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生物 進化 分類分野

ヒグマを対象とした遺伝子分析により行動範囲の性差を調べたい。そのための指標とする遺伝子について最も適切な文をえらべ。 答え→オスのみに遺伝するY染色体上の遺伝子とメスから伝えられたミトコンドリア遺伝子を指標とする。 さっぱりわかりません。わかる方がいらっしゃいましたら解説をよろしくお願いいたします。

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  • CTAB
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回答No.2

解答があるわけですから問題の丸投げというより、解説求めなわけで、それくらいはいいんじゃないでしょうか? 選択問題の答えが理解できないということでしょう、これって? まあいまさら解説しても役に立つかはわかりませんが、一応お答えします。 哺乳類のオスは大きな遺伝子の塊であるXとYという物を持ちます。X染色体とY染色体。しかし、メスはX染色体しか持ちません。(X染色体が1対) つまり両親から受け継がれる遺伝子は、父親のXとY、母親のXとXを混ぜた物を受け継ぎます。Yを受け継げばオスが生まれ、Yが受け継がれなければメスが生まれます。つまりYは代々のオスにしか現れない遺伝子なわけです。 さらにY染色体は多くの遺伝子を含みます。その遺伝子は同じ種類ですが、中身は固体毎に微妙に異なります。そして遺伝した遺伝子は同一なので、同じ父親から派生した子孫なのか、違う父親から生まれた子孫なのかを区別できます。 つまり各地のヒグマのY染色体を調べれば、同じ種類のオスのヒグマを分類する事が出来るということです。 A山にはパターンAのY染色体が、B山とC山にはパターンBのY染色体を持つヒグマが見つかれば、A山と他の山には交流がなく、B山とC山ではヒグマが行き来している、と推測できるわけです。 同じようにメスの場合ですが、X染色体はオスも持っているので、オスの場合とは違うアプローチが必要です。 そこでミトコンドリアを使います。ミトコンドリアは細胞に入っている小さい器官の一つで、遺伝子の塊みたいなものだと思ってください。これはオスもメスももっていますが、ミトコンドリアというのはメスから子孫へ遺伝します。つまり母親のミトコンドリア遺伝子が子供(オスであろうとメスであろうとも)に遺伝するわけです。つまりメスを見つけて、そのメスのミトコンドリアを調べれば、そのメスを分類できます。 あとはオスの場合と同様です。

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質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 とてもわかりやすかったです。 とても助かりました。 メスから伝えられたミトコンドリア遺伝子がどうして指標になるのかが疑問でしたが、おかげさまでやっとわかりました。 ありがとうございました。

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