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税関職員と通関士
貿易実務C級→通関士の資格をとりたいと考えています、 将来は通関士(貿易会社から転職)になるか、税関職員(国家試験受ける)になるか悩んでいます、 それにより、方向性がかわるからです。 私の条件としては(1)空港で働く (2)外人と接する機会がある(英語) (3)麻薬や危険物などの取り締まりも含む勉強がしたい! (4)30代には海外の税関で働きたい! どちらが向いているでしょう。
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国家公務員経験者です。 結論から言えば「今の姿勢ではどちらも向かないです、もう一度よく考え直してみては…」と言いたいです。 まず、税関職員について。 税務職員はご存じだと思いますが、国家公務員です。特に2種・3種の希望者が採用されます。 まず、国家公務員の年齢制限に引っかかっていないか…受験年の4月1日現在で2種は28歳まで、3種は20歳までしか受験できませんから、それを超えていれば受験は難しいでしょう(他に中途採用試験があるが、税関での採用実績は今まで無し)仮に国家公務員試験に合格しても、税関に採用されるとも限りません。2種なら就職活動して入れる可能性もありますが、3種試験なら官庁からの電話スカウトだけなので、呼ばれなかったら終わりです。 それと勤務態勢ですが、空港で働けるのは国際線が走る空港で人数も限られています。税関は大半が海(港湾)の勤務です。 次に外国人と接する機会ですが、これも果たして多いと言えるか…基本は輸出入に関する手続ですので、貿易会社との事務や荷物の実査が中心ですし。 麻薬や危険物については本来はそれぞれの官庁が取り締まる仕事(麻薬は警察や麻薬取締官事務所(いわゆる麻薬Gメン)だし、危険物は消防署が取り締まる)で、あくまで税関は国際間での出入りを監視して禁輸品の水際での出入りを防止することです。税関職員に捜査権はありませんので、結局は警察等へ引き渡すことになります。 海岸の税関で働くにしても、海外も税関は公務員ですから、受験資格そのものが下りるかどうか。最低でも永住権が下りないと…場合によっては国籍を取得しないとダメでしょう。 また、税関という性質上、夜勤・交代勤務・土日出勤は十分あり得る話で、土日祝日休みのような平和な仕事ではないことは確かです。 それでは民間ではどうか。 時々海外事業関係の手伝いをすることがありますが、貿易検定C級では貿易実務は本当に末端業務しか務まりません。それだけ業務が複雑です。また通関士も、会社に勤めて責任者級の仕事が出来るようになって、試験合格した上で、通関士として貿易会社から指定されるので、試験合格だけでは不足です。 また、昨今の不況です、貿易事務自体が専門性が高く、少数精鋭の事務です。未経験から果たして転職できるか…今の雇用情勢ではアルバイトも見つかればいい方です。 以上の点を踏まえて、もう一度よく考えてみてください。
お礼
年齢は約20歳なので(笑)・・ 勤務体制・・可能性はあるのですね!!実力次第では空港で働ける!? (それまでは港でもいいです) >麻薬や危険物については本来はそれぞれの官庁が取り締まる仕事 ぜんぜん 大丈夫です。 入り口の荷物検査とか貿易でOK! >出勤体性 自分が好きなことで、また 実力をつける下積み時代は仕方ないですね!! 永住権もぜひとりたいです!! 民間・・ >未経験から果たして転職できるか…今の雇用情勢ではアルバイトも見つかればいい方です。 それは、同感です。 アルバイトでもいいのですが、収入面や、また転職時に有利かどうかですね・・ とても詳しいお返事、ありがとうございました。 考えます。