• ベストアンサー

2010年度予算の規模は大き過ぎるのか?

植草氏のブログ(http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-2b69.html)では次のように書かれています(抜粋) >財政活動のマクロ経済に与える影響は、第一義的には、政府支出と税収の差額=財政赤字の増減で測られる。極端に単純化して言えば、財政赤字の増加がGDP増加要因、財政赤字の減少がGDP減少要因になる。 (中略) 2009年度は103兆円の支出で税収見積もりが46兆円、両者の差額は57兆円だ。しかし、税収見積もりが40兆円に下方修正されれば、差額は63兆円に拡大する。 2010年度の税収見積もりを仮に38兆円とすると、支出規模が101兆円を上回らなければ、2010年度予算はGDPを縮小させる「デフレ予算」ということになる。概算要求の95兆円はGDPを1%以上減少させる強度の「デフレ予算」をもたらす概算要求なのだ。 ◇ということなんですが、経済音痴の私が知りたいのは「財政活動のマクロ経済に与える影響は、第一義的には、政府支出と税収の差額=財政赤字の増減で測られる。極端に単純化して言えば、財政赤字の増加がGDP増加要因、財政赤字の減少がGDP減少要因になる」←これは、経済の常識なんですか?もし、常識で正しいのなら、仙石氏や藤井氏はこの常識が何故ないのでしょう? もしこれが経済の常識なら、橋本政権や小泉政権の二の舞になるのは何が何でも避けるのが当然ということになりますね。 宜しくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • umaruko
  • ベストアンサー率73% (137/186)
回答No.3

No.2です.少々遅れましたが追加の疑問にさせていただきます. 実は廣宮孝信氏は答えをブログに書いております. http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/19296332.html しかしながら内容が「無限です」と(国債発行残高には)上限というものはありません。というのは、マネーというのは中央銀行のベースマネーや政府の国債発行+財政出動によって増えてゆくからです(信用創造)。 としか書いてありません….さてわかるでしょうか?(このあとの内容が結構難解ですね)というわけで私も別の切り口で説明してみます. これを理解するためには「政府が国債を発行し政府支出をするということは政府が何らかの財やサービスを買ったということである.じゃあその払ったお金はどこに行くの?」という疑問を考えればなんとなくつかめてきます. この答えは国民(家計)ですね.ようは政府が買った財の代償としてお金が政府→国民に流れるというわけです. ということは政府が借金を増やすということは裏方では国民(家計)の資産が増えることになります.えーと,政府の借金が家計の資産を超えたら破綻とか言っている人がいますが…政府が借金を増やすとその裏側では家計の資産が増えるため「政府の借金を増やすことで家計の資産と逆転する可能性」は完全にありません. そしてもちろんただ単に国民にお金が流れるだけではありません.その資産の増えた国民がお金を使い新たな財を買ってまた別の国民に渡りそしてその国民が…という形でお金は循環していきます(信用創造).こうすることで政府が支出したお金以上に国民の資産は増えるわけです. 簡単にいえば「国債の発行担保になるのは当然家計の資産である.しかしながら国債の発行をし,政府支出を増やせばその裏側として家計の資産は増えていく.ようは経済発展し家計の資産が増える限り発行上限はないのだ」ということです. ちなみにここまでが(どちらかというと)理論的なご説明.実は歴史的ご説明が廣宮氏によってされている. 「国家破産」論 迎撃「PAC-3」トーク集 http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/17048697.html 私個人的に廣宮孝信氏の記事の中で最高峰だと思っています.一番破壊力抜群なのは「アイスランド」ですね.(質問とは関係ないですが)破綻した国家なので政府の借金はものすごいかと言われると全然そうではなかった. アイスランドの政府(2007) 金融資産(GDP比)54.6% 負債(GDP比) 53.8% 純資産 +0.8% …むしろ政府は健全でした.なのに破綻してしまった.今現在日本の借金の大きさを理由に破綻破綻いっている人間にはこの事実を突きつけてやったほうがいいかと. アイスランドの例だけでなく廣宮氏の以下の記事のOECD各国の公的債務GDP比データを見るだけでもわかる. http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/22169739.html <国の破綻は政府の借金の大きさとはまったく関係ない>

0123gokudo
質問者

補足

再度の回答ありがとうございます。実は教育>経済学カテゴリーで同じような質問(http://okwave.jp/qa5398321.html)をしていますが、まだこの問題の結論が出せないでいます。破綻論者のNo.4さんの主張はどこが間違っているのか教えていただけませんか? 特に次の2点に関し正しいのか間違っているのかumarukoさんの意見をお聞かせ願えませんか? 1.<<しかし、どこかで破断点は必ず来ます。必ずです。「日本には関係ない」というのは暴論に過ぎません。銀行・郵便局は預金金額以上には絶対に買えないし、そのほかの金融機関も持っている金額以上は買えません>>---国債のロールオーバーにも限界があるということですか? 2.<<「じゃあ、紙幣を増発すれば」と思われるかもしれません。仮に1500兆(日本の個人金融資産全体がこの金額)の国債残高(借金)があったとして、その借金を実質的に減らすために、紙幣を新たに刷ったとします。 この場合も国家は破産します。なぜなら一度紙幣をすれば、国債を持っている人は損になってしまうので、もう2度と買ってくれなくなるからです。さらに、この場合強烈なインフレが起こります。借金が返せなくなって紙幣を刷る→ 国債を誰も買ってくれなくなる →国債の償還がくる→ 紙幣をする →・・・という悪循環が起こるからです>>---紙幣を刷れば2度と買ってくれなくなるって、本当でしょうか?

すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (2)

  • umaruko
  • ベストアンサー率73% (137/186)
回答No.2

○政府支出とGDPの関係 まずGDPの構成要素を確認します.(マクロ経済学やっている人には常識ですが) ●GDP=民間消費支出+民間設備投資+政府支出+純輸出(輸出-輸入)   =C+I+G+(EX-IM) 参考:http://www.economate.net/GDP_4_SHISHUTU.htm これで表すことができます.となると当然財政赤字を増やすということはGDPの構成要素の政府支出(G)を増やすことになります.その意味で >>経済音痴の私が知りたいのは「財政活動のマクロ経済に与える影響は、第一義的には、政府支出と税収の差額=財政赤字の増減で測られる。極端に単純化して言えば、財政赤字の増加がGDP増加要因、財政赤字の減少がGDP減少要因になる」←これは、経済の常識なんですか? つまり上の式をしっかり把握していれば,政府支出を減らすことはGDPを減らすことだということは常識です. さてこれだけでは味気ないので少し補強しておきましょうか. 恐れず増やそう政府支出![2] http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/22343138.html この記事に恐ろしいデータがあります.簡単にいえば政府支出とGDP増加率を世界各国で見たものなんですが… ・1996~2008の間で政府支出を減少させていたのは日本だけ ・そしてその間の名目GDP成長が0%(世界最低!!) ・逆に政府支出を増やしていた1990~1996の間では名目GDPは増えていた これが客観的な事実です….このデータをみただけでも政府支出とGDPには明確な相関関係があることがわかりますね. >>もしこれが経済の常識なら、橋本政権や小泉政権の二の舞になるのは何が何でも避けるのが当然ということになりますね。 宜しくお願いします。 えーと,実際橋本・小泉両氏は実質GDPをマイナス成長させた政権ですからね…. 92兆円以下に抑制方針 平成22年度当初予算 国債発行は44兆円下回る 藤井財務相 http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/091019/fnc0910191009004-n1.htm 未だに鳩山首相は「92兆円」にこだわっているらしいです.このままだと上の両氏と同じになって….日本を破壊した橋本・小泉・鳩山トリオになりそうですね. 最後にすばらしいデータを作ってくださった廣宮孝信氏の今回の疑問に対する答えにあたる記事を参考URLにのせておきます.

参考URL:
http://blogs.yahoo.co.jp/eishintradejp/18448878.html
0123gokudo
質問者

お礼

再度の登場ありがとうございます。 なるほどよく分かりました。 ここでも政府は信じられないような馬鹿なことをやってるのですね。 経済問題でも何が本当なのか、色々なサイトを読むと分かって来るもんですね(^_^) 廣宮孝信氏も言っておられますが、やはり政治的な意図が国の内外から働いているのではないかと疑ってしまいます。

0123gokudo
質問者

補足

ついでに質問させて頂きたいのですが、 鳩山首相や財務省は国債の発行を抑えたがっています。 廣宮孝信氏はざっと読んだところ、国債は気にしないで発行しろと言ってるように思います。今日のテレビ(報道2001)では破綻したアルゼンチンを例に上げて日本もこうなると主張していました。 国債発行の上限は1500兆円とか3000兆円とかそれぞれ書いてる人がいます。国の借金>国民の総預金→破綻なんて数学的な公式があれば、人によって意見が分かれることはないのでしょうが、勿論そんな便利な公式はないわけですよね。国の借金がある限度を超えれば必ず破綻するというのは「経済学の常識」ですか?この点に関しては廣宮孝信氏はどう書いていますか?また貴殿はどう判断されていますか?

すると、全ての回答が全文表示されます。
回答No.1

マクロなんていう言葉を使う必要はありません。 経済学の常識で十分。 藤井氏は、就任の会見で記者からの「財政債権について」という質問に対して「財政再建も大事、景気浮揚も重要。どちらかといえば、景気が優先」と明確に答えていました。「善し」と私は夜中のテレビの前で掛け声かけましたが^^ 十分わかってるはずですが、財務省のまき返しにあってるんでしょうかね。 昔から、なんで日本で一番優秀な人材を集めてる大蔵省(財務省)がこんなバカなことばっかするのかと疑問に思っていたのですが、最近、気がつきました。日本で一番優秀だと言われてるのは、東大法学部なんですね^^ まさか、大蔵牛耳ってるのが法学部だとは思いませんでした^^; やつら、経済のケの字もしらん。納得しました。高校どころか、中学校の教科書に書いてる初歩のことがわかってません。

0123gokudo
質問者

補足

回答ありがとうございます。 先日テレビで、新型インフルエンザに対し日本の取った数々の方針の間違いが何故起こったかというのをやってました。厚生労働省の医系技官たちが国の方針を決めるそうですが、彼らは医師免許は持っているが臨床経験が全くないそうです。水際作戦とか世界中で只一国、日本だけが採った作戦は、そんなこと出来るわけがないというのが本当の専門家の意見でしたが、頭でっかちのエリート技官たちに占領されている日本の厚労省はバカな方針を立てました。 やっぱり、日本という国は、ウォルフレン氏が指摘するように「官僚独裁国家」のようですね。何とかしたいですが・・・。

すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A