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ホンダ車のネーミングについて。
お世話になります。 ホンダ車のネーミングについて以前から疑問に思っていたことなのですが、二輪、四輪に限らず、ニューモデルの車名に過去同社で存在していたまったく関係のない車種のモデル名を採用してる例がいくつかありますよね・・・。 これらにはどういったメリットがあるのでしょうか? 「ホライゾン」、「ジャズ」、「ラクーン」、「セイバー」、「トゥデイ」、「スパーダ」などなど・・・。 ネーミング由来の元々のモデルが営業的に大成功したのでその恩恵にあやかろうってな訳でもなさそうですし・・・。もっともホライゾン、ラクーン、セイバーなんかはかなりマイナーなモデルだったと思いますが・・・。 まさか車名のネタが尽きたなんてことはないでしょう? 皆さんのご意見をお聞かせください。 (関係者の意見が聞けると嬉しいです)
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皆さん仰る通り、車名のネタが尽きた、なんてことになってきているかも知れません。 ネーミング作業って、結構大変なんですよ。 最初にいくつかのコンセプト(考え方)と、コンセプトに基づく実際のネーミングをかなりの量(まあ、100案ぐらいと思って下さい)を担当部署に提案します。 そこで一旦、絞り込みます。 残った案(30案ぐらいと思って下さい)を 1)商標登録されていないか?のチェック 2)受容性調査(いわゆるマーケットリサーチ) にかけます。 例えば「○○○○」というネーミング案には 1)この名称は化粧品のA社がすでに登録済。 2)この名称の調査結果は ・印象に残る>>>68% ・強そうなイメージを感じる>>>23% ・などなど といった結果が出てきます。 これを決定権を持った人に提出、いわゆる上にあげて、最終決定を待ちます。 ところで最近は、素直に思いつくような英語名称はほとんど登録されています。比較的最近提案して残ったモノはエスペラント語や、スペイン語やイタリア語の語尾を日本人が覚えやすいように変えたモノだったりします。 あるいは、2年前MONOという名で市販予定車としてモーターショー出品したと軽自動車。MONOという名称は商標チェックの結果、あるカメラメーカーが持っていること分かりました。他の名前も候補出ししていましたが、車の開発責任者の方がどうしてもMONOにしたい(それが開発コンセプトだったそうなので)、そのカメラメーカーに打診したところ、使用権を売ってもイイということで価格交渉をしていました。ところが、同じモーターショーで日産がMOCOという名で出品した軽自動車が、そのままMOCOという名で発売するという情報が入り、商標的にはお互い問題ないものの、(当時日産は厳しい時でしたから)、Hondaの役員から「MOCOのすぐ後にMONOなんて出したら、まるでHondaが日産イジメをしているようではないか!MONOはヤメロ!」と急遽、方針変更。新しい名称で商標チェックする時間的余裕がなく、各社登録を済ませた中で数案選出し、結果「That's」になったのでした。 チェックするのは商標登録だけではなく、例えばフィットは最初、フィッタを予定していましたが、スラングをチェックしていて、フィッタがスペイン語で女性器を意味することが分かり、急遽フィットになったのでした。 と、まあ、こんな感じで、メリットは商標などチェックの手間が省けること-ほとんどそれだけではないかと思います。なぜHondaに昔の名前の復活が多いのか?というと、多分、名称など各種の決定が他社に較べて遅い-もしくは他社に較べて時間がないから-だと聞いたことがありますが、他社の実態を知らないので本当かどうかは分かりません。
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- HRJ
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ホンダ車で言えば、「ライフ」「Z」「バモス」なども車名復刻版でしょうね。 「ステップワゴン」にしても、昔の「ステップバン」のアレンジと言えるのでは。 アメリカで発売されている日本車の中にも、日本と車名を違うものにしてあるものが多くありますが、それらも、アメリカですでに商標登録されているものが使えないので、あえて違う名前で出しているようですね。
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回答ありがとうございます。 まだまだありましたね。「ライフ」「Z」「バモス」ご教示ありがとうございます。。 アメリカ市場のことも関係してくるのですね。 大変参考になりました。ありがとうございました。
- E-DC2
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こんばんは。 >これらにはどういったメリットがあるのでしょうか? クルマメーカは特に商標には非常に神経質で、ちゃんと登録になったモノしか使わないそうです。 というのもクルマは比較的高価で、またイメージが定着したらそうそう名前は変えられないからだそうです。 で、あらかたの良い名前はどこかが登録済みなので、二輪と四輪の違いもあり、勢い使いまわしになるのでしょう。 同じくスズキもEPO、ウルフ(これは二輪同士)なんて使いまわしています。 だから、車名のネタが尽きたというのもあながちありえないことではなく、だから近頃は造語にも熱心です。 以上、ヒトからの聞きかじりです。
お礼
回答ありがとうございます。 スズキのほうは気がつきませんでした。 マツダでは「キャロル」の呼称が一時復活してましたよね。 大変参考になりました。ありがとうございました。
- medica
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こんにちは。 10年前、自動車部品を製作していました。 トルコンや、シートベルトのタングやバネ等です。 各社登録を済ませた車名でやりくり(?)していますから、 他に気に入ったのがなければそうなってしまいます。 マニアの方にはかないませんが、私の知っている話で、 日産が持っていた「プレリュード」という名前を、 ホンダが使いたくてホンダが持っていた「バイオレット」と交換したということです。 「プレリュード」はご存知の通り大ヒットしました。 また、「バイオレット」も「バイオレット・リベルタ」→「リベルタ・ビラ」とまるでリレーのように名前を変化させました。 ↓ここの方は面識ないのですが、良いリンクなのでURL載せますね。
お礼
回答ありがとうございます。 関係者の方ですね。 プレ~とバイオ~の話、大変興味深いです。 URLも参考になりました。
- satopyon
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えーと、かなり昔の話ですが(20年くらい)、自動車誌で「新型車の名前を推理する」みたいな感じで、すでに登録されている名前を載せている企画がありました。 そのときに書いてあった話ですが、ある程度はすでに登録されている中から決めるようなので(使えそうなのを他社に取られないように色々商標登録しておくらしいです)、あながち >まさか車名のネタが尽きたなんてことはないでしょう? というのもはずれではないかもしれません。 あんまり自信はありませんが。
お礼
回答ありがとうございます。 車名も商標登録するんですね。 大変参考になりました。ありがとうございました。
お礼
具体例をあげた、大変興味深い回答ありがとうございました。 今日、私が釣りをしてて、目の前をヤマハのボートが通り過ぎ、そのボートの名称が「SRV」だったので、ここでもか・・・と思ってしまいました。 大変参考になりました。ありがとうございました。