分野は違いますが、私も似たような経験をしています。
当然(2)が王道ですが、限られた時間内で仕事を進めるためには(1)も必要です。
しかし、肝に銘じてほしいのは、どうしてその式が成り立つのか、その式全体、或いは各項は何を意味しているのかを常に考え、正しい式を当てはめているかを常にチェックするようでないと、往々にしてとんでもない計算結果となります。
勉強するときは、細かい立式や式の変形を追うのではなく、常に「本質は何か」を考えながら、大局的な眼で教科書を読むことをお勧めします。
本質をしっかりつかんでいれば、複雑な計算は抜きにして中学生でもできるような簡略化した計算でも、そう間違った答えにはなりません。
そして計算するときは、どういう条件を前提とし、式の各項は何を意味するかをノートにきちんと書き留めながら計算することをお勧めします。
これらがきちんと書き留めてあれば、後でチェックすることも容易だし、忘れたときにもすぐに参照できます。
流体力学は全くの素人なので、以下は本当かどうかは分かりませんが、突き詰めれば、水などの分子一個一個がどんな力を受け、それらが全体としてどっちの方向に流れようとするかを統計的に見るのが、流体力学の本質かと想像します。
だから水分子の気持ちになって、このときはこういう力を受けるからこの式を使うんだ、こういう条件ではこっちから圧力を受けるからこの項を付け加えるんだ、などと考えながら勉強を進めていくのが、一番の早道かと思います。