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戦争は起こらない??

昨日友人と、平和問題について議論していました。 私は、ゆくゆくはもちろん世界的に武装は放棄すべきだと考えておりますが、当面日本は、アジア圏だけでも防衛費が増え続けており、いつ攻められても対処できるように自衛隊は必要であり、戦争できる準備をしておくことは当然のことと考えております。 また、ソマリア沖の海賊から日本の艦船を守るためにも、自衛隊を派兵すべきであると考えております。 おそらくこの考え方はスタンダードな保守の考えとほぼ同様ですので、詳細は割愛致します。 友人の反論として、そもそも戦争自体は絶対してはいけないもので、自衛隊は警察組織の下置き、行政権の及ぶ範囲内のみで活動する。また、これだけ国際的に経済交流が進む中で、侵略戦争をした国は世界から制裁を受けることになるため、いったいどこの国がそんなリスクを冒してまで日本に攻めてくるんだ? ソマリア沖の海賊の対処としては、いくら遠回りになっても航路を変え、たとえば太平洋を横断すれば、遠回りになる分国民はリスクを負うが人は死なない。また国民への負担は、海外派兵する分のコストを回し、補助金として交付すればいいのでは? とのことでした。 以上のことは、確かにもっともなことであると思います。しかし私としては、数パーセントでも敵とみなすことのできる国がある以上、防衛は最重要課題の一つであると思うのですが。 ちなみに私は、そのときは思いつかなかったのですが、国連の安全保障理事会で、中国・ロシアが拒否権を握っている以上、やはり国際的に一致して攻撃国に制裁が下ることはなかなか難しいのではないだろうか?と考えましたが、反論としては弱いと思います。 皆さんなら、友人の考えにはどのように反論しますか?知恵をお貸しください。

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  • makocyan
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回答No.9

私ならこう話してみます。思いつくままで申し訳ないですが。 >これだけ国際的に経済交流が進む中で、侵略戦争をした国は世界から制裁を受けることになる  →第二次大戦後のアメリカや中国はそこらじゅうに侵略戦争を吹っかけてますが、有効な制裁を受けたわけではないですよね。ウイグルやチベット弾圧にも各国は及び腰です。逆に言えば経済交流が進んでいるからこそ、商売相手には簡単に制裁を加えにくくなっているという面もあると思いませんか。  また別の話になりますが、国連には今でも敵国条項が残っています。仮に今中国が日本に侵攻しても、国連条項上はどこの国も文句はつけられません。そのようなことがない、という確証はありますか。 >ソマリア沖の海賊の対処としては、いくら遠回りになっても航路を変え、たとえば太平洋を横断すれば、遠回りになる分国民はリスクを負うが人は死なない。  →試算してみないとなんとも言えませんが、日本は石油のほとんどを輸入に頼ってますよね。たとえばガソリン価格が数倍になってもいいですか?経済は円滑にまわりますか? >海外派兵の話はどう思われますでしょうか?  →個人的には他人の戦争に首を突っ込むのは極力避けたいですが、日本国憲法の前文に「自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて」とありますので、国際協調で紛争の制圧に当たるべし、なんて要請が国連なんかから来た場合、どうしますか?いつまでも金で済ませていて許されるのですか?そもそもいつまでも日本に金があると思うのですか?  でも、適当なところで収めておいたほうがいいと思います。失礼ながらご友人のような考え方をされる方は、論理的な反論を受け入れないことが多いようです。  余談ですが、海保の保有する船舶でソマリア沖の海賊退治に使えるのは現時点ではしきしま級一隻だけです。外洋で常時行動させるためには最低限同型艦3~4隻は必要ですから、今の段階では自衛隊の艦船しか適任ではないと思いますよ。

bouyatetu
質問者

お礼

ありがとうございました。 大変参考になるご回答でした。こう考えるとうまく反論できるかもしれません。 おっしゃる通り理論武装は完璧なんですよね。だからこそ、皆さんのお力を拝借したく思いました。 ありがとうございました。

その他の回答 (15)

  • nao9209
  • ベストアンサー率0% (0/1)
回答No.5

例えば200年前の人が、大量破壊兵器の誕生や、核兵器による武力の均衡を予想できたでしょうか? 将来、核を上回る兵器が誕生する可能性はゼロではないと思います。やはり、常に最悪の状態に対象できるように準備をしておく事が、本当の【安全保障】だと思いますよ。 前の回答者様も仰られていますが、【今は良くても】……。

bouyatetu
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 やはりその点は議論したときに突っ込んでおくべきでしたね。 しかしその最強の兵器ができたとして、どの国が世界からの制裁を受けるリスクを背負ってまで日本に対して使うのか?といわれると、答えにつまってしまうんですよ。 でも、安全保障は最悪の事態に備えるべきですよね。 ありがとうございます。

  • oshinabe
  • ベストアンサー率36% (138/378)
回答No.4

「今」の国際情勢なら可能性は無いかもしれないが、「今」というのは一体いつまで続くんでしょうか? 60年前ほど前に戦争したアメリカと今は仲良しですが、60年後もアメリカと仲良しという保障は? まぁ、現在の情勢が永遠に続くことに矛盾があるのでそこらへんをついて行けばいいかと思います。 海賊対策については、金では買えない時間というものをどうするのか、世界中が軍を出して対応してるのに、日本はそ知らぬ顔して遠回り、人も何も出さないで、日本がどこかに攻められたら誰か助けてくれるなんて都合のいい話が実現するという考えは甘えに等しいんじゃないでしょうか。

bouyatetu
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 やはりこの2点に話は収束しますかね。 1点目の、現在の状況がいつ変わるかわからないというのはまだ言っていないのですが、おそらくこの状況が変わることは相当考え難いですよね・・・。 2点目の世界がやっているから日本もっていうのは、批判には弱いかと思われます。日本は日本の独自の立場を貫くべきであると取れますので。 大変参考になりました。ありがとうございます。

  • kinuaki
  • ベストアンサー率16% (129/769)
回答No.3

本格的な戦争は、思いつき、偶発で起こるものではなく、大半、仕組まれて起こるものです。アメリカについては軍需産業のためにCIAが仕組んで戦争を起してきています。 日本には軍需産業がないので、そういうたくらみを持つやからはいないので安心です。 次に紛争レベルの戦争は地続きの国家間でよく発生します。 そのため、国境線に軍隊をおかざるを得ない国がたくさんあると思います。 日本の場合、海に囲まれていますから、紛争レベルの戦争は発生する確率は少ないです。したがって貴方の友達が言われるように余り、軍隊を増強するのはナンセンスかもしれません。 こういう環境の日本だったら、核を持って軍隊は最小限にすることが効率がいいかと思います。 日本は原子力発電でプルトニュームを量産していますから、核開発がすぐできる環境にあると思います。 しかしながら、被爆国であり、国民感情から考えると私の意見は非難されると思います。 でも、現実、北朝鮮の脅威があります。 そこで、こういうのはいかがでしょうか? 北朝鮮から核攻撃を受けそうな情勢になったら核ミサイルで対抗できるシステムを作っておく案です。 宇宙開発センタと原子力発電関係機関が連携して、小型の衛星ロケットを利用して中に核爆弾をセットして発射できるようにシュミレーションして事前準備しておくのです。 そして各パーツ毎に分散保管しておけば、核ミサイルをいつでも作って攻撃できる国ではあるが、通常は、核ミサイルは持っていませんという存在だったら問題ないように思います。 私も専門家ではないので、原子力発電の廃棄物プルトニュームを核爆弾にするところは分かりませんが、そこのところが短期間でできれば衛星ロケットの先っぽに取り付けて打ち上げればいいかと思います。 そういう潜在能力を持っている日本だということを北朝鮮が分かっているだけで態度も変わると思います。 以上、友達には地続きの国境線がないから、貴方の言うことも理解できるが北朝鮮対策が必要じゃないか。例えばということで私の案でも話してください。

bouyatetu
質問者

お礼

ありがとうございます。 大変参考になりました。やはり日本にとっては友人の考えであるべきことが正しいのかもしれません。回答者様の意見も伝えておきます。彼の意見も深まるかと思います。 では海外派兵の話はどう思われますでしょうか? 友人との意見の相違は主に海外派兵についてなんです。 この点の批判を教えていただけたら幸いです。

  • nda23
  • ベストアンサー率54% (777/1415)
回答No.2

友人の方が、自分の思想信条に基づいて、無抵抗で殺されても厭わない というのであれば、それはそれで、余人が口出しする問題ではない と思います。しかし、国家・政府としては国民に安全を保証する義務が あるので、武装を放棄し、いざと言う時は国民に「死んでくれ」という 訳にはいかないでしょう。 北朝鮮がミサイルを発射しましたが、我が国領空に達した時点で撃墜 すべきで、本土に着弾してから「遺憾の意」を表明したって遅いの です。「飛び越えたからイイや」というのではあまりに能天気です。 確実に安全を守るなら、発射前に基地を破壊することも選択肢の一つ で、アメリカあたりなら間違いなくそうするでしょう。 ご友人の方も、親戚や親しい友達がミサイルの犠牲になったら、どう お考えでしょうか。「ならなかったからイイじゃないか」ですか? 因みに、日本を侵略する国は当面ないとは思います。四方が海なので 防衛上は大変に有利です。しかし、地続きのチベット、ウイグルは 今も現実に侵略されています。 「百年兵を養うは一日の為」軍事力が必要になったとき、まともに 戦争できるようにするまで、何十年もかかるのです。使わない方が 良いに決まっていますが、武器の手入れは怠れません。

bouyatetu
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 私見も同様に考えており、友人もその点に関しては同じなんです。 今の自衛隊組織を警察組織の下部に配置換えして、行政権の及ぶ範囲、つまり領空領海領土内では自由に使えるんです。 例えば領海であれば、海上保安庁の管轄で、自衛隊の管轄ではないと言っております。 普通の非武装中立論とは違うので、その点に関して教えてください。 よろしくお願い致します。

  • lions-123
  • ベストアンサー率41% (4360/10497)
回答No.1

>戦争は起こらない?? ↓ <前提> 我が国は四囲を美しい海に守られ、四季折々風光明媚な風土の国である。 狭い国土、資源も乏しい、その中にあって、国民の勤勉さと弛まぬ努力で、人類の健康と快適にアミューズメントに資する新製品・新技術を開発創出して来た。 我が国の発展と繁栄は、世界の平和と繁栄、自由で安全な交易と開かれた市場こそが、存立・国際貢献の基盤・与件である。 その平和を維持、増進するのに・・・ 戦争は起してはいけない→戦争を起すものはいない→戦争は起こらない と、願望が期待に・・・そして信仰&幻想?思い込みになっている人も多い。 自分が、日本が、の常識が→相手も、世界も、同じ考え、価値観と信じ込むと言うのは、根拠と備えの無い丸腰・丸裸・無防備の姿である。 そういう時代や環境を懐かしみ憧れるのは個人の自由であり、価値観だと思うが→その個人の連帯・共有して暮らす国が同じでは困る。 ユートピアは願うが厳しい維持増進の努力、活動も必要不可欠なのであろう。 その努力、備え、覚悟の無い国家・政府・国民は→超楽観的な平和ボケ・極楽トンボと嘗められ、揶揄され、虎視眈々と領土・資源・技術を狙って覗う脅威が、現に存在しているのでは・・・。 実際には、「最終的には戦争以外での解決、決着は無い」と信じ込み、準備や対抗策に主眼を置いた国防・兵力バランスを懸命に図っているのが実態である。 (我が国の小笠原・沖縄以外に、戦争で奪われた領土を、平和的に奪還出来た事例は無い) その厳しい現実は、世界の民族や国家に於いて、政府の政策や国際性により、他国の侵略や恫喝に屈さぬ政治・経済・軍事のトータルパワーが国民の生命・財産・安寧を守り資する。 そのパワーや国民意識の綻びや、内部の油断や混乱があると、それを利用・便乗し、圧倒的な巨大な軍事力・暴力・脅威の前に国民・民衆が多大な危険と犠牲を強いられている→チベット・ウイグルの悲哀、湾岸戦争でのクウエート、フォークランド紛争・カシミール問題・コソボ・チェチェンetc。 現実に、我が国の周辺には領土・領海・領空を侵犯し、主権や国民を脅かす国があり事件・事態(拉致・拿捕・密漁・密入国他)が、しばしば発生もしている。 その問題解決や防止策に、第一義は平和的な話し合い、相互理解を求めての外交努力であり、国際機関(国連・国際司法裁判所)の協調が要諦と言うのは論を待たない。 しかし、その場合でも、問題の抑止、不当不法な行動に対して、国民の合意形成のもと→国益・国威・国運を我が国の文化歴史価値観・アイデンティティを守り矜持を持たぬなら、まさに平和も主権も安寧も砂上の楼閣と化す。 私は、戦争反対!徴兵制断固反対!国連中心主義は当然だと思っています。 でも、こちらの価値観、考えが、全ての国にテロ集団に承認されている訳ではない。 軍事&暴力で、平和を希求し望む日本・日本人を、弱点を攻めるのがマナー違反だ、エチケットに反するといくら叫んでみても、現実に主権が国民の生命・安全・尊厳が蹂躙・冒涜される事態も起こり得る。 危機管理・安全保障・日米安保とは、それらのリスク・危険要素へのミニマム化であり、備えである。 「平和は何時もそこに無償で有りきと錯覚・幻想」「スパイ天国「不法無法外国人が暗躍」「脅せば、強硬に出れば譲歩する」「構内がバラバラで内に必ず協力者が存在」している。 国を国民を平和を守る気概も薄く、関心も低い、国家観・国防意識の無い稀有な国、猫や羊の如く見えているのでは・・・。 結論(私見) 国同士の大規模な戦争は無いだろうが・・・ 局地的な紛争、侵攻、テロ攻撃の危険性、政治弾圧による難民問題は常にあると思います。 それを未然に食い止める為に、一方で外交・国際貢献・ODAがあり、他方に日米安保・自衛隊・有事法制があり、この両面で国民の理解と協力がサポートしないと、その国の主権はは危うい。

bouyatetu
質問者

お礼

回答大変感謝いたします。 私見もほぼ同様なのですが、友人の考えは一般的な左翼系、リベラルな考えとは異なり、平和であることが当然とは考えていないんです。だから逆に難しいのですが・・・。 友人は別に国防のための装備がいらないとは言っていないんです。自衛隊の管轄を行政権の及ぶ範囲にとどめるべきだと言っているんです。 テロや海賊対策には、テロが起こらない環境を作る。つまり、現在のイスラム国家の民主化には手を貸さず、ソマリア沖は通らないようにする。とのことなのですが。 私は自衛隊は集団的自衛権を持つべきだし、遠回りさせるよりも現在の航路で、護衛した方がいいと思っています。 この点に関して、どのような反論が考えられるか教えてください。

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