高分子の平均分子量について
基本中の基本の話だと思うのですが、質問させていただきたいです。問題を例に出しますので、どなたか答えていただけたら幸いです。
【問】
①スチレンと1.3-ブタジエンを共重合させるとスチレン-ブタジエンゴム(SBR)が得られる。1gのSBRに...
②スチレンとジビニルベンゼンをモル比4:1で重合し、それをスルホン化して1gの陽イオン交換樹脂を作った。....
このような高分子の問題をよく見ますが、高分子というのは本来、重合度のさまざまな分子の高分子(ポリマー)なのでしょうか。
①「1gのSBR」や②「1gの陽イオン交換樹脂」というのは、
実際は、
①「いろんな分子量(M₁,M₂,M₃.....)のポリマーのSBRが1g
⇔M₁=n₁(mol),M₂=n₂(mol),M₃=n₃(mol).....が集まってn₁+n₂+n₃+・・・・(mol)で1g」
② 「いろんな分子量(M₁,M₂,M₃.....)のポリマーの陽イオン交換樹脂が1g
⇔M₁=n₁(mol),M₂=n₂(mol),M₃=n₃(mol).....が集まって全mol=n₁+n₂+n₃+・・・・(mol)で1g」
ということでしょうか。
「いろんな分子量(M₁,M₂,M₃.....)」というように1つ決まった分子量ではないということなのでしょうか。
そのさまざまな分子(ポリマー)をまず平均化して、平均化したポリマーからモノマー単位で考えているのでしょうか。
画像について
文章中の『さまざまな単位が混合状態であるため...」とは、ポリマーの元になる低分子の組み合わせ方の話でしょうか。(モノマーは繰り返し単位なので、モノマーという言葉は避けました。)
つまり、「スチレン:ジビニルベンゼンの比がさまざま」な単位が混合状態のポリマーということでしょうか。
このモノマー単位での考え方が難しいのですが、図の四角で囲ったところを抜くと確かにスチレンになりますが、それがなぜこうなるのでしょうか...
用語がおかしいところがあれば、訂正していただけると嬉しいです。
お礼
ありがとうございます。 非常に助かりました。 難しいですよね、粘度って。拡散係数までだせばなんとか議論に持っていけることがわかりました。 本当にありがとうございます。