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コントロールセンターと制御盤
どなたか教えてください。 よく、プラントなどにコントロールセンターが設置されていますが、 コントロールセンターと制御盤の違いは何でしょうか? また、制御する対象によって、コントロールセンターがいい場合と、 制御盤がいい場合があるのでしょうか。 教えてください。
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またまた登場しました。 【追加1点目】 そのように認識しています。ただし、焼損と言う単語は印象が悪いので使わず、ダメージとか劣化が宜しいかと・・・ 【追加2点目】 主回路外部接続方式はJEM1195によれば3種類あります。また、ケーブル選定は短絡電流も考慮したサイズゆえダメージは少ないと考えますがMCCB2次の電線MCCBのAT値で選定することが多く、ケーブルよりはダメージの確率が大きいとはずです。 【追加3点目】 CC電源送りが増えることが悪いとは言っていません。このようなことになりますと認識ください。 【追加4点目】 走行式の機械は運転し易いように移動する装置の上に動力制御盤が設置される場合が多く、複数の電動機(上下・左右・前後など)で構成されるため通常キャブタイヤケーブル1本で電源を供給することが多いです。 PS:文章だけでのアドバイスの難しいですね・・・
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- sentakuya
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再度NO.2です。 【1点目】 CCには定格短時間電流や定格遮断容量が決められています。 CCの母線とMCCBは確かに上記を満足しますが、主回路(MCCBの1次&2次)は通常ダメージが多く、電線被覆は焼損までは行きませんが劣化し、交換を要します。 これが動力制御盤のように同一ダクトに入っていれば正常な回路まで影響を及ぼします。 またMCCBは瞬時域の20KAや30KAではアークが外部に出て、周辺を焦がす可能性があります。 と言う理由などで事故範囲と復旧の容易さに関してはCCが有利です。 【2点目】 電動機の負荷数が多く、電動機が点在する場合はCCが良いと考えます。 電動機が集約して設置される場合は動力制御盤が良いですが、数が多くなるとCCの電源送りなり動力分岐MCCBが増えるので一長一短です。 CCに向かない負荷は「走行式の機械」や「機械設備付属の標準盤がある場合」でしょうか? しかし、CCにはこれ用の電源送りユニットが必要となります。
補足
ご回答、誠にありがとうございました。 CCと制御盤について、理解できつつあるのですが、もう少しご教授いただきたいのですが、よろしいでしょうか。 ご回答いただいた内容について、以下の点についてもう少し、ご教授ください。 【追加1点目】 「主回路(MCCBの1次&2次)は通常ダメージが多く、電線被覆は焼損までは行きませんが劣化し、交換を要します。」とご回答をいただきましたが、ユニット入り口までのCC母線については、銅バーで十分な電流容量があるので、短絡事故時でも焼損はなく、また、ユニット内のものを除く制御線については、ユニットを構成する鋼板により隔離されるため、短絡時のアークによる焼損を免れるということでしょうか。 【追加2点目】 以前勤めていた職場のCCは、縦列に並んだCCユニットの横に、まとめて負荷ケーブルが収められているCCでしたが、このようなCCだと、一つの負荷に短絡電流が流れた場合には、ユニットについての一部焼損は、ユニット交換ですみそうですが、負荷ケーブルについては、ユニット横のケーブルをある程度引っ張り出さないと、痛んだケーブル交換が出来そうにないような気がして、「容易に復旧できる」とは思えないのですが、このようなCCが普通なのでしょうか。 【追加3点目】 「電動機が集約して設置される場合は動力制御盤が良いですが、数が多くなるとCCの電源送りなり動力分岐MCCBが増えるので一長一短です。」とご回答いただきましたが、”CCの電源送り”が増えるとなぜ良くないのでしょうか。 【追加4点目(これで最後にします。本当にすみません;)】 CCに向かない負荷として、「走行式の機械」を挙げられてますが、これはなぜでしょうか。
- sentakuya
- ベストアンサー率32% (396/1204)
アドバイスするうえで以下で表現します。 (1)コントロールセンター:CC (2)補助継電器盤:AXRY (3)現場操作盤:LCB CCは原則「MCCB+MS+TH」、オプションとして「CT」「AM」「OCG」「AXTR」などが付加されたユニットを多段に多くて10段積み上げたもの(平均的には最小サイズで7~8段)で片面型と両面型があります。 これを動かすためにはAXRY(最近はPLC)が必須です。 つまり主回路と制御回路が分離されています。さらにユニットも隔壁で分離されているため短絡事故などで他のユニットに波及しませんし、ユニットは抜き差し可能なため事故で壊れたユニットの交換で済みます。 一方動力制御盤は全てが同じ盤内に全てが収納されているため事故時に他の回路に影響を及ぼす可能性があります。 では設置場所ですがCCは主回路数の多い少ないに関わらず一般的に電気室になり電動機までのケーブルが長くなります。また機械の近くにLCBが必要になることが多いです。 動力制御盤は機械の近くに分散して設置することで間に合うことがあります。これでも動力制御盤にメインケーブルは必要ですが電動機までのケーブルは短くて済みます。 機能的には【CC+AXRY+LCB=動力制御盤】とお考えください。 価格面では 【CC+AXRY+LCB】は部品数や面数が多くなり、動力ケーブル・制御ケーブルも増え、高価です。 【動力制御盤】は制御ケーブルがほとんど不要となり、安価となります。
補足
ご解答ありがとうございます。 ご回答について、2点ご教授ください。 【1点目】 ご回答の中で、CCについては、 「・・・ユニットも隔壁で分離されているため短絡事故などで他のユニットに波及しませんし、ユニットは抜き差し可能なため事故で壊れたユニットの交換で済みます。・・・」 とありますが、制御盤においても、仮に負荷の一つが短絡した場合、制御盤内の分岐開閉器が遮断能力を有するMCCBとしたら、分岐開閉器によって、負荷が切り離され、制御盤内の主開閉器や、他の分岐開閉器が遮断されることはないと考えられます。 もちろん、制御盤内に主開閉器がない場合は、ご回答にあるように、「一方動力制御盤は全てが同じ盤内に全てが収納されているため事故時に他の回路に影響を及ぼす可能性があります。」ということになると思われますが、・・・ この点について、CCの方がなぜ有利なのでしょうか。 【2点目】 敢えて挙げるとすれば、 ・CCにするべき負荷 ・制御盤にするべき負荷 また、逆に ・CCにするべきではない負荷 ・制御盤にするべきではない負荷 というのは、それぞれどのような負荷でしょうか。抽象的なご回答でも結構です。
- ikyuu
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コントロールセンターは動力設備(モーター、変圧器等)に電源を送るために電源開閉器をいくつも備えている設備です。 このためコントロールセンターの主母線は1200Aを流せるものとなっています。供給できる設備数も多く1面7ユニット程度のものが8面程度が普通ですが単純計算で56の設備に電源を供給できます。 制御盤にも電源開閉器を取り付けているものも有りますが、これは小容量の設備で、数もわずかな場合に限られます。
補足
ご回答ありがとうございます。 ご回答の中で、「制御盤にも電源開閉器を取り付けているものも有りますが、これは小容量の設備で、数もわずかな場合に限られます。」 とありましたが、制御盤の電源開閉器の有無については、 ”小容量の設備の制御盤は、負荷群が少なく、電源開閉器が開閉あるいは遮断する容量が少ないため、電源開閉器が制御盤内に収まる。逆に、制御盤につながる負荷群が多い時には、電源開閉器が大きく(600Aとか、1000Aとか)なって制御盤内に収まらなくなるから、電源開閉器を設けられない。 ”と考えるのでしょうか。
お礼
sentakuyaさん、度重なる質問にも丁寧に答えていただき、ありがとうございました。CCと制御盤の使い方について、かなり理解が深まったように思います。また、JEM1195も購入して、もう少し勉強します。どうもありがとうございました。