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ビルトインスタビライザーについて
ビルトインスタビライザーについて 財政の自動安定化のことを意味していると思うのですが、この財政の安定化において、景気が停滞している時、国民の所得が減少するところまではわかるのですが、これにより、累進課税による税率が下がり、失業保険が増加することで、景気が拡大されるとあるのですが、これはつまり国がお金を負担してでも景気を回復させようとするということなのでしょうか?また、景気がいいときには逆に抑制する働きがあるみたいですが、景気を抑制するメリットみたいなものはあるのでしょうか? わかる方いましたら回答よろしくお願いします。
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●景気の変動⇒課税率の変動⇒消費の変動⇒景気の変動 累進課税とは、所得税で収入が多くなると課税率が上がり、収入が減ると課税率が下がる制度です。景気が良くなり人々の収入が多くなると課税率が上がり、収入が多くなった割には税金に多く取られ消費に多くはいきません。つまり、景気がどんどん良くなってもその割に消費に向かないので景気が過熱しません。 逆に景気が悪くなって収入が減ると、課税率が下がり、収入が減った割には消費が減りません。つまり景気が悪くなってもそれほど消費が減らないので景気が悪くなる速度が鈍ります。 このように累進課税により景気の変動を抑える効果があることを「ビルトインスタビライザー」と言います。 失業保険との関係ではなくて、景気の変動と、課税率の増減、それによる消費の増減で考えることです。 所得税の税率表は http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2260.htm を参照してください。