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地球温暖化
12日に地球温暖化対策法案が閣議決定されるようですね。 その中で、2020年までに1990年比で25%減させることを明記するようです。 いつも疑問に感じるのですが、なぜ1990年比なのですか? 1990年といえば、日本はこのころすでに環境対策に力を入れて、二酸化炭素排出を減らしていたと聞きます。 しかし、同じころ世界ではガンガン二酸化炭素を出していたのではないですか?そうであるならば、1990年比に決めた理由が日本いじめに思えてくるのです。 妄想ですが、日本にあえて不利な条件を押し付け、二酸化炭素クレジットという名目で金を払わざるをえない状況にされているのではないでしょうか。 ODAからCO2クレジットへ、なんてことも考えられます。 いったい1990年比なんてどこの国が言い出したのでしょうか?また、なぜ日本がそれを受け入れたのでしょうか?甚だ疑問です。
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京都議定書が議決されたのが1997年で、ここに基準年として1990年し か選択できないことが記されているからです。 しかし、ご質問文には1ヶ所、誤りがあります。 今回の法案にある1990年比を決めたのは、現与党である民主党です。 別にどこかの国から強制されたわけでも何でもありません。 だって前政権では2005年比で15%の真水での達成目標を既に示してい たのですから。 1990年比25%は、2005年比にすれば実に35%の削減目標になります。 いいですか、日本が一方的に不利な条件を押し付けられたわけではな く、どこの国からも何の強要もされていないのに、鳩山首相が、国内 で記者会見すら開いていない状態で、勝手に国際会議で約束してし まったんですよ。 そしてこの25%削減目標の中には、「自国のみでの達成目標」が一切 示されていません。 『第二章 中長期的な目標 (温室効果ガスの排出量の削減に関する中長期的な目標) 第九条 国は、我が国における一年間の温室効果ガスの排出量につい て、次に掲げるところにより削減するものとする。 一 平成三十二年までに、平成二年における温室効果ガスの排出量 (次号において「平成二年排出量」という。)からこれに二十五パー セントの割合を乗じて計算した量を超える量を削減した量とするこ と。 二 平成六十二年までのできるだけ早い時期に、平成二年排出量から これに六十パーセントの割合を乗じて計算した量を超える量を削減し た量とすることを目標とすること。 (新エネルギー等の供給量に関する中期的な目標) 第十条 国は、前条に規定する中長期的な目標の達成に資するため、 我が国における一次エネルギーの供給量に占める新エネルギー等の供 給量の割合について、平成三十二年までに十パーセントに達するよう にすることを目標とするものとする。』 目標値は設定していますが、具体策などどこにも記されていません。 一方、こちらは前政権での温暖化対策の具体的な中身です。 http://www.kantei.go.jp/jp/asospeech/2009/06/10kaiken.html この中で、麻生前首相はこう言っています。 (問) 今回、総理は2005年比ということで基準年を設けられました。京都 議定書では1990年ということで、そこで比較すると、2005年の方が数 字を大きく見せることができるという指摘もあると思うのですが、あ えて、この2005年というところに基準年を設けた理由を説明してほし いのです。 (麻生(前)総理) 各国の中期目標というものを比べていただくとわかると思います。 今、90年比を言っているのはヨーロッパだけぐらいではないですか。 アメリカが2005年比、カナダが2006年比、オーストラリアが2000年比 だと思いますので、その意味では決して90年比で統一されているわけ ではありません。 基準年の最大の役割というものは、各国が同じ目標に向けて、これ から共通の努力をするためのスタートラインの設定ですから、した がって、過去のどの時点が有利なんだとか、そういったことを論ずる よりは、なるべく今に近い基準をスタートにすることが適切なんだと 私自身は思っておりますので、2005年をその基準年とさせていただい た次第です。 この麻生氏の言葉が、そのままethy012さんのご質問への回答となっ ているのではないでしょうか。
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- amapipi
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日本が馬鹿だったからだと思います。この会議の日本代表は小池百合子。あの馬鹿女はぶっ殺せ、と思います。 当時のドイツ・イギリスの画策ではないかと思います。 1990年はドイツは東独との合併直後で、イギリスは北海油田の発見の目処が立ったところ。 ドイツは東独の時代遅れのエネルギー効率の悪い施設をちょっと廃棄すれば、イギリスは算定方式でアラブからの原油輸送CO2がゼロになるなど勝手にCO2が減ってくれるのです。他国も省エネなんて関心の無い時期。 ですから大多数の国は何の努力をしなくても目標達成出来るか、むしろ、CO2を増やすことも可能な年次だったのです。 対して日本は既に乾いた雑巾と比喩されました。 議定書をまとめる為に譲歩に譲歩を重ねたと、聞いています。 早い話日本ははめられたのです。小池百合子は馬鹿か国賊だと思います。 今からでも遅くはありません。京都議定書から脱退すべきです。そんなに難しいとは思いません。アメリカ・中国が批准していないのだから効果がない。或は余りに不公平な取り決めだと言えば良いのです。実際効果は皆無の取り決めですからね。
お礼
無茶苦茶な排出削減は日本企業の国際競争力低下に繋がりますからね。 乾いた雑巾という比喩はどこかで聞いた記憶があります。 乾いた雑巾をしぼりすぎて、手から血が出てる状態ですからね。
- covanonki
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No.3です。 民主党政権のマニフェストを見ていると、 子ども手当て 自民党政権→子ども手当て=月額5千円。第二子以降1万円(既に実 施済み) 民主党政権→安すぎる。一律26000円にしよう。 自民党政権→高速道路、土日祝1000円(既に実施済み) 民主党政権→まだ甘い。全路線無料化にしよう(当選後、選挙に都合 がわるいから隠してました。本当は不採算路線等、一部地域のみの無 料化です) 消費税及び経済対策 自民党政権→景気が回復して国民が景気回復を実感できるようになっ たら消費税の議論に入ろう。目標は2年後だ。 民主党政権→政治不信が解消していないのに、消費税の議論に入るこ と事体がおかしい。自分たちの政権では消費税を議論の 場に上げることすらする必要はない。子ども手当てと高 速道路無料化で景気は回復します。財源はあるんです。 そして温暖化対策 自民党政権→05年比で15%(90年比で8%)。しかしこれは全て真水 (自国の努力)のみで達成すべき目標だ。そのためには中国、アメリ カを初めとする諸外国にも日本と同じだけの努力は果たしてもらわな ければ成らない。(でなければ国内企業が基準の甘い国に逃げてしま うので、意味が無い)。そのために日本は、新興国等への技術的な援 助を惜しまない。 民主党政権→自民党案では目標が低すぎる。(具体的な論拠は忘れま したが、25%の削減を行わなければ2100年までの目標値を達成できな い、とかそんな理由だったと思います)25%の削減が必要だ。 このように、自民党が既に実行している政策や既に発表済みの対策案 に対して「それでは少なすぎる」という、具体的裏づけのない数値目 標を設定して、「自民党はこの程度しか実行しませんが、民主党はこ こまでやります」という約束事を国民に対して行ったという印象が民 主党のマニフェストには非常に多いように感じます。 つまり、「自分たちの政党は自民党よりこれだけすごいことをする。 だから私たちに政権を任せてくれ」というマニフェストであり、政権 奪取後も、「マニフェストに書いているんだから実行しなくてはなら ない」という無茶苦茶な理論で全てを行っているように思えてなりま せん。
お礼
ご回答ありがとうございます。 民主党の政策は、言いたい放題で実現性が無く、バラマキであることは国会中継見てるとよく分かりますね。
- rikukoro2
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それを目的に海外に合法的に資金を海外に供出できるからです。 元々民主党鳩山政権は日本より世界を重視する傾向にあります。
お礼
彼が言うところの友愛ですね。 世界といいますか特定の国々だと思います。
仰る通りだと思います。 日本を議長国としておだてておいて、ヨーロッパ各国が1990年ということで丸く収めてしまったのだと思います。 日本は国際会議に慣れていないのだとも感じます。
お礼
二酸化炭素排出削減の話は、国益に直接関わりますよね。 それを国際会議に慣れていないからでは許されないと思います。 ジミンガーではないですが、当時の自民党は何を考えていたのでしょうか。
お礼
なるほど、すっきりしました。 1990年比というのは世界的に認められているわけではなく、 単にヨーロッパの都合なんですね。 勉強不足であることが良く分かりました。 私みたいなのが情報弱者と呼ばれる存在なのでしょうね。 ただ、鳩山総理がなぜ1990年比25%減を言い出したのか分かりません。 前政権と異なり具体性がないことは十分に分かりますが・・・ 日本の経済を破綻させたいのか、あるいは何も考えずに言っただけなのか・・・ 1990年比25%減で特アに貢献できるのでしょうか。 まだまだ勉強が必要なようです。 ありがとうございました。