- ベストアンサー
エマージング債券(通貨選択型)について教えて下さい。
エマージング債券(通貨選択型)について教えて下さい。 ここ最近毎日のように、某証券会社よりエマージング債券の勧誘の電話が来ます。 内容は 毎月利益分配型 現在10%以上の収益をあげている。 これからもっと収益率が高くなることは確実 との事です。 でも買い付け手数料3.15%それに、またいろいろ手数料がかかります。 私はその会社にいろいろな債券その他数千万円の口座を持っていますが、最近の経済動向の変動で、 あまり動かしていませんので、会社にしては手数料収入がないので売りたいと思います。 この債券をお持ちで、勧めたい、止めた方が好いなど何でもいいのでご教授願います。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
新興国債券に投資する投資信託、T&Dアセットの「野村エマージング債券投信(通貨選択型)」に関するご質問ですよね。売れすぎて、現在買い付け停止となっているという記事がありましたが。 http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnTK034914720100107 野村は同様の商品を新たに設定するようです。 http://jp.reuters.com/article/domesticEquities/idJPnTK035521520100122 外国債券の投資信託は、手数料の塊みたいな商品なので、特別な理由がないかぎり敬遠するのが適当かと思います。とくに外債で得られるリターンは債券自体の利率というより、通貨変動が主な源泉ですから、変動(リスク)がきわめて大きくなります。 逆に売り手からみれば、投資信託は毎年販売報酬が入ってくるので、これほどおいしい商品はありません。通貨変動のリスクを顧客に負わせ、その大きな変動で手数料分を隠蔽して着実にもうけるという、いわばバクチの胴元型スキームですね。 また、通貨選択型と銘打って、各通貨間のスイッチング(素人にトレーディングのまね)をさせて、そのつど手数料を得ようとするたちが悪い商品です。 毎月分配型投信の問題点(とくに税金の先払い)は、すでに投資信託のカテゴリーで多くの方が指摘しておられますから、ここではあえてくりかえしません。直近の報酬をより喜んでしまう、という動物心理を巧みについた商品設計です。 数年前大人気だった、グローバルソブリンなどの主にユーロ圏に投資する投資信託が、ユーロ圏の経済危機(ギリシャ、ポルトガルなど)のために、ユーロが不調なので値動きが芳しくなく、顧客に勧めにくい。経済好調な中国の人民元は、現在事実上米ドルにペッグされているので、対円で通貨安になっている。そこで、回復基調が鮮明なブラジル・レアルなどにターゲットがうつっています。 たしかに、リーマンショック以降、リスク回避の動きから新興国通貨が大きく売られる状態でしたから、そのリバウンドとして、昨年は、ブラジルレアルなどが好調でした。現在は、ほぼ、リーマンショック以前の状態に戻っています。しかし、今後この趨勢が続くかどうかはわかりません。 それらのリスクを勘案して、なお、新興国通貨および債券に投資されたい場合は、この投信ではなく通貨分散された低手数料の投資信託をお勧めします。 例えば、STAM 新興国債券インデックス・オープンなどがあります。 http://www.sumishinam.co.jp/stam_index/stam_em_bond.html
お礼
回答有難うございます。 確かに野村証券です。先日もメール便で分厚いパンフが送られてきました。 野村北米REIT投信(通貨選択型) エマージング債券 (通貨選択型) JPM世界鉄道関連株投信 ドイチェ グローバルREIT投信などいろいろです。 読むのも面倒なので、しばらく考えたいと思います。