- ベストアンサー
2000年3月頃の電力会社の低迷理由・・・
2000年3月頃をめどに各社が軒並みに値上がりしましたが、値下がりしていた理由と値上がりした理由はなんだったのでしょうか? お暇な時にでも教えてください。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
理由は2つ考えられます。 1.電力株はディフェンシブ株だから 電力会社は安定した会社と言われています。景気が良くても急成長しないし、景気が悪くても売上が急降下しません。だから、電力株には、電力以外の株が上がると電力株は値下がりし、電力以外の株が下がると電力株が値上がりする性質があります。こういう株のことをディフェンシブ株と呼びます。さて、2000年3月の日経平均株価は1万9千円台でした。この数字はその前後と比較すると高い水準です。つまり、2000年3月は電力以外の株が値上がりしたため電力株が値下がりし、4月以降は電力株が以外の株が値下がりしたため電力株が値上がりしたのかもしれません。 2.電力自由化の影響 2000年3月といえば、電力の小売が部分自由化された時期です。2000年3月21日に使用規模2000kW以上、2万ボルトで受電する需要家への小売が自由化されました。 電力会社の独占体制が崩れると競争に負けちゃうんじゃないかと市場が判断して株価が下がったのかもしれません。 また、実際に自由化された後は新規参入者が期待されたほど現れませんでした。逆に言えば思ったほど電力会社の売上は落ちなかったので株価が上がったのかもしれません。 経済も電力も一応専門なのですが、株の専門家じゃないので「専門家の自信なし」としておきます。多分、ディフェンシブ株説が正しいと思います。
お礼
とても詳しく教えてくださりありがとうございます。 説得力がありました、これからも自分なりに勉強していきますがどうしても分からない時はまた教えて下さい。