> まず、酸性雨は空気が汚染されてできる現象なんですよね?
はい。雨が降った後、空気が澄んでいることってありますよね。
雨は汚染された空気を洗い流す作用があります。
その空気の汚れが雨に移り、雨が汚染される、そしてその空気が
酸性になる物質で汚れていれば酸性雨になるということです。
逆にアルカリ性になる物質で空気が汚れているとすれば、アルカリ雨
(塩基性雨)が降る可能性もあります。
> それは、植物などに害を与えると聞きました。
はい。場合によっては森が枯れたりします。
> そして雨の少ない国では人工的に雨を降らせるそうなんですが、
> 人工的に作った雨も酸性なんですか?
これはなんとも言えません。
雨が降るには雲の中に雨のもととなる核と呼ばれる粒子が必要になります。
そして人工的に雨を降らすときには、この核を雲にばらまいているのですが、
通常、ドライアイスやヨウ化銀という物質をばらまきます。
ただ、このドライアイスやヨウ化銀自身はさほど酸性化に寄与しないので、
降った雨が酸性かどうかは自然に降った雨と一緒で、降った地域の空気が
どのように汚染されているかによると言えます。
> 空気が汚染されていないときは普通の雨(中性?)が降るんですよね?
空気がまったく汚染されていないと、先ほど言った核がないため、
雨が降らなくなります。またまったく汚染されていない雨が降ったとした
場合でも、空気中には水に溶けやすい気体である二酸化炭素があります。
そのため、二酸化炭素が水に溶けて弱酸性(pH=5.6ぐらい)になります。
分からないところ等あればなんなりと追加質問してください。