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GPC測定の校正曲線
GPC測定で分子量が既知のポリマー標準物質を用いて校正曲線を作成し、サンプルの分子量を測定しようと思います。 ポリマー標準物質にはLS(光)とGPCでそれぞれ分子量が添付されています。LSは絶対分子量、GPCはGPC測定条件によって分子の凝集状態がが変化したものが加味されているのかなと思うのですが、どちらの値を採用して校正曲線をくるのがよいのでしょうか?
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1) サンプルの未知の分子量を測定したいならどちらかいえばLS(light scattering) 方法にすべきです 2)ただしあなたの場合GPC方法ですが、校正曲線は無論LS法でえられたデータを使用すべき。 3)GPC法は分子量分布などにはいいですが、サンプル(未知の)と標準物質(既知の)が同じポリマーで、同じ分子量領域のものであれば、GPC法は問題なく使用できますが、 4)未知のサンプルと既知の標準物質が非常に異なったポリマーの場合は、分子量測定には注意が必要で、溶媒を2-3変化させるとか、分子量、粘度の式が解っていれば、粘度測定などのデータも必要になるでしょう。 5)いずれにしろ分子量をもちいて更に議論をすすめていくには、LS測定値を使用して校正曲線を使用。 6)Google > Molecular weight, 分子量 等をみるとLS法、GPC法の短所、長所など理解できます。 7)どちらかいえばポリマーはfractioned samples ( 6-8 ) を使用すると分子量、粘度からさらに高分子溶液理論へと展開できます。
お礼
厳密には標準物質とサンプルの構造が異なります。GPC測定では物質ごとで測定溶媒中での立体的な構造が変化しますし、あくまでも概算値の分子量が得られるとは思いますが、簡易的な測定法として用いたいと考えてます。標準物質の分子量はLS法値を用いた方がよいということですね。