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”哺乳類のメスでは、X染色体上に存在している遺伝子からの発現量が、オス

”哺乳類のメスでは、X染色体上に存在している遺伝子からの発現量が、オスと同程度になるようになるように、2本のX染色体のうちの1本からの発現が、Xist RNAという因子の働きによって抑制されている”ということですが、それならば、メスらしさというのは、どうやって生まれているのでしょうか?Y染色体から発現する因子が無いと、メスになるようなバランスになるということなのでしょうか?またさらに、Y染色体が関わる機構とは別に、メスでは何かポジティブにメスらしさを生み出すような仕組みも存在するのでしょうか?XistによってX染色体の遺伝子発現量の制御がなされていることを知って、疑問に思いました。どなたか教えていただけると助かります。どうぞ宜しく御願い致します。

みんなの回答

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.2

ほとんどの哺乳類において, 「いろいろあって Y 染色体上にある SRY が発現する」とオスになります (厳密には SRY は「生殖腺を精巣に分化させる」だけで, そのあとは SRY はあまり関与しない). SRY が存在しない, あるいは存在しても発現しなければ (生殖腺が卵巣に分化し, その結果) メスになります. 世界には「Y 染色体を喪失した哺乳類」も存在するので....

i_m_free
質問者

お礼

御返事いただき、大変ありがとうございます。 とても参考になりました。 しかし、もう少し質問させていただきたいのですが、SRYのみが性決定を支配しているのでしょうか? 「SRYの働きによって生殖腺が精巣に分化すれば、その後、ホルモンの影響などによって、オス化が進んでいく」という感じに理解しておけば良いのでしょうか? また女性の中でも、たとえば胸の豊満さなど、メス化の度合い(と言っても良いのでしょうか、つまりはエストロゲンやプロゲステロンの量でしょうか)が違っていたりすると思います。このようなメス間の差異を生み出すのが、SRYの作用による、生殖腺の精巣分化だけでは説明できないような気がするのですが、どうなのでしょうか。「メス間の差異(メス化にポジティブに働くファクターの影響)は、SRYの作用が無い場合に、初めて表に現れてくるほど小さい」というように考えておけば良いのでしょうか? ちなみに、「Y 染色体を喪失した哺乳類」というのは、どのようなものがいるのでしょうか? たくさんの質問を羅列してしまい、申し訳ありません。 また御時間のある時に、教えていただけると幸いです。 宜しく御願い致します。

  • indoken2
  • ベストアンサー率47% (178/372)
回答No.1

雄は雌のなりそこない と言われることがあります。 X染色体だけだと雌になりますが、 Y染色体があると途中でスイッチが切り替わって、 雌にならず、雄になってしまいます。

i_m_free
質問者

お礼

御返事いただき、大変ありがとうございます。 やっぱりそうなのですね。 ’メスが基本で、特定の遺伝子セットが働くとオスになる’という理解で良いのですね。参考になりました。 どうもありがとうございました。