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土手について
近代社会の建造物は、鉄やコンクリートなど強固な材料を使ったものが多いなか、川の土手の壁は土のままで草が生えているだけのものも多いと思います。 そこで疑問ですが、雨風にさらされて、少しずつ表面の土が流れ落ちたり飛ばされたりして行くうちに、壁面が崩れるんじゃないかと思えます。 しかし、実際にはそのような事が起きているようには思えません。 非常に少しずつしか土が崩れないので、数10年レベルの単位ではわからないだけなのか、それとも本当に崩れていないのでしょうか? 土木関係の専門家の意見が聞けたらと思います。
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素人ですが判る範囲で回答します。 土手も崩れますよ。古い城の遺構などではかなり丸くなってますね。 河川堤防の場合ですと内部からの流出が問題となります。これをパイピングといい、最初は小さな水脈ですが、ながいあいだに土砂が流失して内部に空洞ができます。それがあるとき大きく決壊することになります。また河の屈曲部なども直接流れがあたり崩れます。これを応急的に防ぐ方法としては堤防の反対側に月の輪といって小さな堤を築き、水を貯めてパイピングで出来た水脈の水流を逆に水圧をかけてとめます。流れが当たる場所には枝のついた木をつなぎとめて水の勢いをとめる木流しがあります。 もちろん表面をコンクリートなどで覆うに越したことはありません。しかし内部のパイピングはそれでも起きます。大抵の堤防の内部は土だからです。 ダムでは全部コンクリートでできた重力式ダムやアーチダムがありますが、これもダムの周辺の地下にパイピングがあると決壊につながりますので地質調査は不可欠です。またアースダム(ロックフィルダム)といって土や石でできたダムもあります。この場合は内部に水を通さない層を作ります。 日本式の近世遺構の城郭では石垣が葺かれています。これは表面の流失を防ぐとともに火力による攻撃を防ぐのが目的であり内部は土です。したがって長い間には内部の土が流失することもありますので、アフターケアが必要です。それに対し北九州などにみられる古代の朝鮮式山城は内部まで石で積まれており長い年月を経た現在でもその形が残ってにます。 自然の山も長い年月で崩れます。したがって人工の堤が崩れないということはないでしょう。
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見た目は「川の土手の壁は土のままで草が生えているだ」ですがコンクリートやブロックで全面固めるより沢山の予算がかけられています、なぜその様なことをするのかと云うと川の自浄作用を高めるためです、生きた川の水は植物や水中生物によって自然に綺麗になります、コンクリートやブロックで全面固めてしまうと生物が生息てきなくなって自浄作用が無くなりヘドロなどがたまって死んだ川になってしまいます そこで人工的に自然石やそれに似せて作成されたブロックを土手沿いに積み上げで表面をでこぼこにしたり穴があいている様な感じてそこに土がたまって植物など生物が住み易い環境を人工的につくっているのです、コンクリートやブロックで固めることと比べて強度的には弱いですが土などは少々流れていったり自然にたまったりしますが石やブロック等基礎的な部分はそう簡単に崩れない様に設計されています。 又そのでこぼこした所や穴に植物などが生えると根っこなどが絡み合って土留めの効果もでてきます、又流れの速いところなどでは川の中に岩又はそれに似せたブロックをいくつか置くことで川の流れを変えたり緩やかにするような工夫がなされています
お礼
回答ありがとうございました。 昔ながらの自然の川がふえるといいですね。
川の堤防や住宅地の堤、土手は昔からありますが、一定の角度(60度位?)があれば簡単には崩れません。勿論定期的な(部分的)補修は必要です。土手は築くだけでなく、傾斜面を石や芝生等で覆い風雨対策を打ち、根の張る木を植えたりして崩壊を防いでいます。住宅地では地下水対策も必要になります。これらの先人の知恵を無視した安易な埋立地の土手は大雨で崩壊することがありますね。
お礼
回答ありがとうございました。
- sexpo69
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もちろん崩れますよ。 ですから自治体の土木局や、道路整備公団などが「路肩補修」の工事をやります。
お礼
回答ありがとうございました。 そうですか、知らないところで補修工事がされているのでね。 しかしながら、崩れるところはたまたま弱かっただけで、他の崩れないところは、ずーと崩れないなんてことは無いのでしょうか?
お礼
回答ありがとうございました。 やはり、直ぐには壊れないけれど少しずつ壊れていると言うことでしょうか。