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クラシックの魅力
私たち、一般人にはクラシックよりポップスのほうが人気がありますが、クラシックの先生はポップスなんて単純な音楽はつまらないといいます。音楽を極めるにつれてクラシックのほうが好きになるのですか? やはり音楽はクラシックのほうが上の位置にあるのですか?それともクラシックもポップスも違う輝きがあるものなのですか?
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最近の現代音楽(クラッシック)の方向性って知ってますか。旋律や調律を離れて、音符・音階が自由にそして対等に扱われるのがいいんだそうです。 どういう意味かは音楽をやっていないとわからないでしょうが、そのような作りの音楽を聴くと出来の悪いホラー映画用のBGMにしか聞こえません。 クラッシックは長い歴史を有しており、最初は旋律をどう扱えば表現が豊かになるか、次は調律(和音)をどのように取り込めばより表現力が増すか、声楽と楽器のバランスはどうか、など様々なチャレンジがすでになされていますので、それを学問として学び実際に表現できるようになるにはとても長い時間がかかりますし、奥深さもあります。 しかし同時にクラッシックはとても不便で窮屈でもあります。 たとえば西洋以外の民族楽器と調和させて演奏するには、今までのクラッシックの歴史や方法論には無い、新しいアプローチが必要になります。そのようなアプローチ自体は「誰か」が行えば出来るのですが、それがクラッシックの範疇であり、新しい知見になるかどうかはアカデミックな論争を必要としてしまいます。 クラッシックは権威があり奥深いものですが、上と表現するのは間違っていると思います。 ポップスなどの現代的な音楽は、確かに単調といえば単調です。ブルースなら「ブルースコード」と呼ばれるような約束があり、それを外れるとジャンルが変わってしまうからです。 しかしそれをあえて行う人もいますし、新しい発見が常に行われているのがポップスの世界でしょう。 たとえば今では当たり前になったスクラッチやラップなどは高々20年前には無かったものです。 また今の日本人ロック(J-POPなど)の日本語のリリックもすばらしいものがあります。 つい30年ほど前までは「ロックは日本語だと歌えない」とされていたのですが、それを最初に打ち破ってロックのメロディに日本語の歌詞をうまく乗っけたのが桑田啓祐だといわれています。その後、ミスチルあたりの時代に更なるブレイクスルーがあり、今では一例を挙げればLOVE PSYCHEDELICO あたりなど日本語なのか英語なのか分からないぐらいメロディに乗るようになってきています(好き嫌いはありますが・・・) ポップスが単純だというのは、クラッシックの先生の勉強不足です。 だって、クラッシックは50年100年単位の変化をテキストで勉強できるのですが、ポップスは20年間の変化を肌身で感じないと分からないからです。 たとえば80年代初頭にシンセサイザーが発展して、ポップスのほぼすべてが電子系の音になった時代があります。しかしその後、ゆり戻しが来て、エレキトリカルじゃない新しい音楽を「アンプラグド」と表現して生の音の温かさが再認識された頃もありました。 そういう風に、生で今を感じられるのがポップスの一番の面白白さではないでしょうか。 クラッシックも面白いですが、ポップスもかなり面白いですよ。後10年したらどのような音楽が出てくるかと考えるとわくわくします。
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- tornos
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ジャンルにこだわらずいろいろと聞きます。 根拠もデータも取ったことはありませんので、思い切り自己感情で書きます。 ポップスの魅力とは、同時代を生きた人とのコミュニケーションとして重要な役割を果たすと思います。 同じものを聞いている同士で話も弾んだりするでしょう。 時折、ある時期に聞いていた曲を聴いて当時を思い出したり、現代を生きている人にとってはまさに「今を生きる」曲たちなのだと思います。 一方、クラシックの魅力とは、自身を内省する時間をもたらす・人生に起こった出来事での様々な感情を癒せるところにあると思います。 喜び・歓喜・悲しみ・怒り・絶望・赦し・希望など。 とても現代音楽だけではカバーしきれない感情、たましいとしての気づきを促す装置なのかと思います。 どちらもあった方が自身の人生が豊かになると思っています。
- HANANOKEIJ
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http://www.nhk.or.jp/kokokoza/radio/r2_music/ 高校の音楽の授業です。聴いてみてください。
- tanuki4u
- ベストアンサー率33% (2764/8360)
ベートーベンもモーツアルトも、当時で言えば「人気音楽家」 ウィーンポップで W-POPとでもいう人間であり、モーツアルト関連で出てきた、サリエリなんて、今は誰も聞かない。 残ったものがクラシックとなる。
- botankou
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両方を聞く人間です。 それぞれ考え方が違うでしょうが、私は全く別物として聞いています。 J-popや洋楽は時代の感性を研ぎ澄ませるために聞いています。 50セントやエミネム、メアリーJブライジ、はたまたグリーンデイやニッケルバックやリンキンパーク 等々。 GRAYのヒサシとジローが組み合わる音がいいなあとか、 くるりの佐藤と岸田の、かもし出す音が好きだなあとか、 チャットモンチーを聞くと、中学生や高校生に人気があるのもわかるなあとか。 でも180度変えて、クラシックを聞くときは真剣に聞きます。 ブラームスの交響曲第1番ハ単調などは、比較的ベートーヴェンに近い音だなあとか、 ブルックナーの交響曲第8番ハ単調などは、曲の奥底に神秘的なものを秘めていて、じっくりと聞いていると素晴らしいですよ。 もちろんモーツアルトやマーラーは大好きです。 同じマラ5でも、カラヤンの優美と洗練さ、バーンスタインの刺激的な情熱、クーべリックの音楽的純度の高さと、全然違うものが生まれてきて驚くばかりです。 やはり奥が深いのは断然クラシックのほうでしょうね。 ただ単純にクラシックが上と断言するのはどうでしょうか? 広瀬香美さんの話は知っていますか? 国立音大で師事した教授から「君は音楽の才能がないからやめなさい」 といわれたそうです。 それが原因で彼女はJ-POPに進出し、一世を風靡しました。 世間の人たちは、彼女と音大の教授と、どちらを評価するかです。 まあ、もともと両者は比べることはできない、次元の違うものです。 その世代、世代に人気のあるJ-POPは、 それはそれでその世代に受け入れられているのですから やっぱりある意味評価されるべきものだと思いますよ。 ガチガチに凝り固まっている音大の先生もどうかな、と思うことは時々あります。 (そういう音楽はくだらない音楽だと、すぐに決め付けるような言い方はどうもね・・・・・) 宮内庁さえも若者の関心を惹きつけるために、皇居でEXILEを出演させたのですから。 関係者の方々も、クラシックを若者たちに浸透させることも必要なのでは?と思います。 あのオケの演奏の素晴らしさは、好きなものでなければわかりません。 その素晴らしさを若い世代が知らないのは、本当にもったいないと思います。