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伝送路状態の変化が激しい理由
移動通信において伝送路状態の変化が激しい理由とはなんなんでしょうか?
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どのくらいのレベルでお答えすればいいか悩みますが、大学生を想定して。 ほとんどの無線通信ではアンテナの周辺に反射物のない比較的クリアな状態を想定しますが、移動体通信では送信アンテナと受信アンテナに見通しがない状態で使用します。そのため、移動体通信で受信されるのは、複数の反射波が合わさったもののいなります。 位相の異なる反射波が合わさっていて、かつそのそれぞれの強度が変化する(受信アンテナが移動しているので)なので、合成された受信電界は非常に大きく変化します。 詳しくは「レイリーフェージング」のキーワードで検索してみてください。
- semikuma
- ベストアンサー率62% (156/251)
No.1に追加です。 1本のアンテナを相手に通信しているときも、自分が移動しているときは伝送路状態は激しく変化します。 これは、電波というのは回りの建物や地形などで反射され、干渉して複雑な電界強度分布をしているからです。 波長にもよりますが、マイクロ波では数cm移動するだけで電界強度はゴロゴロ変わります。 近くを車が通れば、その反射波で、自分が移動しなくとも電界強度分布は大きく変動します。 またアンテナは少なからず指向性があるので、向きが変わることによっても電界強度が変わります。 今はデジタル技術が進展したので、携帯電話で話しながら歩いても伝送路状態の変化を実感することはあまりありませんが、私のような古い人間は、技術の進歩はすごいなぁといつも感心しています。
- MoguraSE
- ベストアンサー率64% (81/126)
こんにちは。 AirH"や携帯電話を用いた無線通信で自分が移動する場合、移動中にトンネルや建物の中など、電波を受信できない場所を通ると、通信は途絶します。 他に、電波を受信しているアンテナが切り替わる瞬間に一瞬通信が途絶することがあります。 また、切り替わった先のアンテナを他の人も利用していると、通信速度が低下することがあります。 高いところでは複数のアンテナの電波を受信してしまい、かえって通信速度が遅くなったり圏外状態になったりします。 これは一番強い電波強度のアンテナを選択するためにアンテナ選択が何度も行われ、結局どのアンテナも選ばれない時間が多くなるためです。 こういうことでよろしいでしょうか?