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財政政策の実質GDPへの影響について
現在、経済のクラスをとっています。 日本の財政政策の実質GDPへの影響について調べています。 ネットで調べたところ、近年の歳出は減少しているようですがなぜ GDPは増加しているんでしょうか。 教科書には歳出の減少により実質GDPが減少すると書いてあり、理解できません。 これは歳入の影響によって増加しているんでしょうか。 教えていただけけないでしょうか、よろしくおねがいします。
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GDP には、三つの見方があります。生産からと消費からと分配からです。どの面からみても結局一致するので、三面等価と呼ばれています。 この内、消費からみてみると、消費する主体は ・家計(C) ・企業(I) ・政府(G) ・海外(NX) の四つに分類されます。GDP(Y)との関係を式で表すと Y=C+I+G+NX となります。したがって、他の部門が同じであれば、政府が消費を増やせばGDPが増加することになります。同様に、政府が消費を減らせばGDPは減ることになります。 > 近年の歳出は減少しているようですがなぜGDPは増加しているんでしょうか。 政府消費が減少する以上に他の部門が増加しているから、というのが答えになります。例えば企業の設備投資や、やや弱いですが家計消費が増加しています。特に家計部門はGDPの6割ほどを占めますので、少しの増加率で大きな増加額をもたらします。 因みに企業の設備投資も、中小企業よりは大企業中心・輸出産業中心で拡大しているようです。