アクセントが複数ある語に関してなんですが・・・
例えば、「案外(あんがい)」ですが、高低低低(頭高[1])と 低高高高(平板[0]) の2通りあります。
これは、頭高で発音するグループと 平板で発音するグループの2つがあるという意味ですか?
それとも、一人の人間が時と場合によって、2つを使い分けるという意味ですか?
私は今、人為的に東京アクセントを学んでいる者ですが、間違っているのかも知れませんが、案外という言葉を使う時の状況は色々あると思います。
「彼がそんな酷いことをしたって!? フーンそうかい。案外そういう人間かも知れないな」の時は頭高。
「彼がそんな酷いことをしたって!? う~ん僕は信じられないなあ。でも、案外そういう人間なのかもなあ」のような時は平板で発音しそうなんです。
実際はどうなんでしょう? 頭高で発音する人は、心理状況の違いはあっても、いつでもどこでも頭高で発音するのですか?
次に「父」のアクセントも頭高と尾高の2通りあります。
昔の電報文によく使われた、「チチキトク(父危篤)」 は頭高で発音したくなります。
ところが、「父ありし頃」は尾高で発音したくなります。ちちのち と ありしのあ にアクセントを付けると
アクセントの山が2つもあって、非常に不自然に感じるのです。
ところが、市の音訳教室では、どのアクセントで読むか決めたら、そのアクセントで全編を読めと言います。ページによって、違うアクセントで読むな、と言うのです。
「父らしい」の場合だったら、名詞+助動詞で父を尾高で発音することは決まっているようなんですが、
名詞「父」+動詞の「ありし」どんなアクセント規則があるのでしょう?
色々と書きましたが、よろしくお願いします。