・フレンチタラゴン
株が大きくなるので、寄せ上や小さい鉢は不適です。少量入れるだけで“フランス料理”になります。
・チャイブ
冬は枯れますが、春になるとまたぐんぐん葉が出ます。花もかわいいです。ただしアブラムシがつきやすい。
・チャービル
苗が小さいうちに収穫すると枯れやすいなど若干繊細・1年草・チャイブほどではないがアブラムシはつく、など気を遣いますが、葉の美しさと“フィーヌゼルブの一員”としてやはり魅力があります。
検討されているバジル、シソもお役立ちのハーブです。
栄養豊富で大量に使いたいので、数株植えるのがお勧めです。摘心すればどんどん大株に育ちます。
ともに1年草ですが(アフリカンブルーバジルだけは多年草ですが、料理用としてはいまいちです)、両方植える場合はシソ科同士交雑しやすいので、こぼれ種からの株は風味が落ちる可能性が高いです。毎年新しい種か苗からがお勧めです。
その他、ワイルドストロベリーも丈夫なハーブです。四季成りのものなら、ほぼ通年かわいい実を楽しめます。また、あまり知られていませんが葉もハーブティーとして利用できます(生乾きでの利用はNG)。
ベランダで栽培できるものは数的に限られていますので、費用対効果をよく考えた方がよいかもしれません。
なので費用対効果から言ってルッコラやバジル、チコリなど買えば高価なものをチョイスすべきだと思います。(レタスなど98円で売っていたりするとがっくりです)
お礼
今回はしそを育てみることにしました。 確かに多年草があれば1年中楽しめますね。 また知らないハーブやスパイスなどいろいろできることが解りました。 最初のしそを成功させていずれ幅を広げて行きたいと思います。 今回はありがとうございました。