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「不可」について

「不可」とは辞書に「よくないこと」、「いけないこと」と載っています。 そうすると、 「車の走行は不可」・・・車での走行はしてはいけない。 という意味になるかと思います。 例えば、報告書などに、 「この道は形状上の理由により、車での走行は実質的に無理」ということを伝えたい場合、 「この道は車の走行は不可」と記載した場合、誤りでしょうか? 「車の走行は不可能」というようになるのでしょうか? よろしくお願いします。

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  • Ishiwara
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回答No.3

#2です。 > 広辞苑などに「不可」には、あなたの言うような「不可能」を意味することが載っていないのはなぜですか? 広辞苑も含めて、辞書の採用基準は「正しいか/正しくないか」ではなくて「多くの人に使われているか/いないか」です。 広辞苑の編集者は「できない」の意味で「不可」を使う人が極めて少ない、という判断をされているのだと思いますが、ネットで見る限りでは、まだ十分に“賞味期間内”でしょう。 思ったり、議論したりすることが不可なほど大きい数字 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E5%8F%AF%E6%80%9D%E8%AD%B0 マジコン動作不可に http://gamez.itmedia.co.jp/games/articles/0907/31/news094.html バッテリー交換不可 http://gs.inside-games.jp/news/200/20042.html もちろん「不可」の意味は広いので、誤解のおそれがあれば「不可能」など、他の語を使うべきです。

taka1012
質問者

お礼

度々のご回答ありがとうございます。 >広辞苑も含めて、辞書の採用基準は「正しいか/正しくないか」ではなくて「多くの人に使われているか/いないか」です。 そうすると、貴方のように「正しいか/正しくないか」を判断できるようになるために役立つ辞書などはありますか?

その他の回答 (3)

  • Ishiwara
  • ベストアンサー率24% (462/1914)
回答No.4

#2,3です。 > 貴方のように「正しいか/正しくないか」を判断できるようになるために役立つ辞書などはありますか? 私は自分で「正しいか/正しくないか」を判断できる人だとは思っていません。言葉が「正しいか/正しくないか」を決めるのは、とても難しいことです。私は技術者で、マニュアルの改善のために国語を勉強したものであり、国語の専門家ではありません。 例えば、だれかが手紙の冒頭に「拝敬」と書いたとします。これを「間違い」だと非難することが妥当かどうか分かりません。辞書にある言葉は、多くの人が使っているので、一応「正しい」とされています。しかし、裏返して、辞書にない言葉を「正しくない」とするには躊躇があります。 ですから、私は、ある言葉が正しいことを確認するために広辞苑を使いますが、正しくないことを確認するためには広辞苑を使いません。 そもそも、正しくないと言えるのは、公務員・新聞記者・学会員・会社員などが、その所属する機関の定めに従って文章などを書く場合だけです。 私が常時そばに置いておくのは (1) 政府刊行の「公務員のための文書の書き方」 (2) 新聞社発行の「新聞記事の書き方」(朝日新聞社) (3) コンピュータための「ワープロ漢字辞典」(ナツメ社) (4) 「現代国語表記辞典」(三省堂) (5) 武部良明『日本語の表記』(角川書店) (6) ことばシリーズ(分冊)(文化庁) です。 特に(4)は便利です。政府と新聞社の微妙な違いまでよく分かります。これは、武部先生(元早大教授・故人)の監修になるものです。 (5)は、なぜそのように制定されたのかという歴史をたどるための名著です。しかし1981年の大改定を含みません。 (6)は、私たちが疑問に思っていることに対して、実に明快な解答を与えてくれます。(しかし、正/否という結論をできるだけ避けて、多数派/少数派という観点で扱っています。) 全部そろえるのは大変ですが、図書館にはあるでしょう。 また、筆の運びが、付く/離れる、跳ねる/跳ねない、棒が長い/短いなどは「デザイン」の問題であって、基本的には「正否」の問題ではない、とされています。それでも「土」と「士」を混同してもよいとする人は、ほとんどいませんし、学校では「跳ねるべき所を跳ねないから減点」というような指導が平気で行われています。 あまり細部まで議論するのは、このサイトの趣旨に合わないと思いますので、これくらいで勘弁してください。

taka1012
質問者

お礼

度々のご回答ありがとうございます。 Ishiwaraさんのおかげで日本語や辞書についての認識が変わりました。 > 「現代国語表記辞典」(三省堂) これはぜひ、利用したいと思います。 たいへん、お世話になりました。

  • Ishiwara
  • ベストアンサー率24% (462/1914)
回答No.2

結論を先に言えば「誤解されやすい言葉は使わないこと」です。 あなたの意思が相手に正しく伝わらなければ「だれが悪い」の議論よりも先に「目的が果たされない」ことのほうが重要です。 文語の助動詞「べし」は、許可・可能・命令・推量など、いろいろな意味を持っています。社会生活が複雑でなかったころには、誤解が少なかったのでしょう。 「不可」は「べし」の否定で「べからず」のことです。したがって、文語の「べし」が持っていた意味をすべて引き継いでいます。「芝生に入るのは不可」ならおそらく誤解されませんが「自動車通行は不可」は誤解のおそれがあります。

taka1012
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >「不可」は「べし」の否定で「べからず」のことです。したがって、文語の「べし」が持っていた意味をすべて引き継いでいます。 「べからず」には不可能の意味もあります。 しかし、広辞苑などに「不可」には、あなたの言うような「不可能」を意味することが載っていないのはなぜですか?

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

 「車での走行は実質的に無理」と書けない理由が何かあるのでしょうか。 また車体の低い乗用車とクリアランスの高いサファーリ用の車、2輪駆動か4輪駆動かといったことで事情が異なり一概にいえない面もあるように思いますが、ま一応それは置いておいて 1。「車での走行は不可」は車は駄目という禁止命令 2。「車での走行は不可能」は車で行く事は出来ないという叙述 3。「車での走行は困難」は車での走行は難しいという叙述 3が近いような気がします。

taka1012
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >「車での走行は実質的に無理」と書けない理由が何かあるのでしょうか。 特にありませんが、なるべく短い言葉にしたかったのです。 3がよさそうですね。

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