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中越戦争・中国がベトナムにしたこと
中越戦争・中国がベトナムにしたことについて知りたいと考えています。ベトナム戦争をテーマにした本はたくさんありますが、どれにこのことが載っているかすぐには見つけ出せません。この関心にこたえる1冊があればご紹介ください。(あわせて中国のチベット問題も載っていればなおいいのですが、中国外交と安全保障?侵略のようなテーマで…中国が○○にしたことを束ねているような本があれば理想) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E8%B6%8A%E6%88%A6%E4%BA%89
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質問者が選んだベストアンサー
Wikipediaをご愛用かと思いますが、「中華人民共和国」で検索したところ中国軍事行動の一覧が出ていました。ご存知のことと思いますがこの項目は左翼によって無茶苦茶に改ざんされることが多くつい最近まではひどいもので到底公正さを期するものではありませんでした。 余りにも真実とかけはなれており、少しでも歴史を勉強された方ならすぐ見破ることができますが、初心者は用心しなければなりません。 今は少し是正されていますが反日記述がやたらに多く、根本は変わっていません。中国の軍事行動については隠しようがなく一応書いていますが、チベット人の2000万人虐殺は隠しています。ウィグル人も同様です。 質問者さんが提示されたページは信頼できるものと思います。 おすすめの図書ですが、時間が許せば次のものです。 強制退去アメリカ人研究者の「中国はこれほど戦争を好む」 スティーブン・W.モッシャー著 本格的には次のものがよいでしょう。 「ブラザー・エネミー―サイゴン陥落後のインドシナ」 ナヤン チャンダ 著 チベット問題でしたら最近出た本でつぎのようなものがあります。 中国はいかにチベットを侵略したか マイケル・ダナム/著 山際素男/訳 講談社インターナショナル たまたますべて翻訳ものになりましたが、チベット問題で中国の歴史書というのは飛んでもないことで、真実を得るものではありません。虐殺の事実が書かれているはずはなく覆い隠されているものとみなさなければなりません。伝統的に中国の歴史書は為政者の都合のよいように改ざんしてきたからです。昔も今も中国には言論の自由はありません。
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- g6200
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中国とベトナムの関係については中公新書の 『物語 ベトナムの歴史』 がいいと思います。漢の時代からフランス植民地時代まで、主に中国とベトナムの激しい主権争いが丁寧に書かれています。あと私は昨今の中国叩きはあまり好きではないのですが、岩波新書の 『多民族国家 中国』 は中国人の方が書かれた本で、中国が漢民族の単一民族国家だというのは幻想で、常に周辺異民族の侵略を受け、それらの異民族を受け入れて、それとともに中国文明圏が拡大してきたと言う趣旨のことが書かれています。中国よりに感じるのは否めませんが、中国の国内異民族政策にも触れられているので参考になると思います。 チベットについては、唐の時代に最初に接触があり、元の時代にモンゴルがチベット密教に帰依したこと(このころダライ・ラマ制度も始まる)、そして清の時代にダライ・ラマを通じて間接統治をしていたころまで遡らなければなりません。清もチベット密教を信仰・保護し、チベット密教僧が彼らの漢民族支配に一役買っていた時代もあるので、一概にチベット云々とは言えないのです。 共産主義者としての毛沢東とすれば、チベットの仏教権威は非常に脅威で、領土欲よりもそれに対する徹底的な弾圧を加えることが侵攻の狙いで、現在もそれが続いているのだと観測します。この問題は、単に中国がチベットを侵略したという簡単な構図では理解できないと思います。 このあたりの問題は中国の歴史書からチベット関係の記事をおさらいするとよいのですが、唐の時代から清の時代まで目を通す必要があると思います。 法輪功の問題もありますが、中国共産党政府は宗教的な動きに非常に敏感なところがあります。
お礼
「唐の時代から清の時代まで目を通す必要がある」:気になる部分だけを知り得て満足しがちななか重要なご指摘だと思いました。ご紹介ありがとうございました。
お礼
翻訳ものということですが、これはこれでアジア人以外の方の見解ということで価値があるように思います。役立つ投稿ありがとうございました。手に入れてみたいと思います。