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マルクスの目指したもの

はじめに、私は大学生身分で経済学部でもなければ、経済に造詣が深いわけでもありません。よって、下記の文の中には誤謬が多々あるかとは思いますがご了承ください。 私の解釈ではマルクスの考えは(究極的に)「資本主義が発達した先にあるのは共産主義である」ということだと思うのですが、資本主義の崩壊までの理屈はいいのですが、共産主義はそのことによって本当に生まれるのでしょうか? 個人的には、仮に社会主義革命が起こったとしても、共産主義は所詮「理想郷」であるため(人間が関わる以上共産主義は不可能なため)結局は資本主義に戻ってしまうと考えるのが普通と思うのですが・・・ 上記のこと(共産主義成立の不可能性)を踏まえた上で、マルクスは「資本主義崩壊後の共産主義の成立」を確かなものと考えていたのでしょうか?それとも単に、「出来るわけないだろうけど、資本主義が崩壊したら、共産主義(的なシステム)しかないだろ」という風な感じで共産主義を主張したのでしょうか?

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  • HANANOKEIJ
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回答No.3

マルクスの目指したもの それは、資本主義的生産の自然諸法則、鉄の必然性をもって作用し、自己を貫徹するこれらの傾向である。 それぞれの国にその歴史があります。日本は、アジアの一員です。 マルクスは、ドイツで19世紀に生まれて、亡命先のイギリスで死にます。マルクスが生きた19世紀には、社会主義社会は、まだ実現していません。どういう道を通って、政権がかわるのか、わからなかったと思います。マルクスは、資本主義が発達したイギリスで、議会の多数派をにぎって(普通選挙で国民に選挙されて)社会主義に移行するプログラムを考えていたと思います。 未来のことは、だれにもわかりません。それでは、これまでの歴史は、偶然の連続でしょうか?法則はないのでしょうか? 西欧の歴史には、原始共同体(原始共産主義)、古代奴隷制、封建制、絶対主義、近代市民社会(資本主義社会)という大きな歴史区分があります。生産力が大きくなると、それまでの生産関係(所有関係)では、もう生産が伸びなくなります。富の分配に不満がつのります。そのとき、多数をしめる階級の要求が、進歩的な要求となって、多数派をつくって、政権をとるのでしょう。 他の国が、どのような歴史をたどるか、興味はありますが、問題は、 serumanuさんと私が暮らしている、21世紀の日本の未来ではないでしょうか。 国会中継を見ています。自民党政治が終わって、新しい政治が始まるのか?それとも、いままでの自民党政治と本質が変わらないのか? とにかく、自民党政治が終わったことは、私たちの年代の人間には、革命的な変化です。自民党支持者も、反対者も、まさか自民党が政権を追われる時がくるとは、想像できませんでした。 変わるときは、変わるのですね。10年後、20年後に振り返ってみれば、ああ、あのとき日本の歴史が大きく変わったんだ、というものでしょう。その現場に立ち会った人は、その歴史的な意味を十分に理解できるかどうか、わからないと思います。 1945年8月15日、戦争が終わった。死ぬまで終わらないと信じ込まされてきた国民が、終わったと聞いて、ほっとした。しかし、それから数年は、食うのが精一杯で、戦争がどうして始まって、どうして終わったのか、考える暇がなかったと思います。 日本にも、マルクスの目指したものを引き継いでいる、日本共産党があります。その綱領に、日本の未来へのプログラムが示されています。 選挙を通じて、多数派になって、政権をとるのです。地方政治では、オール与党(自民党、公明党、民主党、社民党)対共産党という構図は、今でも続いています。地元の都道府県議会をのぞいてみてください。自民党と民主党は、昔から与党です。

その他の回答 (2)

回答No.2

「資本主義の崩壊までの理屈はいいのですが、」ということは、封建制の崩壊から資本主義の成立、発展、崩壊のマルクスの理論はご理解なさっているということですね? であれば、何故「社会主義的生産様式(共産主義でもいいですが、厳密にはちがいます)」になるか、その必然性がわからないという疑問がわからない^^。 簡単に言えば、資本主義社会における矛盾の源泉は、生産手段から自由になった(生産手段をもたない)労働者の労働力を商品として運用されることによって生み出される剰余価値によります。 よって、中間ははぶきますが、その自己増殖する資本の運動の結果、資本主義は自己崩壊するわけで、その問題点の基本である生産手段が資本家の手から労働者(具体敵には市民の集合体としての国家)へと移行される。 簡単に言ってしまえば、私的所有の否定となる。ということです。

  • tadagenji
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回答No.1

あなたの思考に混乱があるようです。 資本主義の対しては社会主義で、共産主義は民主主義と対応します。 共産主義は、中国を観察すればお分かりでしょう。 マルクス以前に、ケインズが「社会主義は嫌いだが、歴史の赴くところ、いずれ世界は社会主義になるだろう」と言っています。  産業革命の後、近代工業社会に進んだ民衆は、物財の多いほど幸せになるとの思想から資本主義が生まれ、その矛盾(資本家だけが巨富を得る)から社会主義(富の分配)が生まれました。  その社会主義が先につぶれたのは、規格大量生産が行き詰って多種多様の商品が好まれるようになり、いくら頭脳のよい官僚でも計画生産が不可能となった。  不可能なことを強要するとその組織や集団は頽廃し、仲間内の利益のみに走ることにより瓦解したからソ連や東欧諸国(東側陣営)がつぶれました。  中国は、じわじわと開放政策で資本主義を取り入れ外国からの投資を受け入れて近代工業社会になってきています。 資本主義が崩壊したのではなく、近代工業社会の規格大量生産が崩壊したのです。   これからは、民衆の幸せを物財ではなくなにで表すかの社会になるでしょう 

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