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終生免疫について教えて下さい
さはしかなどの病気は終生免疫のおかげで一度かかったら二度は かからないと聞きました。終生免疫がつく病気とつかない病気が あるようですが、風邪、マイコプラズマ、食中毒(たとえば黄色ブドウ球菌に限っても)に何度もかかるのは、終生免疫ができないためと考えて 良いのでしょうか?
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例えば、肺炎球菌などは80種類以上の抗原の型があるので、一回感染して終生免疫ができたとしてもそれ以外の型に罹患するのは避けられないので残りの型の肺炎球菌に対して感染する、すなわち80回以上は罹患する可能性があります。このように細菌は同じ菌でも抗原性が異なるのがたくさんあるので一つの型に罹患して終生免疫ができたとしても他の型に感染するのは避けられません。 ウイルスの中でも単純なウイルスは何種類も型はないので、一回罹患すると終生免疫が有効ですが、インフルエンザやHIVのようにころころ抗原性を変えたり、ポリオやデング熱ウイルスのように数種類の型を持っているのもあり、そういうのは終生免疫が例えできても数回罹患する可能性があります。 また、食中毒におけるブドウ球菌はブドウ球菌の感染ではなく毒素に対して発症するので、例えブドウ球菌の全ての型に抗体があったとしても食中毒は起こします。
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