- ベストアンサー
レプトンスープ問題
《問題》 電子とニュートリノとが等量高密度に入って飛び回っている入れ物があったとしましょう、中で「Wボソンが交換されて電子とニュートリノとが入れ替わる」という反応は起こるでしょうか? (1)もちろん起こる、ワインバーグの論文《レプトンの理論》とはそのことである。 (2)起こるはずだが観測されてない。 (3)起こらない、原子核の壁のようにレプトンの運動量を吸収する手立てが必要だから《クォーク=レプトン過程》以外は存在できない。 一体、どれが答えでしょう?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「ノーベル賞受賞者以上」という大変な権威がいらっしゃるようですから、是非この質問にも御回答いただきたいものです。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5208539.html 以下は少しも権威がない私の回答です。 この過程はいわゆる「中性カレント」、「荷電カレント」を介する弱い相互作用としてゲージ理論の初期の検証をなすものです。これらの実験からワインバーグ角の値が sin^2θw = 0.22 と決められました。 Cheng, Li"Gauge Theory of elementary particle physics"(Oxford) p.367 Barber et al.,Phys. Rev. Lett. 46(1981)1663 弱い相互作用のフェルミ理論では起こるはずのない中性カレントの過程が観察されたことからゲージ理論の信用が高まりました。 まさか、これを知らない人が物理の回答をしているはずはないと思いますが。
その他の回答 (1)
本当に正確な答えはその三つだけで良いのでしょうか?
お礼
さっそくのご回答、ありがとうございます・・。もちろん、(4)そのどれでもない を付け加えまして、できたら「真相はこうだ!」式の回答をいただきたく存じます!
補足
基本的にはこの三種類だと存じますが、
お礼
どうもありがとうございました! (1)もちろん起こる、という回答であるように存じましたよ。あるいは(4)ニュートリノが電子に衝突して原子核にあたってからの反応、いや、それでは電子速度が出るかな、しかし「核外電子をニュートリノがかずめる間に弱い相互作用が働く暇(いとま)すなわち時間が足らない」というのも正論だという気がして“迷える子羊”となっておる次第でございます・・。
補足
私は「スーパーカミオカンデにおけるニュートリノ事象がこれだ」と思っていたのでしたが、たとえば電子陽電子対創生反応にしてもガンマ線の運動量を吸収するために原子核が必要だと聞かされ、おまけにスーパーカミオカンデにおいても《クォーク=レプトン反応》だと知らされたのでちょっと困っている次第なんですよ・・、ええ!