孫子の言っている有能な将軍の「有能」というとおろが引っ掛かります。
それと同時に「干渉しない」の「干渉」も引っ掛かります。
そもそも、組織が存在すれば、大なり小なり縦の関係が発生します。そしてそこには、必然的に「権限と責任」が発生します。
恐らく、孫子のいうところの「有能」とは、その権限と責任をわきまえた上で、自らの最高の力を発揮出来る人のことかと感じます。
さて、その将軍(一般的には執行部隊)を使う主君(経営者)には、様々なタイプが存在します。
自ら先頭に立って実行するタイプやら自らは采配を振るうだけのタイプ、はたまた、その采配すらも任せるタイプ。しかし、そのどれもに共通するのは、どんな時も自分の中に絵図面を持っていることだと思います。
恐らく「干渉しない」とは、その絵図面の中で許容される範囲内は、権限を委譲し、許容範囲を超越した場合は、適切な判断ができることが経営者に求められることだと思います。
また、「干渉しない」とは、放任するのではなく、あくまでも自分の手のひらの中で、120%の力を発揮するように部下をコントロールすることで、部下の成長を促すことと思います。
経営者のみならず、概ね企業の中で部下を持つものに求められることは、業績、育成、将来対策の3点と言われています。
従って、これらをバランスよく設計し、権限を委譲し、アカウンタビリティを求める姿勢が組織の力を最大限に発揮せしめることだと思います。
お礼
返事が遅れてしまいすいませんでした。 >あくまでも自分の手のひらの中で、120%の力 を発揮するように部下をコントロールする 組織が大きくなるにつれて、手のひらの中でコント ロールするのは難しくなると思いますが、会社として の将来像を誰よりもハッキリと認識しなければいけない 立場だなと再認識しました。 例え、今は私が使われる側の人間だとしても、それらの バランス感覚のセンスを磨いて行けたらなと思って います。 ありがとうございました。