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天皇陛下特例会見の真意とは?
- 天皇陛下の特例会見は、中国が諦めたことによって実現できたものです。
- 与党は憲法論議に発展する可能性があり、支持率や好感度を下げるリスクを冒してまで実施する必要があったのです。
- 中国の外交は戦略的であり、今のタイミングで情報をリークすることで日本政府に対して圧力をかける狙いがあると考えられます。
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この記事が参考になると思います 『陛下“ゴリ押し”会見の習副主席、実は失脚寸前だった』 http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20091218/plt0912181626008-n1.htm 天皇陛下との特例会見が政治、社会問題となった中国の習近平国家副主席が「次期主席レースから失脚寸前だった」という衝撃情報が飛び込んできた。胡錦涛国家主席派と江沢民前国家主席派の暗闘が引き起こした、陛下の政治利用。大宅賞ジャーナリスト、加藤昭氏が北京在住の米情報当局者を直撃した。 これまで、習氏の訪日目的は「次期主席候補として外交経験を積み、日本の各界に世代を超えたパイプを築く」(中国外交部)とされ、国際舞台へのお披露目と受け取られてきた。だが、米情報当局者は全く違った分析をする。 「いま、中国・中南海では『ポスト胡錦涛』をめぐる熾烈な権力闘争が展開されている。これまで習氏は最有力候補とされてきたが、ここに来て、立場が危うくなっている。今年9月の第17期中央委員会第4回総会で、当然選任されると思われていた党中央軍事委員会副主席のポストに就けなかった。習氏にとってショッキングな出来事だった。背後には、胡錦涛派と江沢民派との激しい主導権争いがある」 両派の反目は有名だが、習氏はどんな立場なのか。 「福建省出身の習氏はバリバリの江沢民派。江氏の影響力によって、前職の上海市党書記から政治局員を飛び越し、一気に『二階級特進』を果たし、政治局常務委員に抜擢された。一方、胡氏の意中の人物は直系である中国共産主義青年団(共青団)出身の李克強副首相。李氏は同じ常務委員だが、党序列は習氏より1つ格下の第7位。このため、胡氏は土壇場で、習氏の党中央軍事委員会副主席への就任を阻止したようだ。習氏を除き、常務委員会はすべて胡錦涛派で固められた。われわれは、習氏の失脚もあり得るとみている」 中国の権力闘争の凄まじさは聞きしに勝る。習氏はこの『危機』をどう切り抜けるつもりか。 「習氏は生き残りのため、江沢民派の総力を挙げて反転攻勢を仕掛けた。その1つが、各国元首との会談で箔(はく)をつけることであり、最初に選ばれたのが日本の天皇陛下なのだ」 この話が事実ならば、中国側は最初から「天皇陛下の政治利用」をもくろんでいたことになる。 習氏ら江沢民派は、政府や党、工作機関に散らばる自派の人間を総動員して、外交ルートだけでなく、民主党の小沢一郎幹事長や、自民党の中曽根康弘元首相などにも接触し、「1カ月ルール」でいったんは拒否された天皇陛下との会見をゴリ押ししたとされる。 「12月上旬には、小沢氏率いる約600人の大訪中団が予定されていた。その直前のタイミングならば『必ず押し切れる』と読んでいただろう。恫喝まがいの圧力もあったと聞いている。それだけ、習氏らは追い詰められていたのだ」 中国の権力闘争に振り回された日本の皇室と政界。 果たして、鳩山政権は、こうした中国側の内部情報を正確につかんだうえで対応したのか。でなければ、日本の国体はさらに危機にさらされることになる。
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- MAGOmago
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参考にはならないと思いますが、天皇制について考えてみました。 今の天皇制は、戦後の連合軍が関与して出来た制度ですが、それまで日本国民が抱いていた皇統一統による天皇制から、欧米から都合の良い(天皇=国のリーダーではなく)象徴として存続させた事にあると思います。 さて 今回の特例会見ですが、現天皇が体調不良による「1ヶ月ルール」を側近が定めていて、それを破ったと野党やジャーナリストが責めています。 私は、国の象徴の地位にある「天皇」は普通の国民ではないので、例え体調がどうあろうとも国事行為はするべきと思っています。出来ないなら皇位継承するなどして、するべきだと思います。 これは皇族には、一般国民に無い厚い経済的援助と地位が与えられていることにあります。 私は、戦後60年を経て この辺りで天皇さんの肩の荷を下ろしてあげたいと思っています。私達と同じように、近くの焼き肉に行ったり回る寿司に行ったり出来ると、あのような苦労は今後の皇太子達が味会わなくて良いのではないのかななんて・・・ どこかの国に屈したとか優位を持ってとかは、天皇を使うのでなく政府が責任を持って負うのが日本には合うのではないかと思っています。
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回答していただきありがとうございます。 天皇についてのご考察勉強になりました。 憲法の改正をしなければならないのかもしれませんね。 小沢先生の考えは違っているようです。 天皇陛下には全くのプライベートはないに等しい。 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091221ATFS2101321122009.html 内閣の言う通りに動いてもらうのが当たり前。そういう風に受け取れる発言を繰り返しています。 現在の制度は象徴としての天皇であり、政治に関わってはならないと憲法にあります。 過去の悪い経験から定められたのだと思います。 そのために内閣が助言と承認をしその責任を負う。 政治的な中立を保つためのルールが機能していたにも関わらず 積極的に破ったのが問題なのではないでしょうか。 しかも中国政府が理解を示し諦めたのにも関わらず、与党のごり押し。 1ヶ月ルールは合わせないためのものではないので、日程を調整してまた来たらいいだけです。 中国の有力者が何度も往復するほうが、日中関係を密にするのに良いと思います。 体調が悪いのなら他の優位性の低い公務は休んででも。と発言がありましたが 陛下は周囲の人が気遣いをしなかったら、体調が悪くても公務をなさるようです。 与党の幹事長が非常にデリケートな部分を記者を恫喝し、それが生放送で流れる。 これが最大の失敗と考えています。 優しく上品にというのは無理でも、言葉を選びきちんと説明すれば ここまで話が大きくならなかったものと思います。 本人が国事行為でないことを訂正されていますが、 だから何度も司法試験落ちたんだ。と呟いてしまいました。
>与党は憲法論議に発展し、支持率や好感度を下げるデリケートな問題を なぜ押し通さないといけなかったのでしょう。 訪中を控えた時期だったのでお互い穏便にいくように配慮したのではないでしょうか。 ちなみに小沢氏は習近平よりも李克強に人脈的に近いです。 また、支持率や好感度は鳩山首相が小沢氏に媚びない限り影響ないのではないでしょうか。小沢氏のまとめた要望書を丸呑みしない旨の発言をされていますし。 >今のタイミングで上記の記事をリークする真意がわからないです。 中国が一枚岩ではなく派閥(習近平/李克強)ごとにリークされるので辻褄が合わなく見えるのではないでしょうか。 つまり、会見を成功させたい側と会見の手柄を与えたくない側がいるということですね。
お礼
回答していただきありがとうございます。 仰るとおり、中国の権力闘争の道具として天皇陛下は使われたようですね。 ごり押しした民主党でさえ。 中国政府が日本側の都合を了解していただいたのにもかかわらず 江沢民(上海閥)側の圧力で会見が押し切られたということは 中国政府の要請よりも一派閥の申し出を受けた。 中国政府との外交より江沢民側への政治的配慮ということになります。 niki00001さんには釈迦に説法だと思いますが、 天皇陛下の政治利用は憲法違反です。 総理は「国民挙げて、将来のリーダーになれる可能性の高い方をもっと喜びの中でお迎えすべきだ」 そう発言なさっています。 実際には6番目。胡錦濤主席(共産主義同盟)の推す李克強氏が有力視されています。 鳩山首相の発言は習近平氏にとっては良い言葉でしょう。 日本の与党である民主党が、次の主席として可能性が高いので ルールを破ってまで天皇陛下の特例会見を実現させたのですから。 ですが、もっと言葉を選ぶべきだったと思います。 皇族に関してはデリケートな問題なので、政治とは別枠の支持率、好感度になるようです。 とても参考になりました。回答感謝しています。
お礼
回答していただきありがとうございます。 ご参照のURL読ませていただきました。大変参考になりました。 rikukoro2さんのご意見を伺えると勉強になったと思うのですが その点残念です。 小沢先生は大訪中団と共に胡錦濤主席に接見し、最大限の媚を売ってきたのにも関わらず 簡単に梯子を外されたかっこうになってしまいました。 小沢氏は記者会見で恫喝し、数日後に秘書の初公判。 小沢先生に注目が集まっているタイミングでの中国側のリーク。 中国は小さい力で大きな影響を及ぼす情報戦に長けているので 私が深読みし過ぎたようです。 中国国内の権力闘争に比べれば日本はとるに足らない存在だったようです。 小沢先生が、運命を左右するほどの勢いで頑張ったように思うのですが・・・・ 小沢先生が記者会見の場で槍玉にあげたのが共同通信の記者。 情報の発信元が共同通信。なぜか地方紙しか記事をとりあげませんでしたが その地方紙が岩手日報というのも皮肉ですね。