アクセスではありませんがデータベースソフトの「桐V7」を使って弥生も奉行もデータインポートをやったことがあります。仕訳データをcsvなどのテキストファイルに変換して読み込ませればOkです。ただし、それぞれ要求されるフォーマットがあります。また複合仕訳で貸借不一致ではねられるデータもありますので、事前にレコードの順序やフィールドの順序を整えておく必要があります。(弥生ST2の場合はワークテーブルのフィールドが24個必要になります。応用決算マニュアルP99)
そうやって作ったワークテーブルは作業が終わったときにすぐに内容を消した方が間違いがありません。また、元のテーブルにデータの伝票番号のフィールドを追加するなどして、入力済みのデータかどうか印をつけておかないと、混乱する可能性があります。(一年分まとめてインポートするなら問題はないですけどね)
また摘要欄が弥生も奉行も20文字しかないので、アクセスの方でその制限を守るように調整するとか、全角半角の使い方、補助科目や部門、税区分についても厳密に使用コードやルールを同期させておく必要があります。コードが双方でちがうなどと言うことになれば、データははねられます。以外と落とし穴になるのは摘要欄に使われた半角の","(コンマ)だったりします。事前にうまく処理してください。
それぞれのCSV(とは厳密には違いますが)のフォーマットはマニュアルにあるはずです(弥生ST3は手元のマニュアルで確認しました)。どうしてもわからなければデータをエキスポートして、それを解析するという手段があります。ただ、これ(インポート)をやると奉行(太鼓判/法人用'98)の方はソフト自体の調子が悪くなりました。なんと合計残高試算表の貸借が合わないという事態まで起こり、その時点で使用を中止しました。データインポートはあまりやるものではないな、と感じた次第です。今ではおそらく改善されているものと思います。
データベースソフトで入力用のフォーマットを作っておくと確かに非常に便利です。だれでも入力できるし、好き勝手に入力支援のしくみも作れます。ただ、一歩間違えると大きな混乱につながる場合もありますのでご注意ください。
それから伝票ですが、どうしても仕訳伝票の形で残さなければならないところは別ですが、ジャーナル(仕訳日記帳)の形で印刷し、それを証憑と一緒に保存するようにしています。伝票番号は財務ソフトの方で自動発番し、それを再度エキスポートして元のテーブルのフィールドに加えておくと記帳漏れが防止できて便利です。ちょっと面倒ですが。