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なぜトキの繁殖にこだわるのでしょうか?
もう何十年もトキの個体数を増やすために莫大な資源を割いていますが、いったいなんの意味があるんでしょうか? いままで絶滅した動物って鳥類だけでもたくさんいるわけだし、中国に生息するトキをつれてきてそれを無理やり繁殖させ、定着させることの意味がさっぱりわかりません。 トキを絶滅に追いやったことに対する贖罪ということでしょうか? だとしても、トキの個体数が増えればそれでOKなのでしょうか? トキの生息できる環境がなければ、トキも無理やり繁殖させれれたところで地獄だと思いますが・・・。 いつも美談として語られ、報道されますが、普通に考えてみればおかしな話だと思います。
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贖罪の意味もあるかもしれませんね。 トキは明治時代の初期まですずめと同じく、日本全国どこにでもいる普通の鳥でした。 ところが西洋人が綺麗なトキの羽に目を付けて乱獲が始まりました。 金に目がくらんだ日本人たちも加わり、凄まじいほどの乱獲だったそうです。 このため昭和の初期にはほぼ全滅状態でした。 繁殖地は能登半島と佐渡島だけになり保護が始まったのです。 中国大陸のトキは種類が違うので日本のトキのDNAを移して学名「ニッポニア・ニッポン」のトキの繁殖に努めています。 人間が犯した間違えを今頃やっても遅いような気がします。