この作品(SF)のタイトル・著者名を教えてください!
数年前に読んだSFの著者名とタイトルが思い出せず、夜も眠れません。
どなたか教えてください。
読んだもの:単行本(文庫本)収録の中の短編(中篇)。多分ハヤカワ。文章のこなれ具合などからおそらくは日本人作家のものだと思います(自信なし)。
作品の時期:90年代以降の作品だと思ってました。
主なあらすじ :
ブラックホール周りで、新進技術の特許化をめぐり情報・物的証拠収集のため単独で虚空をさまよう調査員たち。偶然に知り合った最寄の男女が超遠距離恋愛関係に。孤独な宇宙に退屈しきってお互いの宇宙船内にホログラフを投影し、つかの間の逢瀬を楽しむ二人。
そうは言っても二人の間には何光年もの距離があり、物語はどうしようもない距離感を埋められない二人の諍いのシーンから始まる。会話にタイムラグがある、ホログラフがこちら側の実存するものと重なってしまう、そうした些細なすれ違いから大喧嘩する二人。ついには唯一の通信手段であるホログラフフォン(この辺の名称も曖昧)の接続も切ってしまう。
そこで男性側(あ、この物語は最初から男性の一人称“オレ”で語られていました)に未曾有の危機が。船が故障してしまい、どうやら残存酸素量からみても生きていられるのはあと数日・・・
ここに至ってこれまでの自らの愚行を猛省し、彼女に助けを求める主人公(男性)。なんと言っても広大な宇宙で隣人は彼女だけ、それすら数光年先の隣人だ。しかし過去大喧嘩した際には1,2ヶ月連絡を取らなかったことも。果たして彼女に彼のSOSは届いているのか?沈黙を続けるレシーバー。激昂、憔悴、後悔、絶望、許容、そして諦観、、、、、様々な思いが彼の胸のうちに去来する中、、、、数日間の沈黙を破り、レシーバーが人の声を伝えてきた!
ここまで書いてもまだ著者名すらでてこないのが悔しいです。
誰かお助けをー!!
お礼
すばやい回答ありがとうございます。 「天の向こう側」は確かに以前持っていました。 古本屋でもあたって見ます