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くしゃくしゃにすると、強度が上がる?
トレーシングペーパーという紙をくしゃくしゃにすると、そのままの時に比べて、強度が格段に上がっているように感じます。 それはなぜでしょうか? 普通紙などを同じようにくしゃくしゃにしても、このような強度はでません。 むしろ、どんどんと柔らかくなってしまいます。 とても急いでいます。 仮説でもいいので、よろしくお願いします。
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急いでいないので考えてみました。 手持ちのトレーシングペーパで実験してみると、確かに強度が上がっている 感じがしました。 これは折り目が付いたため、平板材とアングル材の剛性の違いに相当する 効果が出ているためと解釈できます。 しかし、これだけではなぜ普通紙は柔らかくなるかは説明できません。 普通紙とトレーシングペーパの違いは透き通る通らないという外見的な事の 他に、製法からくるセルロース繊維の絡み合い状況の差から来るのでは と考えます。 トレーシングペーパーの製法は高密度化、化学変性、含浸の方法があり、 いずれの方法にも共通しているのは、普通紙に較べ繊維密度が高く、かつ 繊維同士が強く接着されていることです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC したがって、紙を折った場合考えられることは、 1)トレーシングペーパでは、パルプ繊維同士の接合が保持された状態で 折り目が付き、結果として紙の剛性が上がる、 2)普通紙では、折られた際にパルプ繊維間の接着が剥がれるために、剛性が 高まる効果が相殺され、折りが繰り返されると剛性はむしろ低下する、 ということではないでしょうか。
お礼
回答ありがとうございました。 全然回答がなく、残念に思っていたので、ありがたいです。 ありがとうございました。