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抗生物質を使う度、菌を完全に殺しきってしまえば、何度使っても耐久菌は出来ませんか?
仮の話です。 例えば、頻繁に(月1~2回とか?) 「A」という菌に感染するとします。 しかし、感染する度に、その菌にちゃんと感受性のある 「B」という抗生物質を飲み、その都度完全に死滅させたとします。 その場合、何度繰り返しても、理論上、「B」という抗生物質に対して 耐久菌は出来ませんか? 実際こんなことをするのは危険ですし、するべきではありません。 こういった状況というのも一体どんな状況かよく分からないですよね。 しかし、今色々勉強していて、理論上は可能なのかという素朴な疑問です。 分かる方がいらっしゃればお願い致します。
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全く無理です。 耐性遺伝子は、体内にいる別のCという種類の菌から、次に感染してきたAという菌に移ることもあります。これを遺伝子の水平伝播といいます。親から子に遺伝子が伝わるのは、垂直伝播です。 つまり、抗生剤によってあらゆる種類の体内の細菌を完全に殺すことができれば、理論上は耐性はうまれませんが、体内の細菌がいない状況は非常に不健康で、人間は生きていくことができません。そもそも、体内のすべての細菌を殺すことができる抗生剤は存在せず、そのための唯一の方法は放射線や強力な毒物で人間の細胞を殺す以上の濃度を投与することですので、不可能ということになります。
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- fxq11011
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「理論上」の言葉の使用状況が不可解です【「理論上」という言葉の意味、定義を再確認する必要があるのでは】。 理屈の上ではその抗生物質に出会った菌をすべて殺しきってしまえば耐性菌ができる余地がありませんね【抗生物質に出会って即、耐性を取得する菌があったとしても】。 例 試験管内で抗生物質に遭遇させた後、焼却処理する等・・・。 しかし、感染した生体内でその菌を完全に死滅させることが理論上可能なのか?【「完全に」ということは、少なくとも自然科学のなかではほとんどあり得ない現象】 たぶん理論上、不可能でしょう、可能なのは「完全に死滅する」と仮定した場合の仮定上だけでしょう。
お礼
なるほどです。完全には確かに無理ですね。。 他の方の回答も見てよくわかりました! ありがとうございます!
- mmmma
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その菌はどこから来るのか… 答え:体の外から 飲んだ抗生物質はどこへ行くのか… 答え:体の外へ 耐性菌はできるでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます!
お礼
なるほど・・・、現在いる菌と、新たに入ってきた菌とで一緒になって違うものに変わってしまうのですね。。細菌とはそんな単純なものではないのですね。 まったくの素人考えなのが分かりました(笑) とても分かりやすいご説明ありがとうございました!