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発表と公表の違い
発表と公表はよく似ていますが、微妙に意味が違うのではないでしょうか? 例えば、発表は、ニュートラルな感じがするのに対して、公表はあえて発表するというような積極的なニュアンスを感じますが、どうなのでしょうか?
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お礼の欄を拝見しました。 「○○指針(ガイドライン)を公表した/発表した」ですと,私の感覚では,「公表した」と言われると,今までもあったのだが隠していたのかな,というニュアンスがやはり感じられます。 ただ,今回制定したガイドラインそのものはすぐに発表したのだが,今まで似たような指針を作成した時は部外秘だったのを,今回からは部外者にも公開していくぞ,という意思表示であれば,「公表」を使うというのも理解できます。 あくまでも私個人の感覚ですが,ご参考までに。
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- puni2
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こんにちは。ちょっと考えてみました。 >公表はどうも、単に発表よりも積極的なイメージの他に、 >マイナスイメージを伴うようにも感じますがいかがでしょう? それは,そういう例を(つまり,ペナルティとして公表するような例を)もってきたからでしょう。 つぎの例はどうでしょうか。 a. 情報公開法の施行に伴い,人事院は,従来非公開とされていた国家公務員試験の問題を今年度から全て公表することにした。 b. ○○大学はこのほど,入学試験の採点基準を公表した。同大学が採点基準を明らかにするのは今回が初めて。 これらはマイナスイメージではありませんが,やはり「あえて発表する」というニュアンスは同じですね。 さらにいうならば,「今までは隠されていたものを,今回(禁を破って)発表する」という感じでしょうか。 b.の場合,「公表」の代りに「発表」を使うと,採点基準が決まったばかりのところをすぐに発表した,というニュアンス,一方「公表」を使うと,前々から基準は存在していたのだが,内容を明かすのは今回が初めて,というニュアンスが感じられます。 イメージが肯定的か否定的かに関わらず,これら(違法企業名などの例も含めて)に共通しているのは, ◎「関係者の間ではそれなりに知られていたけれども,部外者に対しては今まで隠されていたり,これからも隠したいと考えていたりするような情報を,あえて積極的に発表する」 ということだろうと思います。 No.2でおっしゃっている「世間をあっと言わせるようなスキャンダラスな事実を、世間に叩かれたり騒がられたりするのを承知で、敢えて発表する」というのは,◎印で示したような発表のしかたが行われる(と思われる)ケースの一つではありますが,そういうケースだけではないでしょう。
お礼
おっしゃるように、マイナスイメージでない例もあり、結局、今まで関係の間で知られていたことをあえて発表するというニュアンスがあるということが分かり納得できました。 なぜ、この2つの違いを取り上げたかというと、仕事で、(役所です)「○○指針(ガイドライン)を公表した」という文章を私が見て、役所が指針を公表するというのは何となくおかしいと感じたため、職場で議論となったからです。上司は「積極的に発表するのだから公表でいい」と言い、私は「指針は普通に発表するのだから公表ではないのではないか」と主張しました。 PUNI2さんの意見を読んで、公表は「それまで一般に知られていないものをあえて発表する」ものと考えると、やはり、役所がある指針を公にするのは、作成したものをその時点で公にするだけのもので、別に秘密を明らかにするものではないので、発表が相応しいものと考えますが、いかがでしょう?
- kuwachan21
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こんばんは。国語辞典を引っぱり出してきました。 『発表』=一般に知らせること。 『公表』=おもてむきに(つまり公然と)(世間に)発表すること。 私なりの解釈ですが、公表は、世間をあっと言わせるような スキャンダラスな事実を、世間に叩かれたり騒がられたりする のを承知で、敢えて発表する、って感じですかね。
公表→広く、世間に発表すること。 ということだそうなので 公表>発表 という感じでしょうか。
補足
やはりそのように感じられるでしょうか。 さらに、気がついたのですが、 たとえば、法令に違反した企業名は「公表」するのであって、発表ではないですよね。あと、「公害企業のデータを市役所は○月○日公表した。」これも発表したというよりも、公表したとした方がぴったりするので、そうすると、公表はどうも、単に発表よりも積極的なイメージの他に、マイナスイメージを伴うようにも感じますがいかがでしょう?
お礼
貴重なご意見ありがとうございます。 ガイドラインの話ですが、確かに、防衛庁辺りが作成したガイドラインであれば、きっと秘密の内に作成していて、ある時に発表すれば、正しく公表が相応しいと思います。 私の職場で問題になったガイドラインは、全く秘密めいたものではなく、広く国民に周知して、こうした方がいいですよというものです。具体的には「新VDT作業ガイドライン」のように、VDT(パソコン画面を見て行う作業)をいかに体に負担がかからないようにする方法をまとめたようなものをさしています。ですから、そうした広く国民に知ってもらいたいガイドラインを作成した場合、役所はすぐに発表するのであって、決して隠しておいていつの日にか公表するというものではないものなので、発表がいいのではないかと思ったものです。