日本は国際法上、いまだに「大日本帝国」というのは本当でしょうか?
日本は国際法上、いまだに「大日本帝国」というのは本当でしょうか?
先日、ある人の本を読んだのですが、その本に「日本は国際法上、いまだに大日本帝国です。」
と書かれていました。
〇サンフランシスコ講和条約の原文と日本語訳に大きな隔たりがある。
日本語訳では「連合国は、日本国及びその領水に対する日本国民の完全な主権を承認する」
となっています。が、これは誤訳。
正確に訳すと「連合国は、日本の人民による日本とその領域の十分なる自治を認める」となる。
独立国の定義である「自治権」と「外交権」のうち、「自治権」しか認められていない。
〇憲法を変えて、国名も変えましたが国際法上では大日本帝国のまま。サンフランシスコ講和条約を結ん だのは大日本帝国であり、講和条約は今も有効。
〇通常、あたらしい国になれば賠償責任はなくなる。例えば、今のイラク政府はフセイン時代の賠償責 任 はない。
つまり、本来は大日本帝国から日本国に変わった時点で、賠償責任はなくなる。
しかし、サンフランシスコ講和条約には、「継続して賠償責任を負う」と書かれている。
私は以前から不思議に感じていたことがあるのですが、中国、韓国がことある事に過去の謝罪を求めてきた時、日本政府は「もう終わった過去の事」と相手にしないのが普通なのではないかということです。
しかし、日本政府は中国、韓国を要求を突っぱねるどころか相手の言うことに耳を傾けます。
日本が今だに大日本帝国のままなら日本政府のこのような態度は納得いく気がします。
そして、この本の著者は、
〇日本国には外交権がなく自治権しかない。外交権の中で一番重要な戦争を起こす権利を日本は持っていないので、そもそも憲法9条で「戦争を起こしません。」と言っても無意味。
〇米軍基地を日本の国外に移転させる権利は日本にない。
〇敗戦国の大日本帝国が国連常任理事国になろうとしてもなれるわけがない。
と言われています。
私は日本がいまだに大日本帝国のままなら、いつも批判される弱腰外交、基地問題などでの煮え切らない日本政府の態度に納得できます。
本当に日本は国際上、いまだに大日本帝国のままなのでしょうか?
この問題について詳しく書かれている書物、ウェブサイトなどかあれば教えてもらえないでしようか?
なお、「私は日本は大日本帝国じゃないと思います。」などの個人的な感想は求めていません。
*添付した写真の国璽には大日本となっていますが、これは日本が大日本帝国だ。という証しになるのでしょうか?