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「一つの中国」政策ってなんですか?
古い話だと思うのですが、 イギリスが植民地である台湾を中国に返還される時の 話ですよね? いろいろインターネットでも調べてみたんですが、 政治用語がむずかしくていまいち内容がつかめません。 どういうことなのか軽くおしえてもらえませんか?
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現在中国と呼ばれている地域には、北京の中華人民共和国政府と、台北の中華民国政府があります。「ひとつの中国」とは、この状態を内戦状態による仮の状態と認識し、本来はひとつの政府が大陸と台湾を含めた中国全体を統治すべきだという考え方です。 「ひとつの中国」の立場にたてば、2つある政府のうちどちらかが正統の政府で、もう一方は国内の反乱勢力ということになります。国内の反乱勢力を鎮圧するのは、主権国家の当然の権利ですし、他の国が介入することは内政干渉ということになるわけです。 「ひとつの中国」の立場を取っているのは、中華人民共和国だけではありません。中華民国も、いつかは大陸に反攻して中国全体を統治することを国家の目標としています。もっとも、今の若い世代では、「そんな夢みたいなことは忘れて、台湾は台湾として、大陸の中国とは別のものとして生きていくべきだ」と言う考え方が強くなっており、結構大きな政治問題になっています。 また、北京の中華人民共和国政府も、いつかは台湾を支配下に入れることを目標にしていますが、力づくで台湾を攻め取っても、金持ちや企業が逃げ出しては大損だと言うことも認識しています。ですから、英国から香港を返してもらったときのように、台湾についても「1国2制度」(要するに台湾を支配下に置いた後も資本主義の制度をしばらく温存する)で行こうということにしているらしいです。 ちなみに、アメリカ、日本を含む世界の各国も「ひとつの中国」の立場を取っています。だから、国連に中国の議席はひとつしかありません。(戦後しばらくは中華民国が議席を持っていましたが、アメリカ(ニクソン大統領)が心変わりしてからは中華人民共和国が議席を持っています)また、日本と台湾とに正式の国交がなく、日本に台湾の大使館がない(そのかわりに台北駐日経済文化代表所というわけの分からない名前のものがあります)のも、日本が「ひとつの中国」の立場を取っているからです。
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- mmky
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イギリスが植民地である台湾を中国に返還される時の 話ですよね? これは違いますね。香港はイギリスが時の清王朝から99年の借款契約を結んだのです。だから植民地というわけではありませんでしたね。借りた土地ですね。だから99年後にイギリスは中国政府に返還したんですね。 一つの中国政策は皆さんの回答の通り、本土の中国と台湾の中国の問題のことです。現在のメインチャイナ=中華人民共和国は、毛沢東ひきいる一派が中国本土に打ち立てた共産主義国家ですね。戦前メインチャイナの支配者であった蒋介石一派の資本主義国家である中華民国は毛沢東に負けて日本の統治から外れた台湾に移り住んだのですね。ということで戦後50年以上2つの中国が存在するんですね。日本もメインチャイナと国交を正常化したのは田中角栄総理のときからですね 。状況は違いますが韓国と北朝鮮の関係のようなものですね。だから、中華人民共和国は中国はひとつだといって台湾の中華民国を無視しようとしているんですね。中華人民共和国も民主化されれば統一は可能かもしれませんが現在の状況ではお題目だけでしょうね。 そんな状況です。参考程度に
>イギリスが植民地である台湾を中国に返還される時 これは現在の話ではないかと思います。 中国大陸には中華人民共和国政府があって 台湾には別の中華民国という政府があります。 中華人民共和国政府は「中国は一つ」という 政策のもとで台湾島にある政府は中国を代表する 政府ではないと、世界に訴えています。 台湾はイギリスの植民地なった事はありません。 1895年の日清戦争後、日本の領土でした。 (1895年~1945年まで) イギリスの植民地は「香港」でした。
- demio
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イギリスの植民地だったのは香港でもう中国に 返還されましたので台湾とは別の事柄です。 台湾の正式国名は中華民国で大陸の中華人民共和国とは 事実上別の国です。 第二次大戦前は中国全部が中華民国でしたが 戦後ソ連の後押しで共産党軍が軍事力で中華民国政府を 台湾に追い出したのです。 今でも大陸中国は台湾を支配しようと狙っています 古いと言っても50数年前のことですよ、 宮元武蔵や徳川家康よりずっと新しいことなんです
- ma_
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世界には一つの中国しかなく、中国大陸と台湾はともに一つの中国に属すぺきものだという考え方です。 古い話しというよりも、昨今では、中華人民共和国と台湾の関係を言い表す時にでてくる用語だと思います。